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初代モデル「フェアレディZ」のエクステリアデザインは優雅で美しいボディシルエットが描かれました。さらに「フェアレディZ」のシャシーポテンシャルは高度なもので、軽量なモノコックボディに、前後輪ともストラット式サスペンションによる四輪独立懸架を備え、市場で先行する「ジャガー・Eタイプ」や「ポルシェ・911」などと競えるほどに仕上げられました。「フェアレディZ」に搭載されたL型直列6気筒エンジンは、SOHC動弁機構を備えた2000ccクラスの最新式ではあったものの、素性は鋳鉄シリンダーブロックにターンフロー燃焼室を組み合わせた手堅い実用型エンジンでした。またアメリカ仕様は2.400ccへの排気量拡大でトルクを太らせたL24型エンジン採用でパワー対策していました。シャシーについては、大きく分類すると「初期モデル(1969年〜1970年)」、「中期モデル(1971年〜1973年)」、「後期モデル(1974年〜1978年)」の3種類に分けることが出来ます。ちなみに1975年中盤からは、当時の排気ガス規制などに対応したことで「S31」と型式が更新されている。また1974年よりシャシーに加えてテールランプのデザインなどが変更されたため、このタイミングで前期/後期と分類する人も多いようです。
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エクステリアデザインにおいて大幅に変更されている点というよりは、オリジナルを残した仕上げとなっており「湾岸ミッドナイト」に登場する「悪夢のZ」を現代によみがえらせた佇まい。ヘッドライトをHID化、ヘッドライトカバー、スポイラー、オーバーフェンダーに17インチのホイール。
しかし、その仕上がりは徹底したチューニングがエンジンや駆動系だけでなくボディ製作から行なわれている。まず、ボディは一度ドンガラ状態にしてからフルレストアを敢行。
その際にスポット増しやフレームを追加している。結果、旧車特有のボディ剛性の低さ+ヤレは確実に改善されている。室内もフルロールケージとなっており補強は完璧な仕上げ。加えて、バランスを考慮してコレクタータンクやバッテリーもトランクスペースに設置。
室内は、ステアリングやメーターの変更に加えてブレーキバランサーも備える。
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パワーユニットとなるエンジンは、輸出用のRB30ブロックをベースに3.4Lまで排気量を上げて(輸出用のスカイライン(R31)やオーストラリアのホールデン社に供給・搭載されていたRB30エンジンにRB26用を加工流用。さらに腰下を強化して3.4L化している。)、タービンにはTO4Zをセット。
RB26チューンでは不可能なトルク感を向上させたセッティングとなっているということです。F-CON Vプロでの綿密な制御。この仕様で最高出力は750PSを発生。まさに現代的に「悪夢のZ」を仕上げるとなると、キャブレターからインジェクション、L型エンジンのOHCからRBエンジンのDOHC化によってカスタマイズされたようなマシンです。
サスペンションはアラゴスタベースのロッキーオートオリジナル車高調で、アーム類はピロ化されている。ブレーキも大型のブレンボを採用、ホイールはレイズの旧車用軽量ホイール「TE37V」の17インチをセット。タイヤはネオバ(225/45-17 R255/40-17)という組み合わせ。
テールエンドは、左右二本出しマフラーとコレクタータンクがポイント。