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1970年代後半から1980年代にかけてモータースポーツは、グループB(=WRC(世界ラリー選手権)のトップカテゴリーのひとつ)の勃興によって素晴らしいホモロゲーション・スペシャル(モータースポーツへの参戦を目的に開発された特別な車種)が公道を疾走するようになり、ドイツツーリングカー選手権(DTM=市販車をベースにしたツーリングカーで争われるドイツ独自のレース)も興隆を極め、その結果「BMW M3」の第一世代などが世に送り出された時代になります。アメリカ産のポニーカー(=若者向けに開発された汎用スポーツカーの総称)も産声をあげ、数えきれないほどの素晴らしいスポーツカーが誕生しました。そのような時代に颯爽と登場したのがこの一台、「ダットサン:280ZX」です。日本国内においては「S130型:フェアレディZ」となるモデルにあたります。輸出モデルとなる「日産:フェアレディZ」ですが、「ダットサン:280Z」に、さらにGTカーのデザイン的要素を盛り込んだのがこの「ダットサン:280ZX」となります。トランク・スペースの広さと内装設備も、格段に充実しています。「Z」に比べると、やや大人しくシックにまとめられた感もあり、人気という意味では多少静かな一台ではあったかもしれません。それでも「10周年アニバーサリー」と呼ばれるバージョンという希少モデルになります。カラーリングはマンハッタンカラーの個性際立つブラックとゴールドのツートンカラーです。
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この「ダットサン:280ZX・10周年アニバーサリーバージョン」の状態についてみてみましょう。
エクステリアデザインとして、目を引くブラック/ゴールドのツートンカラーは非常にきれいな光沢を保っています。
アニバーサリーバージョンの証拠としてのステッカーも装備。
インテリアも非常にコンディションは良い状態が保たれています。
1980年モデルでありながら走行距離6万キロということです。
起毛素材のドアの内張やセンタートンネル、フロアマット、またコンソールなども汚れ、傷もありません。
メーター類のクリアパネルも曇りなく、ステレオデッキなの装備しており、汚れも見当たりません。
パワートレインは、モデル名の「L28」エンジンに5MT組み合わされています。エンジンルーム内も非常にきれいです。
「10周年アニバーサリーバージョン」としての取扱説明書やカタログといった書類も完備しています。
Tバールーフのコンクールコンディションの「ダットサン:280ZX 10thアニバーサリーバージョン」。
出品者の即決価格は「4万2千ドル(約470万円)」となっています。もしくは「eBay」で最高値をつけた人の手に渡ることになります。旧車のダットサンにしては高額かもしれませんが、この状態を見れば適正価格とお墨付きを与えない訳にはいかないでしょう。