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日本の役者として代表的な存在感を放つ「唐沢寿明」さん。ドラマ、映画、舞台、声優などと幅広く活躍されています。その「唐沢寿明」さんは、車好きとしても有名な方です。そこで今回は、「唐沢寿明」さんのマニアックな愛車に注目です。
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「唐沢寿明」さんのブルース・リーへの思い入れは強く、中野英雄の自宅に唐沢が来て一緒に「ドラゴンへの道」、「燃えよドラゴン」を鑑賞した時に唐沢はアクションシーンで叫んだり英語でセリフも覚えており、中野もブルース・リーに詳しいつもりだったがレベルが違ったと自身の公式ブログでエピソードを紹介した。関連グッズも多数所有している。プライベートでは熱心な自動車愛好家としても知られ、特にヒストリックカーの分野では「トヨタ・2000GT」の前期型TRDロードスタースペシャル、「フェラーリ・F355」、「アストンマーティン・DB4」、「ポルシェ・356」、「フォルクスワーゲン・ビートル」を所有し、ヒストリックカー専門誌の取材も受けている。このように上質なコレクションを持つ一方、自らのドライビングで積極的に各種ラリーイベントにも参加している。JAF国内A級ライセンスを取得しサーキットレースにも参加するなどの活動により、大衆への自動車文化の流布に多大なる貢献を果たしている。歌唱力が高い事でも知られており、『輝け隣太郎』にてOP樹木希林とのデュエット曲「ふたりのすべて」(CDシングル化)、『トイ・ストーリー2』にて挿入歌「君はともだち」のウッディ・バージョン、『20世紀少年』にて「Kenji」名義で「Bob Lennon」も歌っている。
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「唐沢寿明」さんが現在所有されている「トヨタ2000GT」です。そして、この個体は前期型モデルで2004年に、TRD(トヨタテクノクラフト)で水没車をベースに特別に改造された「トヨタ2000GTロードスター」です。
ちなみにこの「唐沢寿明」さんの「トヨタ2000GT」のロードスター仕様は映画「007は二度死ぬ」で試作車をベースに2台だけ改造されたオープンの正規ボンドカーとは別物です。「唐沢寿明」さんが愛車とされている「トヨタ2000GT TRDロードスタースペシャル仕様」は、エアコン付きなどその他諸々の快適仕様するために特別にオーダーしたものです。 さらに過去に愛知県の歯科医の方から購入した後期型の「トヨタ2000GT(MF10-10436)」を所有されていましたが、2004年に「トヨタ2000GT TRDロードスタースペシャル仕様」を製作するにあたって手放すことにされたようです。
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日本が世界に誇る名車「トヨタ・2000GT」のデビューは、1967年5月16日でトヨタとヤマハとの共同開発で誕生したモデルでした。DOHC化された直列6気筒エンジン、日本初の4輪ディスクブレーキなどの先進的装備に国産車離れした流麗なスタイルをまとって鮮烈に登場しました。ポテンシャルも最高時速:220km/hと当時としては世界トップレベルであり、スピードトライアルでは世界記録と国際記録を樹立しています。
販売価格は、238万円で当時のカローラ約6台分と純国産のスーパーカーと言える存在でした。ちなみに1965年10月の東京モーターショーで、プロトタイプが披露され、翌66年5月には第3回日本グランプリに出場しています。同年7月の鈴鹿1000kmレースでは1-2フィニッシュで優勝するなど、デビュー前からクルマ好きの注目を集めていました。なかでも上記にある通り、1966年10月に谷田部で開催されたFIA公認スピードトライアルにおける3つの世界記録達成という偉業は、発売前にして国際的な評価をも高めていました。
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「トヨタ・2000GT」は、日本車として初めて映画『You Only Live Twice』(邦題『007は二度死ぬ』)の劇中車に用いられたボンドカーモデルでもあります。その「2000GTボンドカー」ですが、実は2台存在したようです。ベースとなる市販車の「トヨタ・2000GT」はハードトップのクーペモデルの1タイプしかありません。これをたった2週間でオープン(コンバーチブル)ボディーに作り変えたということですが、オープン仕様の市販車も予め用意されていたと思えるほど完成度が高い仕上がりになっています。そのカスタムポイントは、フロントウインドーの形状が実は市販車と同じではなく、屋根がない状態で最も美しく見えるように窓枠の形状を作り直したということでしょう。その結果、中にはめるガラスの形や大きさも変わってしまったため市販車用パーツの流用が利かず、かといって湾曲した特殊な形状なので、ガラスの製造も間に合わないということと、撮影で役者の顔がよく見えるように脱着式の透明樹脂製ウインドーが用意されたようです。
しかし、映画の本編中にジェームズ・ボンドが、この「2000GT」のオープンモデルをドライブするシーンはありません。「若林映子」演じるアキの助手席、という設定でしたし、「若林映子」も「2000GT」を運転することはなく、当時のトヨタワークスドライバーが代役を務めています。ちなみにイギリスでのスタジオ撮影には「アルファ・ロメオ・スパイダー」が使われました。また、この「2000GT」は、身長:約190cmの「ショーン・コネリー」がクーペでは狭くて乗りこめなかったから屋根を切った、ともいわれています。