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【中尾明慶】愛車の1971年式のプリムス・バラクーダのスペック
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俳優として、そして車好き有名人として知られる「中尾明慶」さん。車好きといってもハンパではなく知識はマニアの域に達している「中尾明慶」さん。それは、もちろんご自身がアマチュアレーサーであり、国内のハコレースの「スーパーGT」のMCを務めておられることも関係していることでしょう。そして今回、マニアックなアメリカの旧車、しかも凄く希少なマッスルカーを愛車として購入したことが明らかになり注目となっています。その「中尾明慶」さんが購入した愛車の1971年式の「プリムス・クーダ」というモデルなのです。実は、このモデルのハイパフォーマンス仕様は「ワイルドスピード」シリーズにも登場しているほどの人気モデル。どのようなモデルなのか見てみましょう。
「プリムス・クーダ」:概要
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「ワイルドスピード」シリーズで「プリムス・バラクーダAAR」がレティの愛車として劇中車両に使用されたり、1971年型クーダはアメリカの人気刑事TVドラマである「ナッシュ・ブリッジス」で主人公の愛車として登場するなどして、大変な人気モデルでもあります。しかし、この1971年のクーダの生産台数は全部合わせても7828台に過ぎず、内マニュアルミッション車は2000台にも満たないほど、希少なモデルなのです。
「エクステリア」
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1971年型はフロントグリルを新設計とし、2灯ヘッドライトから4灯ヘッドライトに変更したことがポイント。またフロントフェンダー上には片側4連のダミーダクトが配置。テール周りはブラックアウトされたパネルにテールとバックアップのコンビネーションランプが配置されるというシンプルなデザインだったが、1970年モデルが上下3分割だったのに対して1971年モデルはテールランプとバックアップランプの左右2分割。この他、1971年モデルから装備されることとなったものにはリアのウイングスポイラーがある。またキャブレターに直結しているラムエアインテークである「シェイカー・フード」は人気のオプション。またボディサイドのマットブラックのグラフィックの「ビルボード・ストライプ」と呼ばれていた1971年式クーダならではのアクセントでした。
「パワーユニットは最強426ヘミも存在」
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「プリムス・バラクーダ」シリーズの中でクーダのエンジンラインナップは383cu:inを標準に340cu:in、440cu:in、426cu:inヘミをオプション設定するというものでしたが、1971年モデルでは標準の383スーパーコマンドは圧縮比を70年モデルの10:1から8.5:1へと下げ、レギュラーガソリン対応。最高出力は335hpから300hpへと低下していたがこの数値はグロス表示であり、この時点で導入が進められていたネット表示換算では250hpに過ぎなかったといわれています。340のスペックは最高出力275hpと変更無し。440は4バレルキャブ1基のスーパーコマンドが廃止され2バレルキャブ3連装の440 6バレルのみ。最高出力は5hp落ちの385hp。こうした処置の背景に存在していたのは、過酷な排気ガス規制であるマスキー法を前に主力ユニットである383を何とか生きながらえさせようという意志に他ならず。440 6バレルと426ヘミをそのままにしていたのは、共にオーダーがそれほど多くはなかったということ、そして事実上この年限りという現実があったことが理由とされています。しかしこの努力も報われず、翌1972年にはあらゆるビッグブロックをラインナップから消滅。最強エンジンの426ヘミは特別で1964年にデビューすると同時にストックカーレースとドラッグレースで猛威を奮った「A864」レースヘミを公道走行用にディチューンした「A103」ストリートヘミと呼ばれるエンジン。ちなみにストリートヘミの最初のモデルは「A102」であり、「A103」は1969年モデルから投入された改良型とされています。
またヘミとはヘミスフェリカル(半球形)の略であり、燃焼室が通常のウェッジ(クサビ)型ではなく半球形状になっていたのが特徴。バルブの配置もウェッジ型の様に一列に並んでいるのではなく、吸気側から排気側へと80度程の角度を付けて配置。ロッカーアームもボールスタッドではなく2本のシャフトを持つ吸排気独立配置。ウェッジに対してヘミのメリットは高い圧縮比を保ったまま吸排気の流れをスムーズに形作ることができること、そして燃焼室の中心近くにスパークプラグを配置することができること。一般にアメリカ車のV8エンジンは燃焼室の端の方にプラグが装着されており交換にも手こずることが多いが、ヘミはヘッドの真ん中にセットされている。これがヘミの外観上の特徴でもある。なお426ストリートヘミの最高出力はA102もA103もどちらも425hp。キャブレターはデュアル4バレルとなっていた。
レースヘミに対してストリートヘミはインテークマニホールドやエグゾーストマニホールドといった吸排気系、シリンダーヘッド周りのディテールデザインがグレードダウンされていた他、クランクシャフト、コンロッド、ピストン、バルブなどのディテールや素材、さらにはカムシャフトやオイルポンプといったほとんどのコンポーネンツが変わっていた。事実上共通だったのはシリンダーブロック&シリンダーヘッドの基本デザインだけ。ストリートヘミの425hp/5000rpm(SAEグロス)に対してレースヘミは650hp/7000~rpm(レース用補機を装着したいわゆるネット相当)という最高出力の違いを思えば、当然の措置。
426ストリートヘミは1966年からインターミディエイトの市販モデルに搭載されていたが、コンパクトカーにも搭載されるようになったのはチャレンジャーR/T&クーダが最初である。なおこれ以前にもダートとバラクーダの一部にA864/A900レースヘミが搭載された例があったが、これはあくまで市販ドラッグレーサーであり日常の使用に耐えるようなものではなかった。加えて426ストリートヘミは、このエンジンを搭載した全てのモデルに共通の特徴として、3000ドル程度の車両本体価格に対して800ドルから1000ドルものオプションコストを必要とする極めて高価なモデルだったということもあって生産台数は極めて少ない。1971年型クーダの場合だとマニュアルトランスミッションとの組み合わせはたったの59台、ATを合わせても107台だけである。加えて写真のコンバーチブルとの組み合わせとなると、その中でAT仕様が5台、マニュアルは2台しか生産されていない。
「中尾明慶さんの愛車/プリムス・クーダ」
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俳優の「中尾明慶」さんがこのほど、自身の公式チャンネルで、憧れのビンテージカー「71年型プリムス・クーダ」を購入する動画を公開し話題になっています。実に
10月9日に「50年前のアメ車を買うそうです、、、」と題して公開された動画で、「中尾明慶」さんは「すごく気になっている車がある」と言い、ビンテージカーが60~70台並ぶ倉庫へ。移動の車中、「楽しみなんだよ。買っちゃったらどうしよう」と興奮を隠し切れない様子。同伴のスタッフから「時間をかけて買うものでは?」と聞かれると、「古い車は時間をかけてたらなくなっちゃう。出会ったタイミングで決めていかないといけない」と答え、即断即決する構えを見せています。倉庫に到着すると、早速お目当てのアメ車「1971 Plymouth CUDA 440 Six Pack」を発見。ためしにエンジン音を聞いてみると、「いや、かっこいいわ。ダメだ……」と早くもメロメロの様子。試乗すると、「たまんねーよ!どうしよう、マジで!」と購買意欲は最高潮。
しかし、そこは高額なビンテージカー。売れっ子俳優の中尾もさすがに即買いとはいかず、「どうする?……いや~迷うね~」と漏らし、「買ってるか買ってないかはお楽しみに!」と次回動画につなげました。
そして、10月12日に公開された動画「【納車】初ドライブからワイルドスピードすぎた」で、「結局、買ったね! 乗ったら最後!」として、晴れてマイカーとなった1971年型の「プリムス・クーダ」を紹介。フロントフェンダーに空いた穴を指して「71年の特徴なんだけど、『カマス』(英語名:バラクーダ)っていう魚いるでしょ?そこから取ってるのよ。エラみたいな意味」と説明するなど、カーマニアぶりを見せつけています。
このように、念願のアメ車を手に入れた中尾。今回の決断に至ったのには、妻である「仲里依紗」さんの後押しもあったようで、「デカい買い物だから、うちの奥さんに言うわけじゃない。『明日どうなるかわからないから、後悔がないように買ったほうが良いんじゃない?』って。そういうところがかっこいいよね。発想が男前だよね」と明かしていました。
夫の趣味に寛容な姿勢を見せる「仲里依紗」さんの良妻ぶりに、コメント欄には、「普通の奥さんだったら、明日どうなるか、わかんないから辞めとけばだと思うのに、いい奥さんだよなー」「里依紗ちゃんもほんと男前で素敵!」「など、称賛の声が相次いでいたようです。それにしても渋くてカッコいい「プリムス・クーダ」。良い趣味しておられますね「中尾明慶」さん。
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