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世界中のモータースポーツに影響を与えた「アウディ90クワトロ」。そして今回、アウディがかつてIMSA キャメル GT チャンピオンシップを走った「アウディ90クワトロ IMSA GTO」をオマージュしたカスタムマシンの「アウデイRS6 GTO」を公開。「アウディ90クワトロ IMSA GTO」は1989年に登場したレーシングカーですが、今回のRS6 GTOはそのカラーリング、サイドマフラー、ホイールカバー等の特徴を現代風にアレンジしながら再現モデルを公開。
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究極の高性能プレミアムスポーツであり、ブランドの3要素「スポーティ」、「洗練」、「革新」を高いレベルで実現したRSモデル。「RS6アバント」は、卓越した走行性能とAvant(ステーションワゴンタイプ)ならではの高い実用性をあわせ持つ、日常で使えるスポーツカー。最高出力560馬力、最大トルク700Nmを発揮するV8 4L TFSIツインターボエンジンを搭載。8速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせ、高性能エンジンやフルタイム4輪駆動クワトロ(quattro)システムなど先進技術を受け継ぎ、圧倒的なパフォーマンスと環境性能を両立。従来モデル比100Kgの軽量化により、0-100km/h加速はわずか3.9秒。その一方でJC08モード燃費は10.4km/Lを実現。エクステリアは、LEDエクステリアライトパッケージ(ドアハンドル)/ルーフレール(マットアルミニウム)/リヤスポイラーなどを装備。インテリアでは、デコラティブパネル(アルミニウム/ビューフォートウッドブラック)に、RSスポーツシート/本革仕様(バルコナ)を装備する。セーフティー機能では、ESC(エレクトロニック スタビリゼーション コントロール)/プレセンス、アウディパーキングシステム(リヤビューカメラ付)を採用。
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アウディといえば4WDシステムというほど代名詞ともなった4WDシステム「クワトロ」は1980年にはじめて登場。つまり2020年で40周年。ボディサイドの”40”はそれを表している。このシステムを考案したのはポルシェ一族出身でありながらメルセデス・ベンツ、アウディと渡り歩き、最終的にフォルクスワーゲングループ会長にまで上り詰めたフェルディナント・ピエヒ氏です。そして、この「アウディRS6GTO」をデザインしたのはアウディのマーク・リヒト氏が監修。アウディの公式プログラムに乗っ取り、デザイン部門の監督としてマーク・リヒト氏の監修によってデザインが行われています。ちなみにアウディ、フォルクスワーゲンは研修生や見習いの従業員に「カスタムカー」の製作を行わせることがあり、昨年バージョンだと「TTサファリ」が公開済みです。
なお、この「アウディRS6 GTO」については、実際に製作されているのか公式画像がCGなのかは不明ではあるものの、これまでの例からすると、研修も兼ねて実際に製作されていると考えてよく、しかし発売はまず望めないと考えたほうが良さそうです。ただしディティールとしては非常に魅力的でルーフスポイラー、そしてホイールカバーなど魅力的なパーツが装着されています。
そしてこちらがベースとなったアウディ90クワトロ IMSA GTOです。
1989年にデビューし、搭載されるエンジンは2.2リッター5気筒、そしてKKK製のタービンを組み合わせ、最大700馬力を発生したと言われます。トランスミッションは6速マニュアル、そして0-100km/h加速は3.1秒、最高速は310km/hと言われます。戦ったのはわずか13戦、そのうちの7つで勝利を上げた、とのことです。