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【ダッジ・バイパーACR-X】ニュル最速モデルのスペックと価格
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生産終了となったアメリカの名車、「ダッジ・バイパー」。その中でも希少モデルとなる世界限定50台のみ販売された「ダッジ・バイパーACR-X(Dodge Viper ACR-X)」が海外のインターネット中古車サイト・BJmotorsで販売されており、今後高騰するのではないかと注目されています。
今回販売されている個体は、2010年に製造された希少なモデルで、2012年にはドイル・ニュルブルクリンクの北コース・ノルドシュライフェにて市販車最速記録となる7分3.058秒を更新した一台としても非常に有名なモデルとなっています。
「ダッジ・バイパー」:世界記録の軌跡
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2008年8月18日、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.8km)の走行テストにおいて、オランダ人レーシングドライバートム・コロネルが運転するバイパーSRT-10・ACRが7分22秒1というタイムをマークしニュルブルクリンク市販車最速の称号を得た。 当日、何か所かセミウェットの箇所はあるもののほぼドライ。最初の2周を7分42秒と7分35秒でラップ。そして3回目のスティントは7分24秒台。4回目のアタックで、この日のベストタイムを記録し、シボレー・コルベットC6 ZR-1が6月に記録した7分26秒4、日産・GT-Rが4月に達成した7分29秒3を大幅に短縮した。参考にパガーニ・ゾンダFは7分27秒8、ポルシェ・カレラGTは7分28秒を記録している。 コンピュータによるシミュレーションではACRは7分10秒台で走れることが検証できていた。その後、2009年8月13日にグンペルト・アポロに記録を塗り替えられるまで、バイパーは最速記録を保持し続けていた。さらに2010年モデルのバイパーSRT-10・ACRは過去の記録を10秒近く更新する7分12秒13を記録した。 2012年にバイパーACR-Xが7分3秒058を記録し当時の世界最速の量産市販車となった。 2017年には7分1秒30と更に記録を更新した。
「ダッジ・バイパーACR-X」:スペック・価格
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「バイパーACR-X」は、公道仕様モデルの「バイパーACR」をベースにした更なるハードコアモデルで、チャンピオンシップにおいて優勝した「バイパー・コンペティション・クーペ(Viper Competition Coupe)」の安全装置を追加し、更には新設計のロールケージ、消火システム、レーシングシート、助手席を完全排除したスパルタンな仕様として登場したモデル。
「バイパーACR-X」のエンジンスペックとしては、2009年12月に発表後に公道走行ができないレース専用車としてチューニングされたエンジンを搭載。排気量は、8.4リットルV型10気筒エンジン。このエンジンは、専用ヘッド&エグゾースト採用などのチューニングを受け、40ps、6.2kgmパワーアップ。歴代バイパー最強の最大出力640ps、最大トルク83.7kgmを発揮する。
サスペンションも専用チューン。エアロダイナミクス性能も引き上げられ、スタビリティや高速コーナリング中のグリップ向上を果たした。ロールケージやバケットシートも装備。軽量化も図られ、標準車と比較して73kgのウェイトダウンに成功している。
今回中古車として発売されている「バイパーACR-X」ですが、ロットナンバーは#002ということで、50台中2台目に製造された超希少モデルであり、オーナーはBernie Katz氏という有名作家が所有していました。
走行距離は僅か16kmと非常に少なく、ボディやエンジンコンディションは全く問題ないとのこと。
価格は約1,720万円からとなっています。
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