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1980年代を代表する日本の名車「トヨタ・セリカXX(A60)」。北米市場では初代モデルから「スープラ」の名が与えられ、セリカよりもグレードの高いクルマとして人気でした。
「トヨタ・セリカ XX 2800GT」:スペック
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アメリカのユーザーは40/50系を「マークⅠ」、60系を「マークⅡ」と呼んで区別しており、とりわけスタイルのいいマークⅡはファンが多いモデルです。日本仕様の60系セリカXXと北米仕様のスープラ・マークⅡを識別するポイントはいくつかあるが、最も目に付くのはファイバー製のフレアフェンダー。このフレアフェンダーはスープラの中でもPタイプと呼ばれるグレードの専用装備(もう一つのグレードであるLタイプは、日本仕様と同じノーマルフェンダー)。ちなみにPタイプとは「パフォーマンス・タイプ」の意味を持ち、ホイールも専用のPタイプホイールと呼ばれるデザインの物が装着されています。
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今回、紹介するカスタムマシンはPタイプホイールにこだわった特別なモディファイを施しています。純正Pタイプホイールのデザインをそのまま大径ホイールとして特注オーダーホイールとしています。
この特注ホイールを製作したのは、ホットロッドの世界で頂点に君臨するボイド・コディントン。フロントが17インチの8J、リアにいたっては18インチの10Jというサイズ。
このホイールによってフレアフェンダーを持つPタイプのボディに綺麗に収まっています。前後異径サイズとすることによって日本製GTスポーツというより、アメリカン・マッスルカーのスタイルに。
鍛造アルミから削り出された贅沢なホイールはスポークとアウター側のリムはポリッシュ加工され、スポークの側面はあえて荒い切削感を残しているのがポイント。センターキャップまで削り出しで作られている。ブレーキはトラック用のアダプターを流用し、前後ともウィルウッドのキャリパーを装着。
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インテリアは、ステアリングや追加メーター、スポーツシートなどのカスタマイズが見られるもののオリジナルを残したカスタム。スピードメーターはマイル表示とキロ表示が刻まれています。
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このカスタマイズされたスープラのボンネットの下に収まるパワーユニットは、北米モデルには設定のない2JZ型ターボです。
さらに最高出力は、500psを発するチューンド・ユニットとなっています。そして、チューニングはオーナー自ら施しており過去にスープラ・マークⅡへの7M型換装を行った経験を活かして、2JZ型換装を行なったようです。配線作業に苦労し、その完成には1カ月を要したということです。足回りやブレーキ部分は流用パーツを駆使し、エンジンチューンも北米系メーカーのパーツを数多く投入。
本来カリフォルニアでエンジンスワップは違法だが、このスープラは異なるエンジンの搭載が認可されており、コーションラベルにもそれに関する記述がある。