【マクラーレン MP4/8】モナコ最多勝記録のセナのマシンが競売
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伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」が最後にモナコGPを優勝した際に駆った「マクラーレン MP4/8」が、2018年5月に行われるオークションに出品されることになったことが明らかになり、注目されています。
マシンの経緯を振り返ってみると、1993年、黄金時代を過ごしたマクラーレンとの最後のシーズンを戦った「アイルトン・セナ」は、5勝をマークしたもののランキング2位で、チャンピオンを獲得したウイリアムズの「アラン・プロスト」とは16ポイント差に終わったシーズンでした。1992年限りでホンダがF1から撤退し、フォードHB V8エンジンを搭載した「マクラーレンMP4/8」であり、オークションに出品されるのはこのマシンの「シャシーナンバー:6」です。このシャシーは、「アイルトン・セナ」がモナコ6勝目を記録した時に使われたものであり、彼のモナコの最多勝記録はいまだ破られていない貴重なマシンなのです。また、このシャシーのデビューは第5戦スペインGPでした。「アラン・プロスト」の後ろ2位でゴールがデビュー戦のリザルトでした。最後にレースで使用されたのは第13戦のイタリアGPで、「マーティン・ブランドル」に追突し、「アイルトン・セナ」はリタイアとなっています。計8戦で使われたこのシャシーは、「アイルトン・セナ」が優勝を飾った日本GPとオーストラリアGPではスペアカーとして準備されていたマシンでした。
「マシンの評価」
オークション会社の「ボナムズ」社によれば、この「マクラーレン MP4/8」の保存状態は”驚くほど”良く、走行可能な状態だということです。「ボナムズ」社は落札予想価格を発表してはいないものの、5月11日にモナコで行われるオークションでは数百万ドル以上の値がつくと予想されているようです。2017年11月には、「ミハエル・シューマッハー」最後のモナコGP優勝マシン『フェラーリF2001』が「700万ドル(約8億5,000万円)」で落札されており、オークションに出品された現代F1マシンの中での最高額となっています。「ボナムズ」社の国際モータースポーツ部門トップである「マーク・オズボーン」氏は、「アイルトン・セナは近代のグランプリドライバーの中で最もカリスマ的存在であり、MP4/8はフェラーリ以上にF1の歴史の中で成功を収めているマクラーレンのマシンだ。特にこの”シャシーナンバー6”はモナコマイスターであるセナの伝説と結びつきがある。ボナムズで、歴史上最も特別な意味を持ったこの1台を扱うことができて、光栄だ」とコメントしています。
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