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ロータリーエンジンを搭載するピュアスポーツクーペモデルとしてデビューしていた「RX-7」は、シーケンシャルツインターボ付きの2ローターエンジンを搭載し、グレードの「タイプRS」と「タイプR」用が280馬力仕様、「タイプRB」のMT用が265馬力仕様、「タイプ」RBのAT用が255馬力仕様という設定でした。サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンを採用し、「RS」用はビルシュタイン製を装着、「R」用は大径ハードサスペンション、「RB」用はスタンダード仕様とダンパーの種類が異なっていました。また、「RS」は5速とファイナルギヤの変速比&減速比を他のMTモデルとは違うものを採用し、より走りにふったセッティングとなっていたのが特徴です。このモデルは空力関係もかなり見直されていて、「RS」、「R」と「RB」の「Sパッケージ」に採用されるリヤウイングは翼端板付きでメインフラップを4段階に調整可能な仕様が装着されていました。フロントの冷却用開口部も拡大され、さらにエアクリーナーに空気を導入するためのみの専用ダクトや、ブレーキ冷却ダクトも追加されています。限定車「スピリットR」シリーズでは、2シーター5速マニュアル仕様の「タイプA」、4シーター5速マニュアル仕様の「タイプB」、4シーター4速オートマチック仕様の「タイプC」の3仕様が用意されており、3仕様ともに「BBS」製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー、専用のソフト塗装インテリアパネルなど共通の内外装を採用した上で、それぞれ専用装備を備えています。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、EBD付き4W-ABSを標準で装着していました。
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ベースモデルの「FD3S型:RX-7」のルーフを750mmダウン&ボディは片側35mmワイド化とした「タモンデザイン」のカスタムマシン「TDC-057スパイダー」。
ボディデザインは専用設計された流線的なヘッドライトを軸に構築されたシャープなものとなっており、自然なラインで複雑な立体構造を施したサイドビュー、そして片側35mmワイド化されたフェンダーおよびバンパー一体型のディフューザーがピュアスポーツらしいカスタマイズとなっています。
またスパイダー化されたルーフについては、7.5cmのルーフカットと同時にAピラーとフロントウインドウをチョップドし、究極のワイド&ロースタイルを実現しているということです。
フロントセクションのヘッドライトは全くの新規でモノコックから製作されたワンオフパーツです。仕上げにはチタンコーティングを施し、クルマの雰囲気に合わせた高級感をプラスしています。
ボンネットは、Vマウント化されたインタークーラーから導風板まで一体のデザインとしています。大胆なエグリが迫力ある一体感を生み出す。さらに、純正ボンネットよりも低くデザインされており、全体のロー&ワイド感をさらに際立たせています。
リヤセクションには、「Y34型:グロリア」のテールランプを移植することであえて「FD3S型:RX-7」の面影を払拭し、よりシャープなイメージを追求しています。さらにテールライトはLED化などの加工を施しています。
インテリアはダッシュボードやセンターコンソールなどをカーボンで作り込み、シートをアルカンターラで張り替えています。シートはあくまでも都会に似合うスーパースポーツをイメージしているためあえて純正を選択しているが、ポジションが低く下げられているということです。
さらにデザイン重視でも走れなければ意味がないという理由から、ボディ各部にルーフカットによって低下したボディ剛性を取り戻す補強を行い、パワーユニットとなるエンジンのロータリーエンジンは、13Bサイドポート+T51Rタービンの組み合わせで最高出力:450ps超のハイパワーを発揮する仕様となっています。