あわせて読みたい記事:【フォードGT MK2】 限定スペシャルモデルの価格・スペック
あわせて読みたい記事:【ポルシェ・935カーボンボディ】軽量・ハイパワーの限定モデル
あわせて読みたい記事:【アレスデザイン・フェラーリ250GTO】限定モデルのスペック
「デ・トマソ・アウトモビリ」社は、現在英国で開催中の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Good Wood Festival Of Speed 2019)」で新型車「デ・トマソP72」を発表しました。「デ・トマソ」社は1959年に「アレハンドロ・デ・トマソ」氏によって創設されたメーカーです。1972年に「パンテーラ」が3000台近い販売を上げるなど、いわゆるスーパーカーでは異例の販売台数を記録した歴史と実績のあるメーカーです。
ちなみに今回の「デ・トマソ:P72」もパンテーラと同様に、新しいベンチマークの創造を目指しているということです。「デ・トマソ」は2003年のアレハンドロの死去以来、経営的に不安定になっていたが、2014年に香港の「ITV(アイディアル・チーム・ベンチャーズ)」が権利を取得しているということです。
今年は「デ・トマソ」社の創立60周年記念でもあり、1960年代に登場したレーシングプロトタイプ「P70」のオマージュとしてクラシックなレーシングカーを彷彿とさせるボディスタイリングとする一方、パフォーマンスは空力を含め現代的に最適化したものとなっているということです。
シャシーはオールカーボンモノコックとサブフレームで構成され、FIAのLMPの安全要件を満たすものとなっています。
これは同車の開発に携わった「アポロ」社の、V型12気筒エンジンをミッドに搭載したハイパーカー「アポロIE」に基づくものということです。
エンジンに関しては公式な発表はされていないということですが、シャシーから考えるとV型12気筒エンジンの線もあるのかもしれません。
この「デ・トマソ:P72」は、72台の限定生産で車両価格は75万ユーロ(約9122万円)の予定ことのこです。