【Alieno Arcanum】5,221psのEVマシン登場

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【Alieno Arcanum】5,221psのEVマシン登場

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ニュルブルクリンク最速の車を各自動車メーカーが狙ったり、0-100km/h加速を競ったりとスペックが強調されるのが、スポーツモデルの宿命ともいえるのかもしれませんが、近年においてはEVメーカーのEVモデルがニュルブルクリンクを7分5秒12を記録し大変な驚きを自動車メーカーに与えました。また加速も0-100km/h加速:1.9秒という加速力など従来のエンジン搭載モデルを凌駕するポテンシャルを発揮しています。そのような中、さらなるEVモデルがブルガリアから登場したのです。モデル名は「Alieno Arcanum」というEVモデルです。ちなみにモデル名はイタリア語で「エイリアン」という意味があります。この「Alieno Arcanum」は4タイプのバリエーションが設定されるようですが、そのスペックに驚かされます。


「Alieno Arcanum」:スペック

  • RP2(ベースモデル):最高出力2,610ps / 4,440Nm
  • RP3:3,482ps / 5,920Nm
  • RP4:4,351ps / 7,400Nm
  • RP5(トップモデル):5,221ps / 8,880Nm(最高速度:488km/h(仮定))

「出力向上の理由とは」

  • (出典:yahoo.com)

では、なぜこれほどまでに出力を向上させることが出来たのか。通常のEVハイパーカーとして開発されるマシンというのは、各ホイールに1つのモーターが搭載されています。しかし、「Alieno」社が開発したのは、「ダイレクト・ドライブ・パワートレイン」というもので各ホイールに最大4つ、4輪モデルであれば、前後のシャシー部分を含めるならば、合計24の電気モーターを搭載することが可能となり最大出力:5,221psというスペックを叩き出すのです。走行距離は、「グラッフェンLiPoセル」と「スーパー・キャパシタ」を搭載したバッテリーによって60kWh~180kWhの容量を持ち、1度の充電において最大1,020kmの航行が可能とのことです。


「3つのバージョン」

  • (出典:yahoo.com)

選択できるバージョンは「STR(ストリート)」、「TRC(トラック)」、「RCE(レース)」の3つとなっており、しかも、それぞれのバージョンにあったタイヤを選択することが可能で「RCE(レース)」バージョンではスリックタイヤを選択することができます。また「Alieno Arcanum」のサスペンションシステムなどは、ダブルウィッシュボーンとプッシュロッド、ロッカーアーム、調整式アンチロールバー、電子制御式ダンパー、アクティブライドハイトコントロールを装備した「ロボットサスペンションシステム」が組み込まれており、各車輪が完全に独立したシステムとなっています。ブレーキシステムは、従来の油圧システム、回生電磁ブレーキシステム、「ロボット式空気ブレーキシステム」を装備し、3つのブレーキシステムが搭載されています。さらにオプションでエアブレーキパラシュートも利用可能です。


「規格は2020年LMP1」

  • (出典:yahoo.com)

「Alieno Arcanum」は、LPM1のカテゴリーの規格に適合するように開発が進められており、2020年からスタートするハイパーカークラスにおいても高い戦闘力を発揮できるように開発されています。この点に関して「Alieno」の「CTP(チーフ・テスト・パイロット)」と「CSO(最高営業責任者)」の「イワン・キロフ」氏は、「Alieno Arcanumは、驚くほどに安定し、操作が容易となっています。制動は滑らかで論理的です。それはそれを運転する誰のためにも普通の車のように感じることができ、道路上でも最も安全で最高の車です」とコメントしています。


「Alieno Arcanumの価格」

  • (出典:yahoo.com)

超ド級のスペックを誇る「Alieno Arcanum」は、既に予約が開始されており、納車までに18ヶ月~30ヶ月ほどかかるようです。そして、それぞれのバージョンの販売価格は、下記のようになっています。

  • RP2(ベースモデル):9,700万円
  • RP3:1億3,000万円
  • RP4:1億6,000万円
  • RP5(トップモデル):1億9,400万円

今後、どのように「Alieno Arcanum」開発が進められ市販モデルが公道デビューするのか楽しみですし、実際に0-100km/h加速やニュルブルクリンクにおけるタイムアタックなど、記録更新モデルとして自動車メーカーに衝撃を与えていくことが期待されます。もし、そうなるならば、今後の自動車メーカーの指標となるでしょう。

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