【BHオークション】 ナンバー00218のZ432Rのスペック

この記事は4分で読めます

【BHオークション】 ナンバー00218のZ432Rのスペック

あわせて読みたい記事:【湾岸ミッドナイト】S30悪魔のZの仕様・ベースモデルS130

あわせて読みたい記事:【BHオークション】KP47ワークス137E搭載のクワハラ仕様

あわせて読みたい記事:【ワイルドスピード】劇中車両のインテグラGSRのスペック・価格
日本国産の希少な名車、旧車が数多く出品される「BHオークション」。そのオークションで注目の車両として「日産・フェアレディZ432R」があります。まさにスペシャルマシンです。


「日産・フェアレディZ(S30型)」:概要

あわせて読みたい記事:【S30:フェアレディZ】LYヘッドレース仕様のスペック・価格
世界的な日本の国産名車として知られる「ダットサン(日産):フェアレディZ」は、1969年に先代モデルとなるオープンボディの「ダットサン:フェアレディ(SR311/SP310)」の後継モデルとしてデビューしました。デビューに至るまでの開発は、1960年代当時、アメリカ日産の社長であった「片山豊」氏でした。「ダットサン・フェアレディ(SR311)」でモータースポーツでは成功を収めていたものの、市場では年々厳しくなる北米の安全基準に適合できなくなると考え開発がスタートしました。自身はインタビューで「ジャガー・Eタイプのような車を造ってくれ」と要望を出したと述べており、初代モデル「フェアレディZ」のエクステリアデザインは優雅で美しいボディシルエットが描かれました。さらに「フェアレディZ」のシャシーポテンシャルは高度なもので、軽量なモノコックボディに、前後輪ともストラット式サスペンションによる四輪独立懸架を備え、市場で先行する「ジャガー・Eタイプ」や「ポルシェ・911」などと競えるほどに仕上げられました。


「ダットサン(日産):フェアレディZ(S30)」:スペック

  • 年式:1972年モデル
  • 型式:HS30H型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,305mm × 1,690mm × 1,285mm
  • ホイールベース:2,305mm
  • トレッド(F/R):1,355mm / 1,345mm
  • 車両重量:1,010kg
  • エンジン型式:L24(240Z/240ZG) / L20(Z/Z-L) / S20(Z432)
  • エンジン形式:直列6気筒 SOHC SUツインキャブ / 直列6気筒 DOHC ソレックス製3連キャブ(Z432)
  • 排気量:2,393cc(L24)/ 1,998cc(L20) / 1,989cc(S20)
  • ボア×ストローク:87.0mm×73.7mm(L24)/ 78.0mm×69.7mm(L20)/ 82.0mm×62.8mm(S20)
  • 圧縮比:8.8(L24)/ 9.5(L20/S20)
  • 最高出力:150PS / 5,600rpm (L24)130PS / 6.000rpm(L20) / 160PS / 7,000rpm(S20)
  • 最大トルク:21.0kgm / 4,800rpm(L24)17.5kgm / 4.400rpm(L20) / 18.0kgm / 5.600rpm(S20)
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション(F/R):マクファーソンストラット / マクファーソンストラット
  • ブレーキ(F/R):ディスク / LTドラム
  • タイヤ(F/R):175HR14
  • 最高速度:210km/h
  • 0-400km/h加速:15.8秒
  • 0-100km/h加速:8.5秒

「生産台数・中古価格」

「生産台数」:型式は「PS30SB」となっている「フェアレディZ432R」のボディカラーは、「グランプリオレンジ」の1色のみの設定だったということです。30台前後が生産されたものの、現存しているのは10台以下とも言われている超貴重モデルです。一説では、オイルショックによる「240ZG」や「Z432」の生産中止が相次ぎ、在庫処分として数台の特別モデルとして「Z432R」が限定で市販されたということです。

「中古価格」:中古価格としては、現存数も極めて少ないことから「ASK・価格応談」であり、2015年頃では「5,000万円以上」という価格帯だったようです。ちなみに「Z432」でも1,000万円以上~「ASK・価格応談」が中古価格の相場であり、「Z432」は「ハコスカGT-R(PGC10/KPGC10)」と同じような状態となっています。


「日産:フェアレディZ432R」:スペック

  • 「Nissan FairLady Z432R」:主要諸元
  • 型式:PS30SB
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,110mm × 1,630mm × 1,280mm
  • ホイールベース:2,305mm
  • トレッド(F/R):1,355mm / 1,345mm
  • 車両重量:960kg(Z432:1,110kg)
  • エンジン型式:S20
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHC
  • 排気量:1,989cc
  • ボア×ストローク:82.0mm×62.8mm
  • 圧縮比:9.5
  • 最高出力:160ps / 7,000rpm
  • 最大トルク:18.0kg-m / 5,600rpm
  • サスペンション形式 前:ストラット
  • サスペンション形式 後:ストラット
  • ブレーキ 前/後:ディスク/ドラム
  • 最高速度:210km/h(PS30型:Z432)
  • 0-400m加速:15.8秒(PS30型:Z432)

「BHオークション出品のZ432R」:スペック

あわせて読みたい記事:【日産:フェアレディZ432R】限定生産レーシング仕様スペック

第1世代のスカイラインGT-Rと同じ2L DOHCのS20型ユニットを搭載したS30型フェアレディ Zの高性能モデルとしてラインナップされた「Z432」。

その432ベースのレース参戦用ベースモデルとして、FRP製ボンネットや、S30の標準車よりも0.2mm薄い鉄板が用いられたボディ外板ほか、サイド&リヤウインドウも軽量なアクリル製が装備され実に100kg以上もの軽量化が施されている。

なお燃料タンクは耐久レースへの参戦を想定した100L容量(標準は60L)の専用品が装備された。

エンジンは基本的にはZ432と共通だが、レースベースとしてチューニングが施されることが前提とされたためエアクリーナーは取り外され、キャブレターのファンネンルが剥き出しにされている。エンジンの最高出力自体は160ps/18kgmとZ432からの変化はない。

内装も簡素化されておりラジオやヒーターといった快適装備は一切省かれているほか、シートもリクライニング機構の付かないフルバケットタイプが採用されている。

ロールケージさえ装備すればすぐさまレース参戦可能というスパルタンな仕様である。

この出品車は 「PS30-00218」の車体番号を持つ正真正銘の「R」である。車台番号が再打刻され、その上には日産のロゴマークが入るのはこの個体だけとも言われている。運転席のシートは経年劣化を避けるため交換されているが、純正シートも別途保管されている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

芸能人

特集・まとめ

ランキング記事

管理人:CIMASHIMA

管理人:CIMASHIMA

今となっては思い出となる旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。