【GTOアニメ】嘉手納南風の愛車スカイラインGT-Rハコスカの女王

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【GTOアニメ】嘉手納南風の愛車スカイラインGT-Rハコスカの女王

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世代を問わず今でも人気のマンガ「GTO」。これまで実写版ドラマが何度もリメイクされたり、劇場版が公開されたりしてきました。主人公の学生時代の漫画「湘南純愛組!」の続編ということもあり主人公の成長や言動を楽しめる作品。また原作や実写版、アニメ版と変更点もあるので、そこを見て楽しめるのが「GTO」。今回は、登場人物の一人「嘉手納南風(かでな なお)」の愛車「日産・スカイラインGT-R」に注目です。


「マンガ原作GTO」:あらすじ

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かつて最強の不良「鬼爆」の一人として湘南に君臨した鬼塚英吉は、辻堂高校を中退後、優羅志亜(ユーラシア)大学に替え玉試験で入学した。彼は持ち前の体力と度胸、純粋な一途さと若干の不純な動機で、教師を目指した。無茶苦茶だが、目先の理屈よりも「ものの道理」を通そうとする鬼塚の行為に東京吉祥学苑理事長の桜井良子が目を付け、ある事情を隠して中等部の教員として採用する。学園内に蔓延する不正義や生徒内に淀むイジメの問題、そして何より体面や体裁に振り回され、臭いものに蓋をして見て見ぬ振りをしてしまう大人たち、それを信じられなくなって屈折してしまった子どもたち。この学園には様々な問題が山積していたのである。桜井は、鬼塚が問題に真っ向からぶつかり、豪快な力技で解決してくれることに一縷の望みを託すようになる。


「嘉手納南風(かでな なお)の愛車ハコスカGT-R」

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養護教諭。容姿端麗で常時セクシーで派手な服装をした美女。26歳。愛称は「ナオちゃん」。
初期の頃はミーハーで砕けた面が目立ったものの、だんだんと生真面目な面が強調されていく。性的にはかなりオープン。鬼塚の数少ない理解者でもあるが、彼の型破りな行動には頭を痛め、時に中立的なポジションを取る場合もある。
マンガ原作との変更点としてアニメ版は、「湘南純愛組!」の嘉手納南風(かでな なお、声:松谷彼哉)が森高 尚子(もりたか なおこ)の代わりに登場する設定。ただし、設定こそ踏襲するものの、鬼塚とは面識がないことになっている。愛車は日本の名車「日産・スカイラインGT-R(KPGC10型)」、通称:ハコスカGT-R。ボディカラーはシルバー。ワタナベ製8スポークホイール、リアスポイラー…etc。ちなみに「湘南純愛組!」では、紫のケンメリR仕様でした。


「スカイラインHT 2000 GT-R(KPGC10:ハコスカ)」:スペック

  • 年式:1971年
  • 型式:KPGC10
  • 全長:4,330mm
  • 全幅:1,655mm
  • 全高:1,370mm
  • ホイールベース:2,570mm
  • トレッド(F/R):1,370mm / 1,365mm
  • 車両重量:1,100kg
  • エンジン型式:S20
  • エンジン形式:直列6気筒 DOHC 24バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • ボア × ストローク:82.0mm × 62.8mm
  • 圧縮比:9.5
  • 最高出力:160ps / 7,000rpm
  • 最大トルク:18.0kgf-m / 5,600rpm
  • 燃料供給装置:ミクニ製ソレックス N40PHHキャブレター ×3
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンションシステム:F ストラット / R セミトレーリングアーム
  • ブレーキシステム(F/R):ディスク / ドラム

「ハコスカ・レーシングGT-R(PGC10/KPGC10)のデビュー」

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1968年の10月に開催された東京モーターショ ーで、レーシング・マシンである「R380」用のGR8型 エンジンをディチューンした2リッター直6 DOHCの「S20」ユニットを搭載した「スカイライ ンGTレーシング仕様」を参考出品として公開しました。そして、1969年2月にその市販バージョンである「スカイライン GT-R(PGC10型)」がデビューしています。

レースデビューは1969年5月に開催された「JAFグランプリTSレース」となっています。日産村山工場で製作された4台のワー クスマシンがレースに参戦しましたが、結果は、当初は2位というものでした。しかしその後トップでゴールした「トヨタ1600GT」の失格裁定(走路妨害)という裁定がくだされ繰り上げによる優勝という形にはなったものの、それ以降 のレースでは圧倒的なエンジンパワーでライバルを圧倒し、前述の通り連戦連勝を飾っていくことになりました。

さらに1970年にスカイラインに2ドア・ハード トップが追加されると、GT-Rも2ドアの KPGC10型へとアップグレードされます。4ドアに比べ70mm短いホイールベースと20kg軽くなった車体の効果でコーナリング性能が向上し格段に速さが増しています。同時にレース仕様もさらなる進化を遂げ、エンジンもチューニングがルーカス製機械式イン ジェクションを装着しドライサンプ化され、排気量:1,989cc 直列6気筒 DOHC 24バルブの「S20」ユニットは、最終的に最高出力264ps/8,400rpm、最大トルク21.0kg-m/6,800rpmを発生したといわれています。そして1972年1月の「富士300キロスピード レース・スーパーツーリングレース」で、「高橋国光」氏がスカイラインGT-Rの国内レース通算50勝を達成。 最終的には国内レースで57勝を飾り、現代にまで続くGT-R神話を作り上げたのでした。


「ハコスカGT-Rのレース終焉」

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「最強最速のマシン」とされ、国内のレースシーンを圧倒してきた「ハコスカGT-Rレーシング」でしたが、マツダが小型軽量でハイパワーを誇るロータリーエンジンを搭載した「マツダ・サバンナRX-3」を投入すると、大柄で前面投影面積の大きなボディ、エンジン単体で200kg、車両全体で1,020kgという重量が足かせとなり、「ハコスカGT-R」は次第に苦戦を強いられるようになっていきます。

それでも1972年後半に足回りのアップデートとしてブレーキをフロント・ソリッドディスク&リヤ・ドラムから、フロント・ベンチレーテッド・ディスク&リ ヤ・ソリッドディスクへブレーキへと変更するなど細かな改良が加えられていきました。しかし、1972年10月の「富士マスターズ250キロレース・スーパーツーリング・チャンピオン・レース」をもってワー クス活動を終了することになりました。その後を引き継いだプライ ベーターたちも1973年シーズンをもってビッグレースから姿を消していったのでした。ちなみに4ドアモデルのGT-R(PGC10)は、2ドアハードトップ(KPGC10)よりも多い36勝を挙げています。総生産台数は「PGC10型:4ドアモデル」が832台、「KPGC10型:2ドアモデル」が1,197台となっています。

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