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2020年11月12日～19日に開催される「RM Sothebysオンラインオークション」。今回のオークションに2009年式の「RUF(ルーフ) CTR3」が出品されることが明らかとなりました。この「ルーフCTR3」は、ルーフCTRが発売されてから20年目を迎える記念すべき特別モデルで、「ポルシェ・ケイマン(Porsche Cayman)」をベースにした特別チューニングモデルとなっています。エクステリアデザインは、「カレラGT(Carrera GT)」のようなスーパースポーツモデル。
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ポルシェ2シータースポーツクーペのケイマン（CAYMAN）シリーズ。ミッドシップマウントされるのは、最高出力265馬力を発生する2.9L 水冷水平対向6気筒エンジンを「ケイマン」へ。ダイレクトフューエルインジェクション採用により、最高出力320馬力を発生する3.4L 同エンジンを「ケイマンS」へ搭載。6速マニュアルと、デュアルクラッチトランスミッション、ポルシェ・ドッペルクップルング（PDK）が組み合わされる。レーシングカーから受け継いだPDKは、先行してポルシェ911には既に採用。前進7速のギアが組み込まれ、トルクコンバーター付オートマチックトランスミッションに特有の走行快適性と、レース用のシーケンシャルトランスミッションに備わったダイナミックなシフトチェンジ特性を兼ね備える。また最適化されたアダプティブ制御のシフトプログラムにより、燃料消費量を低く抑える。左／右ハンドル設定。
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「ルーフCTR3」についてはボディパネルがフルカーボンファイバを採用していて、スペースフレームシャシーを備えることで軽量化と剛性力を大幅に向上しています。ボディサイズとしては、全長4,445mm×全幅1,944mm×全高1,200mmととにかくワイド＆ロースタイルではあるものの、全体的にみると911よりはコンパクト。ボディカラーも非常にシンプルなシルバーカラーで、ルーフスクープやリヤスポイラーといった過激な空力パーツを採用し、従来ケイマンとは全く異なる一台に仕上げられています。
パワートレインは、「カレラGT」のV型10気筒エンジンではなく、911に搭載される排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載します。
エンジンスペックについては、当時としては圧倒的なパワーを持つ最高出力700ps／最大トルク890Nmを発揮します。そして、その4年後には新たなアップグレードキットにより最高出力700ps→760ps／最大トルク890Nm→960Nmへと向上させています。そして最高速度360km/h→380km/hへと大幅に引き上げられ、0-100km/hの加速時間は僅か3秒にて到達します。
なお今回オークションに出品される個体は、初回チューニングのみを施した一台とのことで、駆動方式も後輪駆動そのまま、トランスミッションは6速シーケンシャルトランスミッション／リミテッドスリップディファレンシャルを標準装備しているものの、更なるアップグレードキットを搭載すると7速DCTに変更されるとのことです。
インテリアは非常に過激なレッドのフルレザーを採用し、ホワイトのダイヤモンドカラードステッチを縫合していて、ダッシュボードにレザー張りするほどの豪華さを持ち合わせています。
今回出品される、「ルーフCTR3」の走行距離は2,631kmと非常に少なく、ボディには全くキズの付いていない新品同様の一台です。新車販売価格は約4,500万円～とのことです。