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【インプレッサWRC】コリン・マクレーのワークスカーのスペック
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世界中の希少車・名車が集まる海外の自動車オークション「シルバーストーン・オークション」に、「スバル・インプレッサ」が出品されます。もちろんただのインプレッサではありません。WRC(世界ラリー選手権)に出場した本物のラリーカー、ワークスマシンとなる「スバル・インプレッサWRカー」です。
「スバル・インプレッサWRカー」:ヒストリー
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この「スバル・インプレッサWRカー」のヒストリーは、2007年のWRCで「ペター・ソルベルグ(2003年チャンピオン)」が乗ったマシンとなっています。スバルは2008年までWRCに参戦していましたが、最後の年は5ドアハッチバックの新型に移行したため、通称:鷹目世代と呼ばれる「スバル・インプレッサWRカー」としてのラリーマシンであり、WRC参戦末期のポテンシャルとしては熟成された1台です。戦績としては6戦にわたって使用され、ポルトガルでは2位、ギリシャでは3位に入賞しました。
引退後のストーリーも濃いクルマで、2007年に「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」というイベントで走った際には、伝説のラリードライバー、故「コリン・マクレー」がハンドルを握りました。結果、この年の9月に事故で亡くなった故「コリン・マクレー」が、最後にその走りを披露した1台となりました。
「スバル・インプレッサWRカー」:スペック
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全長4425×全幅1800×全高1390mm、ホイールベース2545mm、車重1230kg。エンジンは排気量1944cc、水平対向4気筒DOHCインタークーラーターボ「EJ20」。最高出力は261kW(355ps)/5500rpm、最大トルクは588.4N・m(60.0kg-m)/4000rpm。トランスミッションは6速MT、駆動方式はフルタイム4WD。
「スバル・インプレッサWRカー」:価格
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インテリアももちろんWRC世界ラリー選手権に参戦した仕様のままであり、手が入っていないところがないであろうスパルタンであり、なおかつフルロールケージで安全性も確保された「スバル・インプレッサWRカー」。このクルマは歴史に残るコレクターズカーですが、「本来の目的のためにまだ使える」コンディションだそうです。
これだけのヒストリーとファクトリー製作の本物の「スバル・インプレッサWRカー」でありながら、オークションでの落札価格は2500万円~3000万円と予想されています。
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