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【シンガーACS】964型ベース959オフロード仕様のスペック
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空冷時代の「ポルシェ911」を現在の技術でリザレクションして販売している「シンガー」社。これまでは、964型世代以前のモデルをレスモッドしてカスタムマシンを発表していましたが、今回、究極のオフロード911として新生した「シンガーACS」というカスタムマシンが発表されました。
「シンガーACSのモデル名の由来」
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この「ジンガーACS」というモデルはアメリカの「ジンガー・ビークルデザイン」とイギリスの「Tuthill Porsche」とのコラボレーションによって制作されたもので、モデル名の「ACS」とは「オールテレーン・コンペティション・スタディ(All-terrain Competition Study)」を指しています。つまり「All-terrain Competition Study」の頭文字。
今回の「シンガーACS」は、全地形対応のマシンでかつてダカールラリーに参戦していた「ポルシェ911サファリ」のオマージュモデルです。
「ベースモデルは964型」
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ちなみにベースモデルは90年代に発売された964型を使用し「シンガー」社が開発した空冷式3.6リッターフラット6ツインターボエンジンを搭載し最高出力450馬力を発揮します。
「シンガーACS」には3つのディファレンシャルロックと5速シーケンシャルギアボックスに油圧式ハンドブレーキを搭載しロールケージやバケットシートなどなどFIAの規定に沿った装備が備わっています。2つのスペアタイヤに長距離レース用の大型燃料タンクやナビも付いているのでラリーには最適な車です。
現状空冷式フラット6エンジンは「シンガー」社しか生産していない貴重な車でモダンとクラシックを合わせた素晴らしいデザインで完成されています。
インテリアはとても90年代の車がベースとは思えないほどシンプルかつ美しいデザインで「シンガー」社らしさが感じられます。
新しいステアリングホイールとナビゲーションシステム付きダッシュボードのおかげでモダンながら最新の車の内装にも感じられます。
「シンガーACSの価格」
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ボディはカーボンファイバーを使用し非公開ですが、車重も相当軽量化が図られたボディに仕上げられています。価格や生産台数は不明ですが現時点で二人の富豪が購入しており、100%確信して言えるのはオーナーは「パガーニ」や「ケーニグセグ」、「ブガッティ」を複数台所有している人物でしょう。過去に「ポルシェ964」をベースに「ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング」と共同開発した空冷エンジンを搭載した「シンガーDLS」が75台限定で2億円で発売されたので「シンガーACS」も億クラスの価格になりそうです。ポルシェ公式も過去に未発表のコンセプトで911のラリー仕様を作っており、去年はニュルブルクリンクで車高を上げた謎の911が目撃されておりサファリ復活かと期待もされていましたが、「シンガー」社初のレーシングモデルとなる「シンガーACS」は「ジェレミークラークソン」氏あたりが試乗すると大喜びしそうな車です。
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