【R30スカイラインバン改】FJ20ET改、R32ブレーキ、マルチリンク化のフルカスタム仕様

【R30スカイラインバン改】FJ20ET改、R32ブレーキ、マルチリンク化のフルカスタム仕様

あわせて読みたい記事:【R30スカイラインRSターボ】グループAニスモ仕様のスペック

あわせて読みたい記事:【首都高速トライアル1】劇中車TBO製R30スカイラインの仕様

あわせて読みたい記事:【スカイライン スーパーシルエット】サーキットの軌跡・スペック

大変マニアックで「R30型:スカイライン」ファンにとって、魅力的なカスタムマシンがオークションに登場しており注目となっています。「R30型:スカイライン」シリーズが登場した1980年代は、日本の自動車メーカーにおいてパワーウォーズ時代の幕開けとなりました。「ターボチャージャー」、「スーパーチャージャー」といった過給機、「ツインカム(DOHC)」といったエンジン機構に手が加えられていき、シャシー性能が追い付かないなどという状況が見られたのも、この時代の特徴でした。この時代背景のもとパワーウォーズ時代を牽引していった名車の一台が「日産:スカイライン」のR30型でしょう。1981年8月に登場することになりますが、この「R30型:スカイライン」は、デビュー当初は先代モデル(C210型)のパワーユニットと同様の「L20型:直列6気筒 SOHC エンジン」を搭載する「GTシリーズ」と「Z18型:直列4気筒 SOHC エンジン」を搭載する「TIシリーズ」の2系列でした。また先代モデルまで続いたショートノーズなどは存在せず、ホイールベースは1種類となりました。アメリカの俳優ポール・ニューマンが広告キャラクターであったため、「ニューマン・スカイライン」としての愛称も与えられています。


「エクステリアデザイン」

あわせて読みたい記事:【ノスタルジック2デイズ】ユーティリタスR30のスペック・価格

1980年代初頭の流行であった、直線基調の角張ったボディシルエットが特徴となっていました。また「日産:スカイライン」の伝統のリアフェンダーの「サーフィンライン」はなくなり、リアを大きくすることで名残をデザインにしています。リアのテールライトは丸テールで伝統を残しています。

後期型になると、スモークテールに三本のスリットが入った丸テールに変更されます。対してフロントは、「GT系」はグリルがハニカム形状を採用し、「RS系」は三本グリル(前期型)、グリルレス(鉄仮面/後期型)と特徴的なデザインが採用されました。

グレード体系はボディバリエーションは、4ドアセダン・2ドアハードトップ・5ドアハッチバック・後に追加されるライトバン(エステート)の4種でした。ちなみにハッチバックはスカイライン史上初の設定でした。現在は常識となっているテンパータイヤは、この「R30型:ハッチバック」が日本初採用であり、スペアタイヤに空気圧減圧警告灯なども装備されていました。


「パワートレイン」

デビュー当初は、7種類のバリエーションで「L20E型(GT) / L20ET型(GT):直列6気筒 SOHC エンジン」、「Z18S型(エステート・TI)Z18E型(TI) / Z20S型(TI) / Z20E型(TI):直列4気筒 SOHC エンジン」、「LD28型(GT):直列6気筒ディーゼルエンジン」という組み合わせでした。

これに「RS系」の「FJ20E型 / FJ20ET型:直列4気筒 DOHC エンジン」が加わることになります。このパワーユニットに組み合わされるトランスミッションは、3AT/4AT/5MT/4MT、サスペンションシステムは、ハコスカから続くフロント:マクファーソンストラット、リア:セミトレーリングアームという組み合わせでした。


「オークションで注目のR30バン改SPL」:スペック

あわせて読みたい記事:【DR30型:スカイライン】RS史上最強の最高速仕様スペック

R30型スカイラインのバンのカスタムにおいて理想型の内容となっています。まずはエンジンはFJ20ETにスワップでフルチューン。

制御はGTI-RのCPU。そこにR32タイプMのトランスミッション。

32GT-Rのブレーキ周り。サスペンションはA31セフィーロのマルチリンク移植…とフルカスタム。

 

改造費だけでも相当な額になる内容。「R30型スカイライン」ファンは一見の価値ありです。

  • 車名:スカイラインバン
  • 型式:L-VPJR30
  • 公認取得内容:
  • 原動機:CA18→FJ20ET
  • 動力伝達装置 :A/T→M/T
  • 制動装置:1ポッド→4ポッドキャリパー
  • 外装:FRPボンネット、エアロボンピン、エアロバンパー、他車種加工サイドステップ&リヤバンパー、リヤルーフスポイラー(激レア!)、17×9Jアルミホイール
  • エンジン:FJ20ET(公認)、R32エアフロ、TO4E(A/R0.60)ウエストゲート仕様、R32?R33?インタークーラー、大径スロットルバルブ、BOSCH燃料ポンプ、燃料ライン増設、燃圧調整レギュレーター、670ccインジェクター、パルサーGTI-Rコンピュータ追加基盤書き換え、ブーストコントローラー、アペックスECV付、他車種加工80φマフラー、コア増しラジエータ、電動ファンコントローラー、
  • 駆動系:クラッチラインメッシュホース、OS技研トリプルプレートクラッチ、R32タイプMミッション、R200機械式LSDデフ、
  • 制動装置:ブレーキラインメッシュホース、R32 GT-R マスター&キャリパー&ローター(フロントローター外径縮小加工)、URASサイドブレーキシュー、
  • フロント足廻り:ピロリンク付強化スタビライザー、調整式ピロテンションロッド、ピロロアアーム、S13ナックル、5穴ハブ、車高調、
  • リヤ足廻り:ピロリンク付強化スタビライザー、A31マルチリンクメンバー、調整式ピロアッパー&ロアー&コントロールアーム、車高調、
  • 内装:BRIDEバケット、社外ステアリング、タコ&油圧&油温&水温&排気温&燃圧&空燃比追加メーター、1DINオーディオ&モニター、バックカメラ、
  • 現在車検、書類はあります。
cimashimashimanchu