【フェアレディZ32】世界記録のボンネビル最高速仕様のスペック
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世界最速の記録を残したカスタムマシンとして名を刻んだ「日産・フェアレディZ(Z32型)」の「JUNオートメカニック」仕様は、当時400km/hオーバーを記録しました。「JUNオートメカニック」が最高速トライアルに挑み製作したのは、1991年で、その後二回に渡りボンネビルにて速度記録に挑戦し、「小山進」氏のドライブによって時速:421.536km/hという世界記録を樹立しています。
実は「日産・フェアレディZ(Z32型)/V型6気筒DOHC:VG30DETT」は1989年のデビューで、「日産・スカイラインGT-R(BNR32型)/直列6気筒 DOHC:RB26DETT」と同時期に発表されました。当初は最高出力:300psオーバーで市販される予定でしたが、自主規制の最高出力:280psで登場(このZ32型が自主規制280psを作ったともいわれています。)し、当時としては車高の低さに驚きました。空力性能に優れたZ32型は、最高速トライアルに適したモデルでした。
このボンネビル最高速トライアル仕様の「日産・フェアレディZ(Z32型)」のカスタムですが、BHオークションによると「ボアアップによって排気量を3.1Lへと拡大し、両バンクにポルシェのグループCレーシングカーに装着されたKKK製K27.2タービンが1基づつ与えられ、ブースト圧2キロ/cmで1000馬力オーバー」というスペックとなっています。シャーシの床面はフルフラット仕様になっており、ダウンフォースを向上させています。
記録達成後に「公道走行可能な仕様」へと変更されて実際に登録されており、当時幾つかの媒体でも紹介された車両です。フロントやサイドから見てもフロントセクションの空力をよく考えてボンネットを生成していることがわかります。
インテリアは、エンジン制御関連のスイッチ類と追加メーターがコンソールに並び、ロールケージ、パーソナル製のステアリング、レカロ製のバケットシート、などで、オリジナルを残した状態といえます。
なお「東京オートサロン 2018」の「BHオークション」に出品されたものの、落札されていません。予想落札価格は、800万円-1,000万円前後とされていました。
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