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国産ピュアスポーツモデルとして人気だった「マツダ・RX-7」シリーズ。中でもエクステリアデザイン、そしてコーナリングマシンとして高く評価されているモデルが「FD3S型RX-7」でしょう。今回は、このモデルをシューティングブレイクへとカスタマイズされたマシンに注目です。
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ロータリーエンジンを搭載するピュアスポーツクーペモデルとしてデビューしていた「RX-7」は、シーケンシャルツインターボ付きの2ローターエンジンを搭載し、グレードの「タイプRS」と「タイプR」用が280馬力仕様、「タイプRB」のMT用が265馬力仕様、「タイプ」RBのAT用が255馬力仕様という設定でした。サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンを採用し、「RS」用はビルシュタイン製を装着、「R」用は大径ハードサスペンション、「RB」用はスタンダード仕様とダンパーの種類が異なっていました。また、「RS」は5速とファイナルギヤの変速比&減速比を他のMTモデルとは違うものを採用し、より走りにふったセッティングとなっていたのが特徴です。このモデルは空力関係もかなり見直されていて、「RS」、「R」と「RB」の「Sパッケージ」に採用されるリヤウイングは翼端板付きでメインフラップを4段階に調整可能な仕様が装着されていました。フロントの冷却用開口部も拡大され、さらにエアクリーナーに空気を導入するためのみの専用ダクトや、ブレーキ冷却ダクトも追加されています。限定車「スピリットR」シリーズでは、2シーター5速マニュアル仕様の「タイプA」、4シーター5速マニュアル仕様の「タイプB」、4シーター4速オートマチック仕様の「タイプC」の3仕様が用意されており、3仕様ともに「BBS」製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー、専用のソフト塗装インテリアパネルなど共通の内外装を採用した上で、それぞれ専用装備を備えています。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、EBD付き4W-ABSを標準で装着していました。
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コーナリングマシン、そしてエクステリアデザインも高く評価されている「FD3S型RX-7」。そのマシンのエクステリアを大幅に変更しカスタマイズされたマシンが登場。この点についてオーナーは、「1997年のオートサロンでトラストのFD用ワゴンゲートを見た瞬間、これしかないと思ったんです」とコメントしています。実際、1997年オートサロン後にデリバリーされたワゴンゲートキットは、すぐに廃盤となった経緯がある貴重なキットということです。
そして、エクステリアデザインの完成度を高めるためにエアロはバンパーがグレネード改、フェンダー&サイドステップがFEED製、リヤフェンダーはRE雨宮製をスムージングしているということです。
またリヤウイングは1410mmの翼端をESTオリジナルのステーでマウント。ワゴン用のスペシャルパーツ。また各所をLED化している。
ホイールは絶版のオートクチュール(F10J×19+32 R11J×19+25)。車高調はフロントに圭オフィス、リヤにアラゴスタ。ともに全長調整式。
パワーユニットは、ESTで6型エンジンパーツをベースに組み直された13Bには、TO4Rタービンがセットされる。制御はパワーFC。またPPFやミッションなども6型に変更されている。
インテリアはFRPマジックのカーボンパネルを多用。メーターはSTACK。
センターパネルには3DINでオーディオがインストールされているため、行き場を失ったエアコン等はグローブボックスに移動。