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【スバルBRZ】ニュルブルク最速アタックのタイムはNSXレベル
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多くの自動車メーカーが開発で使用するだけでなく、ラップタイムにこだわっているニュルブルクサーキットでの最速アタック。今回は、この最速アタックにスバルが参戦。スバルはドイツ市場にて「スバル・BRZ」の販売を終了させるにあたって「ファイナルエディション」を(現地で)発売していますが、今回はSport Autoがその「スバル・BRZファイナルエディション」をニュルブルクリンクにおいて走らせ、ラップタイムとして8:43.60を記録したことを発表しています。この「スバル・BRZファイナルエディション」については「装備充実版」という位置付けとなっており、エンジン自体も変わらず最高出力200馬力なので、通常の「スバル・BRZ」も今回と同じくニュルブルクを8:43.60で走行できるポテンシャルを持つと考えて良さそうです。
「ニュルブルクリンク最速アタック」:概要
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ニュルブルクリンクは1927年に作られた古い20.832kmの北コース(Nordschleife、ノルトシュライフェ)と、1984年に新設された5.1kmのGPコース(GP-Strecke)の2つのサーキットに分けられるが、単に「ニュルブルクリンク」という場合は北コースのNordschleifeを指す場合が多い。北コースの愛称は「グリーン・ヘル(緑の地獄、あるいは単にヘルとも)」で、1960年代後半ジャッキー・スチュワートにより名付けられた。
「コースの特徴」
- コース全体で約300mの高低差がある。
- 超高速から超低速まで多種多様なコーナーがある。
- コーナーの数が172もある。
- コーナーの多くがブラインドコーナーとなっている。
- バンクが付いているすり鉢状のヘアピンがある。
- ウイングによるダウンフォースがない車両だとジャンプする箇所がある。
- コース全体の平均スピードが高い。
- 路面が波打ち、ほこりっぽく滑る。
- コース幅が狭い。
- エスケープゾーンが狭い(黄色旗での減速が十分でない車両のルーフをガードレールの外にいるマーシャルが棒で叩いて警告を行えるほど狭い)
「ニュルブルクリンク最速の目的」
上記の特徴の過酷な条件が揃っており、世界最長、そして世界有数の超難関コースとして知られ、車両の総合的な性能がタイムに反映されやすいことからスポーツカー等の高性能乗用車の開発を行うテストコースとして利用されています。日本の自動車メーカーのみならず、著名な自動車メーカーのほとんどはここでテスト走行を行っているサーキットです。それゆえにその中において最速のラップタイムを記録することは、記録に残るだけでなくマシンのポテンシャルを明らかにし多くの車ファンを魅了する目的もあります。
「スバル・BRZのタイムはNSXやS2000レベル」
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実際には、ニュルブルクリンクにおいて「スバル・BRZファイナルエディション」のラップタイム「8:43.60」がどれくらいのタイムなのか、ということです。まず、現在のトップタイムは先日記録を更新して王座についたばかりの「メルセデスAMG GTブラックシリーズ(6:43.616)」。日本車だと(R35 GT-Rを除けば)「ホンダ・シビック・タイプR」が7:43.80、「レクサスLFA」が7:38,00で走っていますが、これらはそれぞれ96位、80位くらいのラップタイムです。
ちなみに「トヨタ・GRスープラ」は7:52.17というタイムで、おおよそ160位あたりです。「スバル・BRZ」が記録した8:43.60近辺だと「ホンダNSX」(8:38)、「ホンダS2000」(8:39)、「ヒュンダイ・ジェネシスクーペ」(8:43)、「ロータス・エキシージ」(MarkI/8:42)、「フォルクスワーゲン・シロッコ」(8:47)、「BMWM3」(E30/8:50)といったところです。これらの順位は不明ではあるものの、240位が「ランサーエボリューションIX」の8:11なので、「スバル・BRZ」のタイムは300位くらいになるのかもしれません。
今回「スバル・BRZ」は記録したタイムは、実は「ホンダNSX(初代)」や「ホンダ・S2000」に近いタイムだったということが驚きです。これらは「究極のサーキットウェポン」というイメージがあるものの、わずか200馬力のスポーツクーペがこれらピュアスポーツと同等のタイムを記録したというのは驚愕以外のなにものでもなく、ここはやはり時代とともにクルマも進化しているということです。その意味では、先日発表されたばかりの新型「スバル・BRZ」についても年月相応の進化があったと考えるのが妥当であり、出力はさほど向上していなくとも、ニュルブルクリンクのタイムは大きく短縮されることになるのかもしれません。乞うご期待です。
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