Table of Contents
【湘南純愛組】鬼塚英吉の愛車カワサキ750RS(Z2)鬼爆仕様
あわせて読みたい記事:【東京リベンジャーズ】キャラクター愛車バイク一覧と仕様スペック
あわせて読みたい記事:【ホットロード】バイク車種と春山(登坂広臣)のヨンフォアとCBR
あわせて読みたい記事:【特攻の拓のバイク】音速の四天王の人物と愛車スペックと中古車価格
1990年代において「少年マガジン」で人気だった漫画の代表作として「湘南純愛組!」を挙げる方も多いかもしれません。この「湘南純愛組!」や「特攻の拓」、「カメレオン」の影響でバイクやクルマに興味を持って旧車や名車を知り、改造やテクニックを知ったという方も多いのではないでしょうか。今回は、「湘南純愛組!」に登場する「鬼塚英吉」の愛車「カワサキ・750RS(Z2)鬼爆仕様」に注目です。
「湘南純愛組!」:あらすじ
あわせて読みたい記事:【山谷花純】湘南純愛組!の愛車エリミネーター750夜叉/渚仕様
不良の巣窟極東高校を締めていた鬼爆コンビは学校から退学通告を受けるものの、それは自らによる偽装工作であり、今やおたく以下とされるヤンキーから足を洗い、パンピー(一般人)になる為の自主退学。2人は童貞を捨てる事を目標に、与論島でリゾートバイトを始める。その後、辻堂高校に転入した鬼爆コンビはさまざまな不良たちから喧嘩を売られ始め、毎日を喧嘩で過ごし….という流れ。
「鬼塚英吉(おにづか えいきち)」
あわせて読みたい記事:【AKIRA】愛車のZ2/カワサキ750RS鬼塚英吉GTO仕様
- アニメ版:二又一成
- 実写版:宮下直紀 / 寛一郎
- 本作の主人公。童貞。金髪のリーゼントが特徴。通称『鬼の英吉』。愛車は物語前半は「カワサキ・バリオス」から「ゼファー400」、「ゼファー750」、中盤から「ゼファー1100のミッドナイト」のカスタム仕様。極高を支配し、暴走族「暴走天使」を親友の龍二とたった2人で潰したなどの伝説を残す。転校先の辻高でも数々の激戦を繰り広げ、その名を湘南に轟かせるも、最後は龍二と共に湘南から去る道を選んだ。続編である『GTO』では中等部の教師になり、主人公を務める。
「カワサキ・750RS(Z2)」:概要
あわせて読みたい記事:【佐田正樹】愛車カワサキZ750FXフェックス佐田ビルダーズ仕様
「カワサキ・900SUPER4(Z1)」が1972年に海外で登場していたものの、当時は750cc以上のバイクを日本国内では販売しないという国内規制が存在。そこで、カワサキは国内販売できるZ1、つまり750ccのZを開発。しかしベースであるZ1の900ccのエンジンをどう750ccにスケールダウンするかという問題が発生。その問題は、設計者側の発案によってシリンダー、クランク、コンロッドを設計し、作り直すことで解決した。それは生産時の機械加工ラインを作り直すことでもあり、コストを覚悟してのことだったが、クランクを一新してボア・ストロークともにショート化したエンジンは抜群のバランスのよさを発揮し、Z1と同じフレームとのマッチングもベストとなった。そして、Z1の登場から8ヶ月後の1973年2月、ついに4ストローク4気筒のナナハンとして世界初のDOHCエンジンを搭載したZ2がデビュー。この名称についてですが、ゼッツー(Z2)は型式で正しい車名は「750RS(Road Star)」です。その作り込まれたエンジンバランスのよさはZ1以上という仕上がり。実はカワサキが4気筒の750cc開発を始めたのは1967年4月であり、1969年の「ホンダ・CB750Four」のデビューがなければ、1971年にナナハンは登場していたはずだった。現在、少なくとも発売から30年以上がたっても、登録保有台数7千台以上を有している。新車価格は当時の値段で418,000円、今で言うなら100万円前後というところのようです。ちなみに「Z1」と「Z2」の二台の簡単な見分け方としては下記の点が挙げられます。
「カワサキZ1とZ2の見分け方」
あわせて読みたい記事:【小峠英二】愛車カワサキZ1(900super4)バイキング仕様
上述でも「Z1」と「Z2」には違いがあることに触れましたが、ポイントとなる見方は下記のようなところです。
900Super4(Z1) : 750RS(Z2)
900エンブレム : 750エンブレム
可変ステップ : 固定ステップ
マイルメーター : kmメーター
レンズ一体ライト : ハロゲンライト
タンデムベルト無し : タンデムベルト有り
など。細かいところではキャブレターやピストンリング、クランクシャフトまで違います。「Z2(750RS)」は日本国内スペシャル仕様として設計生産されたモデルだったのです。
「750RS (Z2)」のスペック一覧
- 車名:750RS (Z2)
- 全長×全幅×全高:2,200×865×1,170(mm)
- 軸間距離:1,500mm
- エンジン形式:空冷4ストロークDOHC並列4気筒
- エンジン排気量:746.34cc
- ボア×ストローク:64.0×58.0(mm)
- 圧縮比:9.0
- 最高出力:69ps/9,000rpm
- 最大トルク:5.9kg-m/7,500rpm
- 変速機型式:5段リターン
- 潤滑方式:ウェットサンプ・ギヤポンプ
- オイルタンク容量:4.0L
- タイヤサイズ :(F)3.25-19 (R)4.00-18
- 燃料タンク容量:17L
- カタログ最高速度:190km/h以上
- 定地燃費:60km/hにて33km/L
- 登坂能力:30度
- 最小回転半径:2.50m
「Z2初期型/後期型/Z750FOUR(A4/A5/D1)」:1976年以降
あわせて読みたい記事:【中尾明慶】 愛車の1980年式カワサキZ750FXのスペック
「750RS」
- Z2(1973年モデル、初期型): 国内向けのカラーリングはキャンディトーンブラウン(通称火の玉)1種のみ。書籍等で「初期型のメーターは240km/h表示」との表記が良くあるがカタログに使われたプロトタイプが240km/hであったための誤解。生産車はすべて220km/h表示。
- Z2A(1974年モデル): カラーリング変更(日本国内向けのカラーリングはキャンディトーンイエロー(緑ベースに黄ライン)1種のみ)ヘッドガスケットの2pc化によりオイル漏れ対策、タコメータ内にテール、ストップランプの球切れ警告灯装備などほとんどの変更点はベースモデルであるZ1の74年モデルへの変更に準ずる。(燃料タンク容量の記載が変化したがこれはカタログデータ上のもので、実際の容量には変化はない)
- Z2A後期型(1975年モデル): 輸出用はZ1Bと呼ばれるがZ2に関してはZ2Bとは呼ばれないので便宜的にZ2A後期型として分類する。カラーリング変更(日本国内向けのカラーリングはキャンディトーンスーパーレッド(茶ベースに金ライン)とキャンディートーンスカイブルー(青ベースに金ライン)2種のみ)。シールチェーン採用に伴いDチェーン給油機構の廃止。
- 「Z750four」
- Z750-A4(1976年モデル): カラーリング変更(ダイアブラウンとダイアダークグリーン)、出力アップ(69ps → 70ps)、前輪ダブルディスク化・エアクリーナーケース形状変更にともないサイドカバー形状の変更、バッテリー搭載位置の変更、インジケーター周りデザイン変更、キャブレター変更、スピードリミッター装備、最高速180kmメーター、テールライト大型化、ハザードランプスイッチの装備。乾燥重量(232kg→236kg)
- Z750-A5(1977年モデル):カラーリング変更(ダイヤモンドワインレッドとダイヤモンドスカイブルー)
(Z2、Z2A、A4、A5はマイナーチェンジのために社内で付けられた機種コード、運輸省(当時)の自動車型式指定規則によって付けられた型式はここまでZ2) - Z750-D1(1978年モデル): 型式変更(Z2→KZ750D)商品ラインアップ上はZ750Fの継続であるが型式上は新規製作のニューモデルである。キャスター/トレール変更、後輪ディスクブレーキ、南アフリカでも750ccで販売された。カラーは ルミナスグリーンとルミナスダークレッド 乾燥重量(245kg)
- 1976年以降、「カワサキ・Z2」シリーズは「Z750four」 へと変更されています。内容としては、フロントブレーキがダブルディスク化したこと、スピードリミッター装備、テールの大型化などが挙げられます。
「鬼塚英吉の愛車カワサキ750RS(Z2)鬼爆仕様」
あわせて読みたい記事:【特攻の拓のバイク】沢渡弘志の愛車Z750Zfour-D1風神Z2
「湘南純愛組!」の「鬼塚英吉」の愛車は、「カワサキ・750RS(Z2)」です。フルチューンのカスタムが施されている鬼爆仕様。カスタム内容は、ビッグキャブ、カチ上げ集合管マフラー、アンコ抜きシート、セパレートハンドル、スタビライザー、ヨーロピアンウインカー、別体式マスターシリンダー、ダブルディスクブレーキ仕様、オイルクーラー、ステンレスメッシュホース、バックステップ、フェンダーレス、プラグキャップ、角スイングアーム、タンデムステップ…etc。最高速度300km/hオーバー。
この記事へのコメントはありません。