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現在でもファンの多い暴走族マンガ「湘南爆走族」。というものの抗争シーンよりも友情メインとしたギャグマンガ。しかし、このマンガでバイクに興味をもったファンも多い。それぞれ登場するバイクは名車ばかりで改造も個性豊か。現在では、登場仕様や「湘南爆走族」のレプリカ仕様も多く存在。そんな「湘南爆走族」に登場するバイクに注目です。今回は、「湘南爆走族」の「桜井信二」の実写版を演じておられる「佐藤健」さんの「スズキ・GT380」に注目です。
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神奈川県の湘南海岸を舞台とし、2代目リーダーの「江口洋助」をはじめとする暴走族「湘南爆走族」メンバー5人と、地獄の軍団など他の暴走族などの登場人物やグループを中心に友情や恋愛などを描いた漫画です。ギャグの割合が多いものの、喧嘩やバイクバトルなどの描写、グループ間の抗争などシリアスなストーリーもあります。連載ではギャグメインで一話毎に単発で完結するのが基本ですが、江口と権田のタイマン勝負、ボクシングに打ち込む権田のエピソード、族同士の抗争編など、シリアスな展開の数話に渡る長編もある。
1982年3月、『少年KING』3号で読み切りとして登場。その後、同年12月、正式に連載が開始。単行本は全16巻、別巻全1巻。1987年に江口洋介主演で、実写映画化され、それに平行してOVAも12作製作されており、主題歌は元横浜銀蝿の翔、HOUND DOG、LOUDNESS、Mr.Children、杉山清貴、実写で主演した「江口洋介」などが歌っている。エンディング曲は「田中律子」も参加。
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神奈川県茅ケ崎にある波打際高校。放課後の手芸部部室に、女生徒たちとフランス刺繍に励む紫色のリーゼント頭の江口洋助の姿があった。彼は手芸部部長としてのやさしい顔と湘南暴走族のリーダーとしての超つよい顔の二つの面も持っていた。間もなく仲間の呼び出しに単車の待つ校庭へ出向く江口。数分後、湘南の潮風の中、江口、親衛隊長の晃、丸川、桜井、旗持ち原沢の略して“湘爆”こと、湘南爆走族はマシンをぶっ飛ばしていた。途中、路上で隊員勧誘のためのプロモーションビデオの撮影に大忙しの宿命のライバル“地獄の軍団”にガンくれて、彼らはラーメンショップじぇんとる麺をめざす。そこのマスター茂岡は、湘爆の初代親衛隊長である。金欠で一杯のラーメンをとりあう湘爆のメンバーたち。その頃、横浜をおさえた荒くれ集団“横浜御伽”は湘南進出をもくらみ、他グループの席巻を開始した。まずは湘南を爆走中遭遇した地獄の軍団を叩きのめし、リーダーの権田を病院送りに。また、晃は恋人民子とデート中、民子にチョッカイを出した彼女の中学の先輩だという横浜御伽の神林と乱闘になる。一方、横浜へ銀色の刺繍糸を買いに出た江口と副部長津山の前にも御伽の面々が現われ、喧嘩を売って来た。とうとう御伽から挑戦状が叩きつけられた。それを受けた晃はひとりで決着をつけると長者ヶ崎へ向かう。御伽のリーダー城崎の妹・奈美は前々から江口に憧れていて決闘をやめさせようと波打際高校を訪れた。長老ヶ崎へと単車を走らせる湘爆たち。それを病院の窓から見つけた権田も抜け出し、地獄の軍団も向かった。闘いの結果、江口と城崎のきもだめしで結着をつけることになり、江口の勇気に城崎は負けた。
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桜井信二:実写版 – 佐藤健/アニメ版 – 山口健(第1作)、目黒光祐(2作目以降)
ポイントは、角刈り頭と防塵マスク、糸目(細い目)、学ランは短ランにドカン。元・近遠中学の番格。メンバー5人の中で唯一肩書きを持たず最も目立たないが、本人いわくチームの隠し味。やさしそうな顔とは裏腹に喧嘩は強い。実家は新聞屋。愛車は「スズキ・GT380」の初期型モデル。普段はサングラスに防塵マスクと全く表情がわからない扮装をしている。原沢の彼女・渚に対し、もし自分が最初に出会っていたらと考えるなど恋愛に興味がある。原沢といい勝負の硬派で、丸川とナンパに興じるもとんでも無い行動に出てしまう。しかし、そんな彼も江口に告白できない飯村さんの相談役を務めたり、下級生の女の子にファンがいたりと女性に渋みを感じさせるキャラに成長。
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「SUZUKI GT380」のシリーズデビューは、1971年に発売。独特な空冷2ストローク直列3気筒エンジンに6速トランスミッションを組み合わせて搭載しており、3気筒ながら4本出しチャンバーやゴツいデザインが特徴。デビュー当時は350ccが主流であったこのクラスで380ccという排気量は、「スズキ・GT250」のボア54mm × ストローク54mmの2気筒エンジンをベースに1気筒分を追加して3気筒とした開発経緯に由来するということ。また、特徴としてギヤポジションインジケーターが速度計と回転計の間に設置。シリンダーヘッド付近を流れる空気の流れを速くして、冷却効果を高くするために角張った空気導入ケース「ラムエアーシステム」が設けられ、これが「スズキ・GT380(サンパチ)」を示すアイコンにもなっています。
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前期型(B0型/B1型/B2型)・後期型(B3型/B4型/B5型/B6型/B7型)
B0型:フレームNo.:GT380-10001〜。発売:1971年12月。ボディカラー赤=キャンディ、ブライトレッド青=ブライトブルーメタリック、黄緑=グレイスライムメタリック 輸出カラー:橙=ルージュ・ヴィフ、青緑=ターコイズ。ゼロヨンの実測値では14 – 15秒台、最高速度168 – 176km/h。
B1型:フレームNo.:GT380B-10001〜。発売:1972年4月。ボディカラー:赤=キャンディーブライトレッド、青=ブライトブルーメタリック、黄緑=グレイスライムメタリック 輸出カラー:橙=ルージュ・ヴィフ、青緑=ターコイズ。
従来のドラムブレーキは、50km/hまでは効くものの80km/h以上では制動力の不足がみられたため、新たにGT380BことGT380ディスクが追加された。フロント周りが一新された一方、容量15Lの燃料タンクなども変更なしで、車重は183kgのままに抑えられたモデル。
B2型:フレームNo.:GT380B-12652〜。発売:1973年6月。ボディカラー:銀=スターダストシルバーメタリック、青=ブライトブルーメタリック、緑=オリーブグリーンメタリック。ライトを丸型に、タンクのラインを変更したのが特徴のB2型。ウインカーの取り付け幅を変更し、パッシングライトを新採用。3速の減速比も1.157から1.005とローギヤード化されている。また輸出用の車重は171kgと乾燥重量表記となっていた。初期エンジンの最終型となる。
B3型:フレームNo.:GT380B-15057〜。発売:1973年12月。ボディカラー:銀=スターダストシルバーメタリック、茶=キャンディーロイヤルマルーン、緑=オリーブグリーンメタリック。GT185とGT125の登場によりGTシリーズのラインナップが拡大し、1974年には全車のデザイン統一が行われた。強制開閉式キャブレターに変更されたほか、ギヤポジションインジケーター、グラブバーなど使い勝手を向上させる大幅なマイナーチェンジを実施。フォークブーツが廃止され、サイドカバーも変更。
B4型:フレームNo.:GT380B-17182〜。発売:1974年8月。ボディカラー:赤=ジョイフルマルーンメタリック、緑=オリーブグリーンメタリック。400ccクラスにライバル車種が増えたための対策としてスポーティなレッドカラーにゴールドストライプを与えられたB4型。燃料タンクのエンブレムロゴが変更されたほか、リアショックアブソーバーの上部カバーも短いものになった。リアフラッシャーのリフレクターも法規改正で赤色となる。
B5型:フレームNo.:GT380B-20610〜。発売:1976年1月。ボディカラー:深緑=フォレストグリーンメタリック、黒=ブラック。「ミドルクラスの正統派」のキャッチフレーズで登場したのがB5型。ドイツの黒い森にちなんだ渋めのフォレストグリーンメタリックが新たに加わった。フロントフェンダーブレースが1本になり、ハンドルグリップがソフトなものに変更。
B6型:フレームNo.:GT380B-24831〜。(ただし『B6・B7用パーツリスト』には「25034〜」とある)。発売:1977年2月。ボディカラー:赤=キャンディーカリプソンレッド、緑=オリーブグリーンメタリック。4ストロークエンジン搭載の「スズキ・GS400」がデビューしたが、アメリカでは55マイル=88km/h規制の関係から最も快適と評価が高く輸出が続けられ、欧州でも高い評価を得たモデル。国内ではメーター表示を200km/hから180km/hに変更、ギアポジションインジケーターが7セグLED表示に変更。GSと共通のフラッシャー&テールランプ付き。
B7型:フレームNO.GT380B-29653〜。発売:1978年4月。ボディカラー:赤=キャンディジプシーレッド、緑=オリーブグリーンメタリック、茶=ディープバーカンディーメタリック。タンクのラインがRG250と同一のタイプになり、フロントフェンダーもGSと共通のステーなしタイプになるなど、他車種とのイメージの統一化が図られたB7型。ヘッドライトケースがメッキ仕上げに変更。車体色はレッドとグリーン系ブラウン系が揃えられた。
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「湘南爆走族」に登場する「佐藤健(桜井信二)」の愛車は名車「スズキ・GT380(サンパチ)」。最初期のモデルでグリーンにホワイトラインのボディカラー。敢えてフルノーマル。ボロボロのマシンを仲間とフレームやエンジンからレストアして組み上げた愛車。2ストトリプルの独特なエンジンサウンドと加速時の白煙が魅力。