【ワイルドスピード7】 シー・ユー・アゲインは奇跡の一曲だった

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【ワイルドスピード7】 シー・ユー・アゲインは奇跡の一曲だった

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世界的な大ヒット映画『ワイルド・スピード』シリーズ。2001年から始まったカーアクション作品で、日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれ、既に公開されている8作品の累計興行収入は、なんと5,400億円を突破しているモンスター映画。多くの名車、旧車、スーパーカーが登場し、しかもカスタマイズされたマシンがカーアクションを繰り広げることでファンを魅了しています。最新作にしてシリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2020年1月31日に予告編が公開されると、24時間で5億回の再生回数を突破し世界的に次回作への期待と「ワイルドスピード」シリーズの人気の高さを示しました。今回は、シンガーソングライターの「チャーリー・プース」氏が、2015年に公開された映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌として大ヒットを記録した「シー・ユー・アゲイン」に関するコメントに注目。

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「シー・ユー・アゲイン/SKY MISSION」

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2015年に映画『ワイルド・スピード』シリーズの第7作目として公開された『ワイルド・スピード SKY MISSION』。本作は、ブライアン・オコナーを演じ、2013年に亡くなった俳優の故「ポール・ウォーカー」氏が最後に出演した作品の1つとして知られている名作映画。「ポール・ウォーカー」氏は2013年11月30日、友人の「ロジャー・ロダス」氏が運転する車(ポルシェ・カレラGT」に乗っていた際に事故に遭い、帰らぬ人になってしまいます。当時は『ワイルド・スピード SKY MISSION』を撮影していた最中で、急遽、弟の「コーディ・ウォーカー」氏が残されていたブライアン・オコナーのシーンを代役として演じることになりました。

そして、完成し公開された本作はおよそ1,666億5,524万3810円(1,515,047,671ドル)という、『ワイルド・スピード』シリーズにおける歴代最高の興行成績をあげるほどの成功を収め、映画の大ヒットと比例するように、本作のテーマ曲である「シー・ユー・アゲイン」も大ヒットを記録したのです。「友よ、君がいないから長い1日だった/また会った時にすべて話すよ」と、今は亡き友人への思いをシンガーソングライターの「チャーリー・プース」氏が歌う、彼と「ウィズ・カリファ」氏による「シー・ユー・アゲイン」は、作中の映像が組み合わされた感動的なミュージックビデオも話題になり、ビデオは記事執筆時点までにYouTubeで47億回以上も再生されている大ヒット曲。


「チャーリー・プース氏が語ったシー・ユー・アゲイン」

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グラミー賞において主要部門の1つである最優秀楽曲賞を含む3部門にノミネートされるなど、「シー・ユー・アゲイン」は「チャーリー・プース」氏のキャリアを代表する1曲となったものの、「チャーリー・ブース」氏によれば、実は『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌として採用されない可能性があったそうです。今回、イギリスのGQのインタビューに応じた「チャーリー・ブース」氏は、そのなかで「当初は、『シー・ユー・アゲイン』を歌うことはできないと言われていた」ことを告白しています。その理由について「『ワイルド・スピード』に僕は相応しくないという理由でね。つまり、僕がカッコよくなかったということさ。変わったミュージックビデオも作っていたからね」とコメントしています。


「奇跡の一曲だった」

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実は、どちらかというと可愛らしい印象の「チャーリー・ブース」氏は、ワイルドな風貌揃いの『ワイルド・スピード』の顔には相応しくないという理由で、当初は歌うことを断られてしまったということです。「契約を結んでいなかった段階で製作陣に連絡して、(自分が歌えないなら)曲は提供しないということを伝えて電話を切ったんだ」と「チャーリー・ブース」氏は当時を回想しています。しかし、映画の製作陣も「シー・ユー・アゲイン」という本作にぴったりな楽曲を逃すわけにはいかないと思ったのか、考えを改めたそうです。「奇跡が起きて、1週間後には曲を歌っていたよ」と「チャーリー・ブース」氏は振り返り、最終的には自分自身で歌うことができたと明かしたのです。「カッコよさが足りない」という、まさかすぎる切ない理由でボツになりかけていたという「シー・ユー・アゲイン」。今ではこの曲が『ワイルド・スピード』シリーズを代表する主題歌の1つにまでなっているので、一度は断りかけた配給側も安堵していることでしょう。

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