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様々な世界の名車やスーパースポーツが登場し、派手なカーアクションで人気の映画「ワイルドスピード」は、振り返ると当初は、日本メーカーのスポーツカーが派手なチューニングに施したマシンがカーチェイスを繰り広げていました。そして、シリーズも第3弾となる映画「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」では、とりわけ注目されたマシンが「マツダ・RX-7(FD3S)」でした。派手なエクステリアデザインにカラーリングはインパクトあるマシンでした。
劇中においては、残念ながら中盤のカーチェイスの際、真横から「メルセデス・ベンツ Sクラス」に衝突されて横転し大破されてしまいます。「ハン(サン・カン)」を乗せたまま流出したガソリンに引火し、搭載していたNOSにより大爆発を起こし「ハン」を死に追いやってしまうというシーンは衝撃でした。
実は、この劇中モデルがデビューしたのは2005年の東京オートサロンのことで、この年のオートサロンでは、会場やチューニング雑誌の話題を独占し、見事カスタムコンテストのグランプリに輝きました。そして、そのデザインの完成度が海外でも注目を浴び、「ワイルドスピード」のマシンへ大抜擢されたというのです。そして、撮影用やプロモーション用に10台ちかくのレプリカが秘密裏に製作されたということです。製作を担当したのは日本ブランドの「ヴェイルサイド」社です。モデル名は、「FD3S RX-7-VeilSide Fortune Model(1994年式)」です。
ロータリーエンジンを搭載するピュアスポーツクーペモデルとしてデビューしていた「RX-7」は、シーケンシャルツインターボ付きの2ローターエンジンを搭載し、グレードの「タイプRS」と「タイプR」用が280馬力仕様、「タイプRB」のMT用が265馬力仕様、「タイプ」RBのAT用が255馬力仕様という設定でした。サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンを採用し、「RS」用はビルシュタイン製を装着、「R」用は大径ハードサスペンション、「RB」用はスタンダード仕様とダンパーの種類が異なっていました。また、「RS」は5速とファイナルギヤの変速比&減速比を他のMTモデルとは違うものを採用し、より走りにふったセッティングとなっていたのが特徴です。このモデルは空力関係もかなり見直されていて、「RS」、「R」と「RB」の「Sパッケージ」に採用されるリヤウイングは翼端板付きでメインフラップを4段階に調整可能な仕様が装着されていました。フロントの冷却用開口部も拡大され、さらにエアクリーナーに空気を導入するためのみの専用ダクトや、ブレーキ冷却ダクトも追加されています。限定車「スピリットR」シリーズでは、2シーター5速マニュアル仕様の「タイプA」、4シーター5速マニュアル仕様の「タイプB」、4シーター4速オートマチック仕様の「タイプC」の3仕様が用意されており、3仕様ともに「BBS」製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー、専用のソフト塗装インテリアパネルなど共通の内外装を採用した上で、それぞれ専用装備を備えています。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、EBD付き4W-ABSを標準で装着していました。
改造マニアの車という設定ゆえにエクステリアは、「VeilSide(ヴェイルサイド)」によってルーフ以外すべて手を加えられています。純正のリトラクタブルヘッドライトから固定式へ変更。ボンネットはエアーダクトが追加。ワイド化された前後フェンダー、リアもゲートはスプリット化されオリジナルのスポイラーを装備しています。
ブリスターフェンダーに収まるホイールは「ANDREW Racing Evolution V(アンドリューレーシング・エボリューションV)」の19インチが装着されています。12Jでマイナス34と超深リムのデザインです。カラーリングは、「オレンジ/ピアノブラック」でインパクトあるエクステリアに仕上げられています。
シートは、「D1-Rレーシング」が装着されています。助手席には、モニターが設置されています。
シートの間にはNOSのボトルが背後に装着されています。さらにロックフォードオーディオシステムといったハイパーオーディオシステムも装着されています。
13B-W型のロータリーエンジンは、NOSシステムを搭載し、350psを発生する仕様に仕上げられています。足回りは車高調整式のサスペンションシステム、VeilSide製チタンマフラーなどによってチューニング施されています。
「FD3S RX-7-VeilSide Fortune Model」仕様というレプリカモデルは、500万円~が相場となっているようです。ベースモデルは平均相場が200万円前後となっています。今後、希少なロータリーエンジン搭載マシンである「マツダ・RX-7(FD3S型)」は、FRの駆動方式ということや、最後の「RX-7」ということなど価格が高騰することが予想されます。