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1985年(昭和60年)にデビューしたR31型スカイラインは、RB型:直列6気筒DOHCエンジンを搭載したこともあり、シルエットフォーミュラでサーキットに戻ってきたDR30スカイラインの後継として「RS(R30型)」⇒「GT-R」の復活に期待がかかっていました。そのような中、「GT-R」への懸け橋ともいえる最強の1台が、「R31型」から登場することになりました。それが、1987年(昭和62年)にグループAレースのホモロゲーションを獲得するために、800台限定で生産された「GTS-R(HR31型)」でした。このモデルは、エンジンを「RB20DET-R」としステンレス製のエキマニや専用タービンなどを装備していました。
このエボリューション・モデルをベースとしたマシンによって、1989年の「全日本ツーリングカー選手権(JTC)」を戦うために製作された1台が、白いボディに「リーボック」の象徴であるイギリス国旗がペイントされた「リーボック・スカイライン GTS-R」でした。
このカラーリング仕様は人気は高く、1990年(平成2年)シーズン、1991年(平成3年)シーズンもリーボックカラーの「R32型:スカイライン GT-R」が参戦しました。デビューとなった1988年は、9月18日の「SUGOグループA 300km選手権レース」で「長谷見昌弘 / 高橋健二」とのドライブでの6位が最高位でしたが、翌1989年には、「長谷見昌弘 / A.オロフソン」とのコンビで「レース・ド・ニッポン」(8月20 日 筑波)、「SUGO グループA 300km選手権レース」(9月10日 菅生 )、「鈴鹿グレード20ドライバーズレース」(9月23日 鈴鹿)と3連勝を飾り、シリーズタイトルも獲得しました。このクルマは、長谷見昌弘/A.オロフソン組のドライブで3勝を挙げ、1989年のシリーズタイトルを獲得した「リーボック・スカイライン GTS-R(R31型)」です。