【トヨタ 2000GT スピードトライアル】世界記録樹立の軌跡

この記事は2分で読めます

【トヨタ 2000GT スピードトライアル】世界記録樹立の軌跡

あわせて読みたい記事:【トヨタ 2000GT】 生産3台のゴールドボディのヒストリー

あわせて読みたい記事:【ポルシェ911】世界の名車としてのモデルヒストリーを振り返る

あわせて読みたい記事:【セリカLBターボ グループ5】伝説のシュニッツァー仕様の軌跡

日本が世界に誇る名車「トヨタ・2000GT」のデビューは、1967年5月16日でトヨタとヤマハとの共同開発で誕生したモデルでした。DOHC化された直列6気筒エンジン、日本初の4輪ディスクブレーキなどの先進的装備に国産車離れした流麗なスタイルをまとって鮮烈に登場しました。ポテンシャルも最高時速:220km/hと当時としては世界トップレベルであり、スピードトライアルでは世界記録と国際記録を樹立しています。

この記録を実現させるために、ヨーロッパのスポーツカーが持ち込まれたようです。

その車両中には「MGB」、「トライアンフTR2」、「アバルト・ビアルベーロ」、「ポルシェ911」、「ロータス・エラン」、「ジャガーEタイプ」などが含まれており、当時のトップレベルのスポーツカーが研究されたようです。

 


 

「スピード・トライアル」

 市販前年の1966年10月1日から10月4日には、茨城県筑波郡谷田部町(現・つくば市)の自動車高速試験場(現在の日本自動車研究所)にて、国際記録樹立のためのスピード・トライアルに挑戦しています。

種目はスポーツ法典Eクラス(排気量:1,500-2,000cc)の6時間、12時間、24時間、48時間、72時間(排気量無制限)、1,000マイル、2,000マイル、5,000マイル、10,000マイル(排気量無制限)、2,000km、5,000km、10,000km、15,000km(排気量無制限)の合計13カテゴリーでした。当時は、「ポルシェ」、「クーパー」、「トライアンフ」など、ヨーロッパのそうそうたる一流メーカーがこれらの記録を保有していました。

なお「トヨタ・2000GT」が樹立した記録は次のとおりです。

  •  2000gtrs

なお、このトライアルは途中で台風に見舞われるなど、非常に過酷なものでした。その後、トヨタはこの記録挑戦を宣伝広告に活用しましたが、1967年10月19日から10月30日モンツァ・サーキットにおける「ポルシェ・911R」によるチャレンジにより大幅に破られています。なお現在の「スピードトライアル車両」は、存在しておらず記録樹立車のレプリカが展示されています。その点は「チーム・トヨタ」の「細谷四方洋」氏によれば記録樹立車は行方不明で、現存するのか廃棄されたのかすら分からないということですが、記録樹立車のオリジナルは、アメリカに送られ、「キャロル・シェルビーレーシング」によってレースに参戦していたようです。そして、その後、日本国内に戻され現在のレプリカは当時の「スピードトライアル」でステアリングを握った「細谷四方洋」氏の監修によるレプリカということです。


「トヨタ・2000GT スピードトライアル」:スペック

  • 【スペック】:ベースモデル
  • 年式:1967年
  • 型式:MF10
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,175mm × 1,600mm × 1,160mm
  • ホイールベース:2,330mm
  • トレッド(F/R):1,300mm / 1,300mm
  • 車両重量:1,120kg
  • サスペンションシステム(F/R):ダブルウィッシュボーン
  • ブレーキシステム(F/R):ディスク
  • タイヤ(F/R):165HR15
  • エンジン:3M型 水冷式直列6気筒 DOHC ソレックス型キャブレター ×3
  • ボア × ストローク:75.0mm × 75.0mm
  • 排気量:1,988cc
  • 圧縮比:8.4
  • 最大出力:150ps / 6,600rpm
  • 最大トルク:18.0kgm / 5.000rpm
  • トランスミッション:フロア式5速マニュアル
  • 駆動方式:FR
  • 最高速度:220km/h
  • 0-400m加速:15,9秒
  • 0-100加速:8,6秒

Related Post


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人:CIMASHIMA

管理人:CIMASHIMA

幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。