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日本の国産名車として間違いなく代表的な存在が歴代の「日産・スカイラインGT-R」シリーズ。しかも近年では、世界中の多くの市場で最も人気の高い日本のハイパフォーマンスカーのひとつとして有名となりました。とりわけR32型GT-Rから搭載されたハイパワーを発生するツインターボエンジンRB26DETT、洗練されたAWDドライブトレインなど世代を経るにあたり熟成されていったGT-R。素晴らしいパフォーマンスはもちろんのこと、映画「ワイルドスピード」シリーズで劇中車両として登場したり、これまでに左ハンドル車が発売されてこなかったために、日本国外では公式に販売がされてこなかったことも、GT-Rが人気となり伝説となった理由のひとつかもしれません。R32、R33、そしてR34も例外ではありません。今回は、存在しないはずの左ハンドル仕様のドバイのスカイラインGT-Rに注目です。
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実は、右側通行のアラブ首長国連邦(UAE)は交通法規が日本よりも厳しく、右ハンドルのクルマは一般公道を走行することができないとされています。一方、日本からスカイランを輸入してナンバーを取得し公道を走ろうとする場合、日本で左ハンドル化して日本の公認を取得できる状態にしたうえでUAEに輸入されていれば、ドバイでもナンバーの取得が可能ということです。結果として驚くほどに多くの車両が、いまでもアラブ首長国連邦の公道を走っているようです。
まずは、1994年式のR32型の「スカイラインGT-R」。この個体は日本のショップで左ハンドル化したうえでアラブ首長国連邦へと輸入し、正規登録した左ハンドル仕様のR32型の「スカイラインGT-R」。
カスタムとしてはホイールには18インチのWORK Emotion M8R、タイヤにはニットータイヤ。車高調整式サスペンションで車高ダウンし、HKSのエキゾーストシステムを装着するという、いたってシンプルなモディファイにとどめている。
インテリアはほぼノーマルのまま。装着されているのは、ターボタイマー、油温とブーストを表示するふたつのDEFIメーター程度。オリジナル重視のライトチューンです。
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この個体は、BNR34型「スカイラインGT-R(2002年)」をベースにスーパーGT選手権仕様のワイドボディにカスタムされたマシン。この個体は、限定車NURの表記が記載されていたようですが、シリアル番号では前期モデルがベースとなっているようです。(掲載車両BNR34-005***)。そして、エクステリアデザインですがJGTCレプリカボディはワンオフによって製作されたワイドボディのようです。
そして、左ハンドル仕様。
これらのチューニングによってブースト1.4キロ時に最高出力680馬力。そして、当時約857万円で車両販売されていました。
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3台目のR34型の「スカイラインGT-R」は、販売店によると、この個体は2002年式の後期型でグレードは1000台限定の「VスペックII ニュル」、走行距離は約19000kmの個体。映画「ワイルド・スピードMAX」で劇中車両として登場した仕様と同じく、エクステリアカラーは「ベイサイド・ブルー」、インテリアカラーはブラックです。
搭載されるエンジンは、最大280馬力を発揮する2.6リッター直列6気筒の「RB26DETT」、トランスミッションは6速MTとどちらも純正です。
(出典元:くるまのニュース)
給排気系とホイールはニスモ仕様に換装されているほか、サスペンションはオーリンズ、ブレーキはブレンボ製のものが装着されています。また、スポイラーなど随所にカーボンパーツが採用されています。この個体もチューニング内容はライトチューン。
(出典元:くるまのニュース)
販売価格は約1420万円。新車価格からするとかなりのプレミアがついていますが、近年R34型の「スカイラインGT-R」は世界的に高騰し、1000万円からが取り引き相場の平均となっています。とくに限定モデルの「VスペックII ニュル」は日本国内でも2000万円を超える個体も見られることあります。
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