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【湘南純愛組!】登場車種ー嘉手納南風の紫のケンメリスカイライン
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1990年代において「少年マガジン」で人気だった漫画の代表作として「湘南純愛組!」を挙げる方も多いかもしれません。この「湘南純愛組!」や「特攻の拓」、「カメレオン」の影響でバイクやクルマに興味を持って旧車や名車を知り、改造やテクニックを知ったという方も多いのではないでしょうか。今回は、「湘南純愛組!」に登場する「ケンメリ改(KGC110型:スカイライン2000GT)」に注目してみました。
「ケンメリ・スカイライン」とは
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「ケンメリ・ヨンメリ」の愛称で今でもファンを魅了し続けている4代目となる「C110系型:スカイライン」シリーズは、デビューから伝説となった「スカイライン」、悲劇の「スカイライン」などとも呼ばれるスカイラインです。デビューとなったのは、1972年9月のことでした。「GT-R」は希少価値、参戦することのなかったモータースポーツ、それでいながら先代モデルのすでに伝説となっていた「ハコスカGT-R」に搭載されていた「S20エンジン」を搭載などによって、ファンを魅了していったモデルでした。
「ネーミングの由来」
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「ケンメリ・ヨンメリ」として今でも親しまれているC110型の通称は、広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」が由来となっています。これは、先代モデルのC10型の時代に展開された「愛のスカイライン」キャンペーンを継承、発展させたものでした。「ハコスカ」時代の「愛のスカイライン」のキャッチコピーも引き続き使用されましたこのCMの内容としては、若い男女のカップルがスカイラインに乗り、日本各地を旅するというシリーズもののCMで、この二人の名がケンとメリーでした。性能の高さや、レースでの栄光といった旧来のスカイラインの硬派なイメージとは異なるソフトなイメージのCMシリーズであったものの社会現象と呼べるまでの人気となりました。そして、「ヨンメリ」については4ドアセダンは「ヨンメリ」と呼ばれており、これは、「4(ヨン)枚(ドア)のケンメリ」の略となっています。
「C110系型:スカイラインHT 2000GTX-E」:スペック
- 年式:1976年
- 型式:C111型
- 全長 × 全幅 × 全高:4,660mm × 1,625mm × 1,385mm
- ホイールベース:2,610mm
- トレッド(F/R):1,370mm / 1,350mm
- 車両重量:1,210kg
- エンジン型式:L20E
- エンジン形式:直列6気筒 SOHC
- 排気量:1,998cc
- 最高出力:130PS / 6.000rpm
- 最大トルク:17.0kgm / 4.400rpm
- 駆動方式:FR
- トランスミッション:5MT
- サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
- ブレーキ(F/R):ディスク / ドラム
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「湘南純愛組!」:概要
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不良の巣窟極東高校を締めていた鬼爆コンビは学校から退学通告を受ける。だがそれは自らによる偽装工作であり、今やおたく以下とされるヤンキーから足を洗い、パンピー(一般人)になる為の自主退学であった。2人は童貞を捨てる事を目標に、与論島でリゾートバイトを始める。その後、辻堂高校に転入した鬼爆コンビはさまざまな不良たちから喧嘩を売られ始め、毎日を喧嘩で過ごしていく。そして、「男のカッコ良さ」をテーマに喧嘩、バイクやクルマの内容が繰り広げられていきます。
「登場する紫のケンメリのオーナー」
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「湘南純愛組!」の単行本では、27巻の「ラストシグナル」で登場。所有者は、「嘉手納南風(かでな なお)」。南野用高に代わり、英吉たちの担任になった教師。英吉・龍二が住んだオンボロアパートの「となりのとなりのねーちゃん」で、超ミニスカートを履き犯罪的な色気を振りまく。前に不良高校で受け持ったクラス全員を東京六大学に合格させた実績を買われて高給で雇われ、クラスの成績を上昇させた。背中には聖母の刺青がある。昔は紫煙の頭をしていて、「パープルヘイズのマリア」と呼ばれ、「ラストシグナル」というレースで伝説的な存在だった。また、過去に真樹京介との接点があり、その姿を英吉と重ねていた。相手が弟と知らず、「ラストシグナル」で争った時に、弟が事故で植物状態になってしまったようで、自宅で弟を介護出来る装置を医療コーディネーターから買うために教師をする傍ら、高級クラブで働いたりしていた。
「登場する紫のケンメリ」
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「嘉手納南風(かでな なお)」の愛車「ケンメリ」。ボディカラーは紫。エクステリアにおけるカスタムは、GT-Rエンブレム、前後オーバーフェンダー、フロントスポイラー、リアスポイラー、SSRマーク1ホイール。作中においてエンジンは、オリジナルの直列6気筒SOHCのL20型エンジンからL28エンジンへと換装されています。キャブレターは、ウェーバー製が装着。マフラーはディアル。ということなので、L28エンジンも3L化もしくは3.1L化され、ピストン、コンロッド、クランク、カムシャフト、バルブといったエンジンの中もフルチューンされていると思われます。そこに50ウェーバー、等長エキマニ、同時点火、三層ラジエーター、オイルクーラーなどのエンジン周辺も手が入っていることでしょう。インテリアにおいては、シフトレバーやペダル類位しか描かれていないので、不明です。きっとダッツンコンペやコブラシート、ロールケージなど一通り当時の定番仕様となっていると思われます。足回りもオーバーフェンダーに車高短に極太マーク1ですので、ノーサスではなく車高調整式のサスペンションや強化されたブレーキが奢られていると思われます。実際、1990年代においては中古車で上述したようなケンメリのチューニング車両をよく見かけました。
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