【デロリアンDMC-12】世界で最も有名なタイムマシンの秘密

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【デロリアンDMC-12】世界で最も有名なタイムマシンの秘密

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これからの世界にはどのような未来が待っているのか?将来の自分の姿はどうなっているのか?誰しも考えることかもしれません。希望にあふれた未来を現実のものとしたいと思うもの。将来や未来を理想通りに実現することは出来なくても今、過去の記憶や記録を振り返り未来の宝として繋いでいくことは出来るはず。そこで、「TimeMachineMuseum(タイムマシンミュージアム)」では、未来の宝として繋げたい興味深い、そして面白い出来事や物語、マシン(車やバイクなどの機械)にスポットを当てていきます。今回は、時を超えて様々な時代にタイムスリップするためのタイムマシンにスポットを当てて注目します。


「世界で最も有名なタイムマシン」

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これまで話題となった世界で最も有名なタイムマシンといえば映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)」で活躍した「デロリアン」でしょう。この映画を観た方であるならば、過去も未来も自由に行き来できる「デロリアン」に乗って好きな時代に行くという、いろいろな夢を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。では、この「デロリアン」とは一体どのようなマシンなのでしょうか。


「デロリアン(タイムマシン)のベース」

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ここで注目するのは、タイムマシン「デロリアン」のベースとなる車です。ベースとなったのは、「DMC‐12」というモデルです。開発したのは、1960年代から1970年代にアメリカのGMに在籍していた「ジョン・Z・デロリアン(1925年ー2005年)」氏が、1975年に起業した「デロリアン・モーター・カンパニー」という会社で企画がスタート。エクステリアデザインは「イタルデザイン」社の世界的な自動車デザイナー「ジョルジェット・ジウジアーロ」が担当。シャシーの開発はイギリスの「ロータス」でX字型バックボーンフレームを採用。アウターパネルはステンレススチール製基の無塗装ヘアライン仕上げという特異なものでした。そして、エンジンは「プジョー」、「ルノー」、「ボルボ」が共同開発した排気量2,849㏄のPRVユニットと呼ばれるV型6気筒SOHCエンジン。組み合わされていたトランスミッションは、ルノー製の5速MTまたは3ATとなっていました。そして生産国はアイルランドという様々なアイデンティティが融合したモデルでした。しかし、「DMC(デロリアン・モーター・カンパニー)」は販売が低迷し1982年10月に倒産してしまいます。1981年ー1983年まで生産されましたが、約8500台の生産台数となっています。基本的なスペックとしては下記の通りです。

  • モデル名:デロリアンDMC‐12
  • 年式:1981年ー1983年
  • 全長:4,267㎜
  • 全高:1,140㎜
  • 全幅:1,850㎜
  • 車両重量:1,233㎏
  • エンジン形式:水冷V型6気筒OHC
  • 排気量:2,849㏄
  • 最高出力:135PS/5,500rpm
  • 最大トルク:208Nw/2,750rpm(22.9㎏‐m/3,000rpm)
  • トランスミッション:5MT/3AT
  • 最高速度:220km/h
  • 新車価格:当時25,000ドル(1982年アメリカ)

ポテンシャルとしてのスペックは、最高出力や最高速度など驚くような数値ではありません。「DMC‐12(デロリアン)」のポイントは、ステンレス製のボディ、ガルウィング式のドアというところでスーパースポーツのような未来感とレトロ感が融合したかのようなエクステリアデザインが特徴のモデルです。それゆえにタイムマシンという特殊車両のベースとしては相応しい車でした。


「タイムマシンのデロリアンが発明された経緯」

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映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中で「デロリアン」がタイムマシンとして発明される経緯を追ってみると、そのきっかけというのは「ドク・ブラウン博士」が1955年11月5日にトイレで滑って頭をぶつけたときに「次元転移装置」のイメージが思いつき開発を始めたというものでした。ヒラメキという奇跡がきっかけだったのです。その時から「ドク・ブラウン博士」は、開発を進めるために財産を手放し、人生をかけて30年の歳月をかけて完成に至ったのでした。


「次元転移装置の作動とタイムスリップの実現」

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「デロリアン」に乗ってタイムスリップする際には「次元転移装置」の作動が必要。では、どのように作動しタイムスリップが可能となっていたのでしょうか。手順としては、1~7の工程が考えられていました。

1:タイムサーキットという装置のスイッチをONにする。

2:タイムサーキットの目的時間を設定する。

3:「デロリアン」が加速し時速140km/hに達すると車体が白く輝き、1,21ジゴワットの電流が「次元転移装置」に流れて作動する。

4:「デロリアン」のボディのルーフ部分にある装置から時空の裂け目が作られる。

5:作動した「次元転移装置」が1,21ジゴワットの力でタイムサーキットも作動し、目的時間への設定が始まる。

6:「デロリアン」のタイヤから炎が出現し、2本のタイヤ痕を残してタイムスリップ。

7:目的時間になるとソニックブームと呼ばれる現象が3度起こり「デロリアン」が時空の裂け目から現れてくる。


「デロリアンの特殊装置」

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1:次元転移装置(Flux Capacitor):タイムスリップするためのメイン装置。運転席ヘッドレストの後部パネルに設置されている。ボックスに製作されプラグコードとY字型の装置から強烈な光を放つ。この装置を作動させるために「デロリアン」の速度は140キロに達する必要があり、1,21ジゴワットの力を要する。ちなみに初期の脚本によれば「TFC(Temporal Field Capacitor)」という名称となっており、デザインも異なっている。またコミック版にも登場している。

2:タイムサーキット(Time Circuits)

タイムスリップする行先の時間を設定する装置。日本製のマイクロチップが制御していた。ダッシュボード中央に設置されています。作動スイッチは、運転席右にあるY字型のスイッチをONにすれば作動します。画面表示項目は左から順に入力。

赤の表示項目:目的時間(DESTINATION TIME)・月(MONTH)・日(DAY)・年(YEAR)・時(HOUR)・分(MIN)

緑の表示項目:目的時間(DESTINATION TIME)・月(MONTH)・日(DAY)・年(YEAR)・時(HOUR)・分(MIN)

黄の表示項目:目的時間(DESTINATION TIME)・月(MONTH)・日(DAY)・年(YEAR)・時(HOUR)・分(MIN)

時間はAM/PMの表示となっているものの入力の際には24時間表記で入力。

画面表示項目の色について「赤」、「緑」、「黄」となっているのは映画「タイムマシン80万年後の世界へ」に登場するタイムマシンの時刻入力をオマージュしているということです。

3:スピードメーター(SpeedMeter)

「デロリアン」がタイムスリップするために必要な速度は140キロ。しかしながら当時のアメリカでは、速度規制が85マイル、キロ表示では約136キロ。そのためにベースモデルの「デロリアン」は、スピードメーターが85マイルまでしか表示されていません。そこで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイムマシン「デロリアン」は95マイル表示(約152キロ)のスピードメーターに変更されています。さらにダッシュボードの上部に赤文字で表示されるデジタルスピードメーターが追加で設置されています。

4:アナログメーター(AnalogUEMeter)

ダッシュボードの上部に追加されているアナログメーター。丸型のメーターが2個。四角のメーターが1個。丸型メーターの左は、「PRIMARY」、右側が「PERCENT POWER」、四角のメーターには「PLUTONIUM CHAMBER」と表示されています。「PLUTONIUM CHAMBER」と表示されているメーターはプルトニウムの残量が切れるとアラームが作動。

5:クリスマスツリー(ChristmasTree)

「次元転移装置」の横に設置されている。ボリューム表示の形で緑(下)、黄色(中)、赤(上)が表示されます。機能としての役割は説明されていません。この装置については、「デロリアン」の装飾を担当した「シェッフェ」が「クリスマスツリー」と名付けているようで視覚的にインパクトがあるという理由から設置したそうです。

6:タイムフィールドジェネレーター(Time Field Generator)

「デロリアン」のルーフ部分に取り付けられている白い装置。「次元転移装置」が作動すると青白い光が発光し「デロリアン」の前方に向かってビームを発射。その後タイムスリップする空間を作る。

7:デロリアンの燃料(Fuel)

タイムスリップするためには1.21ジゴワットの電力が必要な「デロリアン」。その電力を発生させるために様々な燃料が使用された。

初期型/映画の冒頭の初期型「デロリアン」では「プルトニウム」が燃料に使用され原子炉を使って1.21ジゴワットを作っていた。プルトニウムを入手すること自体が困難を極めており、一回にのタイムスリップでプルトニウム1本を消費するほどの燃費。

中期型:雷。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のPART1で1955年から1985年に戻る際のタイムスリップにおいては、時計台かに落ちた落雷を使用し1.21ジゴワットの電流を直接、次元転移装置に流すことに成功した。

後期型:ミスターフュージョン(Mr.Fusion)製燃料供給装置。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のPART1のラストにおいて2015年から「ドク」がタイムスリップして1985年に戻ってくると「ミスターフュージョン(Mr.Fusion)」が「デロリアン」の後部に設置されていました。この装置は、生ゴミを燃料として核融合し1.21ジゴワットを作り出す装置。燃費性能も向上しており、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のPART2で「ビフ」は燃料を補給することなくタイムスリップしています。この装置を装着するための改造費は8200ドルとなっているようです。

ちなみに映画制作にあたって「ウエスティングハウス・エレクトリック・カンパニー(Westinghouse Electric Company)」社製とするために同社のロゴを入れるために依頼したものの拒否されています。それでも目立たないようにデザインを変更し「W」の文字が残るデザインを採用しています。

映画のために「ミスターフュージョン」の燃料装置を製作していますが、この装置はドイツにある「KRUPS]社製のコーヒー豆挽き機を手を加えることなくオリジナル商品そのままの状態で使用しています。

8:排気口(Exhaust)

「デロリアン」の後方に設置されている排気口ですが、この装置は冷却装置。初期モデルの「デロリアン」の燃料はプルトニウムで原子炉を使用していました。そのために発生する高温を冷却するために設置されています。その後「デロリアン」の燃料装置は「ミスターフュージョン」に変更し改造されますが、この排気口は「デロリアン」が飛行機能を備えた際に噴射口として使用されています。

9:飛行機能(ホバー・コンバージョン/Hover Conversion)

2015年の未来で改造された後期型「デロリアン」は飛行機能も備えたタイムマシンへとアップグレードされています。運転席のスイッチでタイヤホイールが90度角度が変わり飛行モードに。その後、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のPART2のラストシーンで落雷を受け、飛行サーキット(Flying Circuits)に電流が流れすぎてオーバーフローし破損してしまう。

10:ビッグチップ

1985年の「ドク」の設計図を元に1955年に作ったタイムサーキットに真空管を使用した装置。本来はタイムサーキットにはマイクロチップが使われているが、真空管という大きな装置のためにビッグチップという名称を付けたようです。しかし、このビッグチップは真空管のために起動するためには温める必要があり少々時間のかかるシステムだった。


「デロリアンのモデル一覧」

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1:PART1で最初に登場したモデル。燃料にプルトニウムを使用し核融合させて電力を発生させてタイムスリップ可能とした。タイムスリップに必要な140キロまでの速度は、ガソリンを燃料としたV6エンジンを使用。ステアリングで操作はできるが、ラジコン用のプロポを使用したリモコン走行も可能。1985年10月26日に完成しており、ナンバープレートは「OUT A TIME」と表記されている。

2:PART1で1955年にタイムスリップした際に1985年に戻るために改造されたタイプ。特徴は、トロリー・ポールという次元転移装置に電流が流れるように改造されており、時計台に落ちた雷の電流を利用し1985年にタイムスリップすることを成功させた。

3:PART1のラストシーン、PART2で活躍するミスターフュージョンと飛行機能を装備したモデル。2015年にタイムスリップした際に改造され、燃料はプルトニウムから生ゴミを分解して1.21ジゴワットの電力を作ることができるようになっている。ナンバープレートは「バーコードタイプ」となっています。コミック版の資料によると改造するための資金は、2015年において高額で取引されていた「スーパーマン」の第一話が掲載されているDCコミック「アクション・コミックス」の創刊号を過去にタイムスリップし大量に購入。そして、2015年にタイムスリップし高額で売買し改造費を賄ったという。

4:PART3で活躍した真空管をしようしたビッグチップタイプ。1885年は自動車もなく道路も舗装されていない荒野となっているため「デロリアン」の車高は上げられており、タイヤもホワイトリボンタイヤになっている。真空管のビッグチップが製作されたのは、タイムサーキットを制御していた日本製のマイクロチップが破損し、代替パーツが1947年まで開発されないことが明らかになったため。またビッグチップによるタイムスリップ時には、発行色が白から真空管の発行色と同様のオレンジになっている。

5:PART3で最後の改造を行ったトレインタイプ。線路を走行するためにタイヤホイールから線路用車輪に変更されている。燃料タンクに穴が開き破損したために自走不可となったために改造された。ウイスキーを燃料として使用するもマニホールドを破損させ不可となり機関車で後ろから押す形で次元転移装置を作動させる140キロまで加速。ダッシュボードの上部には、ボイラーの温度計が追加メーターとして設置されています。1985年にタイムスリップした後に列車に衝突され大破し「デロリアン」はバラバラに消滅しました。


「新車で購入可能なデロリアン」

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実は現在でも新車で購入可能なデロリアン。というのもアメリカが法改正したためにストックしてあったパーツを集め、それを組み込みデロリアンDMC‐12の新車として販売が可能となったのです。しかしながら、生産台数は限定300台と言われています。

新車価格について

  • 「デロリアンNew DMC-12(新生産車)」:3,480万円
  • 「デロリアン タイムマシン1985年モデル旧車ベース」:3,580万円
  • 「デロリアン タイムマシン1985年モデル新生産車ベース」:5,480万円
  • 「デロリアン タイムマシン2015年モデル旧車ベース」:3,610万円
  • 「デロリアン タイムマシン2015年モデル新生産車ベース」:5,680万円
  • 「デロリアン タイムマシン1955年モデル旧車ベース」:3,580万円
  • 「デロリアン タイムマシン1955年モデル新生産車ベース」:5,480万円

「電気自動車モデルのデロリアン DMCEV」

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「デロリアン」のEV(電気自動車)モデルが販売予定。これは「デロリアン・モーター・カンパニー(DMC)」社と「イタルデザイン」社のパートナーシップの関係によるもの。両社は1974年11月以来、45年以上も提携関係。そのパートナーシップによるプロジェクトとして「VISION BEYOND TIMEプロジェクト」において次世代EVを共同開発。「デロリアンDMC-12EV」が2022年8月21日にアメリカの「ベブルビーチ・コンクール・デレガンス」で公開予定となっています。

  • スペック
  • イタルデザイン社リデザイン
  • 最高出力:1360PS
  • 航続距離:1,000km以上
  • シルバーボディ
  • ガルウィング式ドア
  • V字デザイングリル
  • ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社開発のEVXプラットフォーム採用
  • 販売元:株式会社デロリアン・モーター・カンパニー

「デロリアンについてのまとめ」

夢のマシンである「デロリアン」というタイムマシン。このマシンが存在するならば・・・という夢物語の話は一度は友人などと語り合ったことがおありでしょう。どの時代にタイムスリップを希望されますか?未来それとも過去?まさに映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した「デロリアン」は夢を具体的にイメージさせてくれたドリームマシンでした。現在、宇宙旅行も可能になりつつある現代において、今後、トイレで頭をぶつけて次元転移装置を発明する人物が現れると面白いですよね。そんな期待も膨らむ話でした。

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