【藤森慎吾】旧車バイクのスズキGT380サンパチ2ストサウンド

この記事は6分で読めます



【藤森慎吾】旧車バイクのスズキGT380サンパチ2ストサウンド

あわせて読みたい記事:【ヒロミ】愛車の旧車R32日産スカイラインGT-Rカスタム仕様

あわせて読みたい記事:【特攻の拓バイク一覧まとめ】国産海外の旧車・名車・希少車・族車

あわせて読みたい記事:【東京リベンジャーズ】キャラクター愛車バイク一覧と仕様スペック

お笑い芸人の「オリエンタルラジオ」の「藤森慎吾」さん。現在はyoutuberとしても活躍されています。最近では、憧れのクルマとして「メルセデスベンツ」のGクラスを購入されています。今回は、学生時代からの憧れを現実にするために故郷である長野県へ。その目的は、単車を購入するということ。昔は16歳で中型免許を取得して乗りたいバイクがあったそうです。しかし、親の反対により、その時の愛車は「ヤマハ・TW200」。その時からバイクを乗っていたようですが、最近はバイクからは離れていたということ。しかし、バイク熱が湧き上がって遂に探し求めていたバイクを発見。「ホンダ・CB400four」です。1970年代に一世風靡した名車です。しかし、なぜ「藤森慎吾」さんはこのバイクを探し求めていたのでしょうか。実は、「藤森慎吾」さんは、漫画「疾風伝説・特攻の拓」のファン。ヤンキー漫画の金字塔であり、この漫画を通してバイクや車好きになった方も多いです。その漫画に出てくる爆音小僧の総長「マー坊/鮎川 真里(あゆかわ まさと)」の愛車が真紅の「ホンダ・CB400four」のカスタムマシン。絞りハンドル、ヨシムラ集合管、アンコ抜きシートなどが主な改造。そして、「藤森慎吾さんは、この「マー坊」君仕様としてレプリカカスタムされていましたが、少しアレンジを加えてカスタムマシンは完成。さらに、2サイクルエンジン、2ストエンジンとも言われているエンジンで希少な空冷2スト3気筒エンジンを搭載した旧車の「スズキ・GT380」も。


「疾風伝説・特攻の拓」:あらすじ

あわせて読みたい記事:【ホットロード】バイク車種と春山(登坂広臣)のヨンフォアとCBR

主人公は、県内で中の上の私立横浜港ヶ丘高校に通う1年生の浅川拓。彼は、学校では典型的ないじめられっ子のポジションを確立していました。その為、学校はただの辛い場所だと日々思っていました。ところが3学期のある日、後の拓の人生を変える転機が訪れます。それは、転校生の鳴神秀人との出会いでした。そこからその後、内部抗争が絶えない不良のふきだまりの私立聖蘭高校、通称「乱校」の1年D組に転校することとなる。話の流れで「爆音小僧」のメンバーとなります。最初の愛車は1980年代のバイクレーサーでありキングケニーとしてロードレース界で有名だったケニー・ロバーツからケニー・ロバーツ号こと「ヤマハ・FZR250R」でした。その愛車は乗り換えていき、ミラクルのバイクテクニックとケンカや友情で高校生活が大きく変わるという流れ。


「ホンダ・ドリームCB400FOUR(ヨンフォア)」:概要

あわせて読みたい記事:【福山雅治】愛車の旧車のホンダCB400FOUR(ヨンフォア)

1972年に登場したCB350 Fourの後継車種として1974年にデビュー。中型クラス唯一の4気筒モデルとして注目を集めた。発表当初は408㏄の排気量だったが、1975年の運転免許改正により、中型限定自動二輪免許でも乗れるように、エンジンをショートストローク化し、398㏄とした。4本のエキゾーストパイプが斜めに配置されるデザインが当時としては斬新だった。搭載された408cc空冷4気筒OHCエンジンは、6速ミッションを装備し、最高出力37psを発生、市街地走行や長距離走行でも安定した性能を発揮しました。車体は、エンジンを囲むように上下にフレームを配するセミダブルクレードルフレームに低いハンドルとシート、適切なステップ位置により操従安定性の高いライディングポジションが得られています。


「ホンダ・DREAM CB400FOUR」:系譜

1974 DREAM CB400FOUR
350FOURエンジンのボアを4mm広げて51mmとして、排気量を408ccに拡大。集合マフラーやむき出しのインナーチューブ、低めのコンチハンドルなど、メーカー純正カフェレーサースタイルでデビューした。

1976 DREAM CB400FOUR-Ⅰ
中型二輪免許制度新設に合わせて排気量を10cc下げられた398cc車が追加された。タンデムステップ、燃料コック、ブレーキペダル形状、ホーンなどなど細かな部分に変更を受ける。

1976 DREAM CB400FOUR-Ⅱ
サイドカバーがブラックになった76年以降のヨンフォアには、従来通り低めのハンドルの「Ⅰ」とアップハンドル装着車「Ⅱ」の2モデルが設定された。当時の新車価格は32万7,000円。


「藤森慎吾さんのCB400FOURヨンフォア」

あわせて読みたい記事:【特攻の拓のバイク】鮎川真里(マー坊)のCB400FOURヨンフォア

「藤森慎吾」さんが愛車は、「疾風伝説・特攻の拓」に登場するマー坊君のマシンと同様の「ホンダ・ドリームCB400FOUR(ヨンフォア)」です。コンクールコンディションの極上のヨンフォアです。ボディカラーは、真紅のレッド。ノーマルの集合管からブラックのヨシムラ集合管に変更。当時物のヨシムラ集合管は、モリワキ集合管よりもマフラーエンドが太く野太い排気音というのが特徴。さらに、JMC製バックステップ、アンコ抜きシート、アップハンドル、ハンドルグリップ、FRP製フェンダー、KONI製サスペンション、BEET製アルフィンカバーへの変更。


「スズキ・GT380(サンパチ)」:概要

あわせて読みたい記事:【芸人ヒロシ】2スト旧車カワサキ250SSマッハのカスタム仕様

「SUZUKI GT380」のシリーズデビューは、1971年に発売。独特な空冷2ストローク直列3気筒エンジンに6速トランスミッションを組み合わせて搭載しており、3気筒ながら4本出しチャンバーやゴツいデザインが特徴。デビュー当時は350ccが主流であったこのクラスで380ccという排気量は、「スズキ・GT250」のボア54mm × ストローク54mmの2気筒エンジンをベースに1気筒分を追加して3気筒とした開発経緯に由来するということ。また、特徴としてギヤポジションインジケーターが速度計と回転計の間に設置。シリンダーヘッド付近を流れる空気の流れを速くして、冷却効果を高くするために角張った空気導入ケース「ラムエアーシステム」が設けられ、これが「スズキ・GT380(サンパチ)」を示すアイコンにもなっています。


「スズキ・GT380(サンパチ)」:モデル一覧

あわせて読みたい記事:【くっきー!】 愛車のスズキGT380(サンパチ)野性爆弾仕様

前期型(B0型/B1型/B2型)・後期型(B3型/B4型/B5型/B6型/B7型)

B0型:フレームNo.:GT380-10001〜。発売:1971年12月。ボディカラー赤=キャンディ、ブライトレッド青=ブライトブルーメタリック、黄緑=グレイスライムメタリック 輸出カラー:橙=ルージュ・ヴィフ、青緑=ターコイズ。ゼロヨンの実測値では14 – 15秒台、最高速度168 – 176km/h。

B1型:フレームNo.:GT380B-10001〜。発売:1972年4月。ボディカラー:赤=キャンディーブライトレッド、青=ブライトブルーメタリック、黄緑=グレイスライムメタリック 輸出カラー:橙=ルージュ・ヴィフ、青緑=ターコイズ。
従来のドラムブレーキは、50km/hまでは効くものの80km/h以上では制動力の不足がみられたため、新たにGT380BことGT380ディスクが追加された。フロント周りが一新された一方、容量15Lの燃料タンクなども変更なしで、車重は183kgのままに抑えられたモデル。

B2型:フレームNo.:GT380B-12652〜。発売:1973年6月。ボディカラー:銀=スターダストシルバーメタリック、青=ブライトブルーメタリック、緑=オリーブグリーンメタリック。ライトを丸型に、タンクのラインを変更したのが特徴のB2型。ウインカーの取り付け幅を変更し、パッシングライトを新採用。3速の減速比も1.157から1.005とローギヤード化されている。また輸出用の車重は171kgと乾燥重量表記となっていた。初期エンジンの最終型となる。

B3型:フレームNo.:GT380B-15057〜。発売:1973年12月。ボディカラー:銀=スターダストシルバーメタリック、茶=キャンディーロイヤルマルーン、緑=オリーブグリーンメタリック。GT185とGT125の登場によりGTシリーズのラインナップが拡大し、1974年には全車のデザイン統一が行われた。強制開閉式キャブレターに変更されたほか、ギヤポジションインジケーター、グラブバーなど使い勝手を向上させる大幅なマイナーチェンジを実施。フォークブーツが廃止され、サイドカバーも変更。

B4型:フレームNo.:GT380B-17182〜。発売:1974年8月。ボディカラー:赤=ジョイフルマルーンメタリック、緑=オリーブグリーンメタリック。400ccクラスにライバル車種が増えたための対策としてスポーティなレッドカラーにゴールドストライプを与えられたB4型。燃料タンクのエンブレムロゴが変更されたほか、リアショックアブソーバーの上部カバーも短いものになった。リアフラッシャーのリフレクターも法規改正で赤色となる。

B5型:フレームNo.:GT380B-20610〜。発売:1976年1月。ボディカラー:深緑=フォレストグリーンメタリック、黒=ブラック。「ミドルクラスの正統派」のキャッチフレーズで登場したのがB5型。ドイツの黒い森にちなんだ渋めのフォレストグリーンメタリックが新たに加わった。フロントフェンダーブレースが1本になり、ハンドルグリップがソフトなものに変更。

B6型:フレームNo.:GT380B-24831〜。(ただし『B6・B7用パーツリスト』には「25034〜」とある)。発売:1977年2月。ボディカラー:赤=キャンディーカリプソンレッド、緑=オリーブグリーンメタリック。4ストロークエンジン搭載の「スズキ・GS400」がデビューしたが、アメリカでは55マイル=88km/h規制の関係から最も快適と評価が高く輸出が続けられ、欧州でも高い評価を得たモデル。国内ではメーター表示を200km/hから180km/hに変更、ギアポジションインジケーターが7セグLED表示に変更。GSと共通のフラッシャー&テールランプ付き。

B7型:フレームNO.GT380B-29653〜。発売:1978年4月。ボディカラー:赤=キャンディジプシーレッド、緑=オリーブグリーンメタリック、茶=ディープバーカンディーメタリック。タンクのラインがRG250と同一のタイプになり、フロントフェンダーもGSと共通のステーなしタイプになるなど、他車種とのイメージの統一化が図られたB7型。ヘッドライトケースがメッキ仕上げに変更。車体色はレッドとグリーン系ブラウン系が揃えられた。


「スズキ・GT380(サンパチ)」:スペック/価格

  • エンジン型式:空冷2ストローク・ピストンバルブ並列3気筒
  • 総排気量:371㏄
  • 内径╳行程:53.0╳52.3㎜
  • 圧縮比:7.3
  • 最高出力:38PS/7500rpm
  • 最大トルク:3.8㎏-m/6500rpm
  • 燃料供給方式 :キャブレター[VM24]
  • 変速機型式 :常時噛み合い式6速リターン
  • 全長:2090㎜
  • 全幅:815㎜
  • 全高:1125㎜
  • 軸間距離:1380㎜
  • 車両重量:183㎏
  • キャスター/トレール:28°/109㎜
  • 燃料タンク容量:15L
  • タイヤサイズ(前):3.00-19
  • タイヤサイズ(後):3.50-18
  • 販売価格:24万5000円(当時)

「藤森慎吾さんのスズキGT380」

あわせて読みたい記事:【佐田正樹】愛車カワサキ350SS(S2A)マッハⅡ佐田ビルダーズ仕様

「藤森慎吾」さんが乗っておられるのは、集合チャンバーが装着された「スズキ・GT380(サンパチ)」。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

芸能人

特集・まとめ

ランキング記事

管理人:CIMASHIMA

管理人:CIMASHIMA

今となっては思い出となる旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。