【マセラティMC12Corsa】生産12台の公道レーシング仕様

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【マセラティMC12Corsa】生産12台の公道レーシング仕様

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スポーツカーの名門である「マセラティ」社のレーシング仕様の「MC12コルセ(Maserati MC12 Corsa)」が中古車市場において販売されており注目されています。


「MC12コルセ(Maserati MC12 Corsa)」:スペック・価格

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今回の「MC12コルサ(コルサ=サーキット)」は、ホモロゲーション取得用のストラダーレ(ロードカー)をベースにした単なる改造モデルではありません。純レースカー・MC12 GT1、それも2005年のFIA GT選手権で優勝した車両をベースに開発された、非常にピュアなトラックモデルなのです。それゆえ「MC12コルサ」は、初めから公道で走らせることを想定しておらず、言わばワークスマシンのプライベーター仕様であり、マセラッティによって特別に企画開催されたサーキットイベントなどがメインの活躍の場所として想定されていました。

手に入れることを許されたのは、マセラッティによる審査に合格した全世界12人の顧客のみ。100万ユーロの支払いが必要であったと言われています。

「MC12」は、フェラーリが世界限定399台のみ販売した「エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)」のシャシーを流用したレーシングモデルで、世界限定50台のみ販売された希少モデルでもありますが、「MC12コルセ」は、更に希少で僅か12台しか販売されていません。「フェラーリFXX」がつごう29台も生産されたのに対して、「MC12コルサ」はわずかに12台のみ。また、「フェラーリFXX」が顧客であるドライバーから実験データを取っていたのに対して、「MC12コルサ」は実際にレースでの実績を上げていることも特色の一つです。FIA GT選手権では、小さくしたリアウィングと重量ペナルティーを受けることで参戦することを許されましたが、ヴォーダフォン・レーシングはなんと2008年と2009年のWシーズンでコンストラクターズタイトルとドライバーズタイトルを獲得しています。モータースポーツでの活躍は、15回の優勝と32回の表彰台、スパ・フランコルシャンにおける2回の優勝、合計8つのタイトル獲得……。同時代のスーパーカーと比較して、ずば抜けた成果を残した名車なのです。このモデルは、FIA GT選手権のドライバー・チーム優勝を記念した特別なモデルでもあり、マセラティが特別に招待した顧客だけが購入することを許された一台としても有名。

気になるパワートレインは、排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力755hp/8,000rpmを発揮。トランスミッションは6速シーケンシャルCambiocorsaを搭載し、駆動方式は後輪駆動となります。車体重量は僅か1,150kgと非常に軽量で、直線性のパフォーマンスとしては、0-200km/hの加速時間が200km/h、最高時速は326km/hにまで到達します。

センターコンソールには特別なプレートが装着され、シリアルナンバーが8と表記されています。12台中8台目に製造されたものと思われます。

価格帯は要応談のため明らかになっていませんが、新車販売価格としては約1.5億円となり、50台限定の「MC12」でも中古車市場で約3億円にて販売されていたこともあるので、少なくともこの価格以上であることは間違いなさそうです。

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