【ニュルブルクリンク最速】中国EVマシンLynk&Coがトップ
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中国の浙江吉利控股集団の傘下にあたる自動車ブランドのLynk&Co(リンク・アンド・コー)の最新プロトタイプモデル「03シアン・コンセプト(03 Cyan Concept)」。このモデルが、ドイツのニュルブルクリンクサーキットにてホンダの新型「シビック・タイプR」の記録を破ったばかりとなるルノー「メガーヌRSトロフィーR(Renault Megane RS Trophy R)」のFF最速記録(7分40.10秒)と、ジャガーのハイパフォーマンスセダン「XE SV Project 8」の4ドアセダン最速記録(7分21.23秒)をも上回る、7分20.143秒というダブルレコードを更新しました。
今回、「03シアン・コンセプト」のドライバを担当したのは、シアンレーシングのドライバでもあるThed Bjork氏で、周回ラップタイム7分20.143秒に対して、平均時速は170.4km/hという驚異的な記録を残しています。Lynk&Co曰く、「これまで最速記録を更新してきたモデルたちは、一部ショートカットしたコース(20.6km)でのラップタイムを競い合っていたと主張していて、本来の周回距離である20.8kmでの最速記録は正真正銘のものであり、もし20.6kmにて走行していたら、さらにタイムは縮まり7分15.1秒を記録していたかもしれない」とのことでした。
「03シアン・コンセプト」の気になるパワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力528hp/最大トルク504Nmというパワーを発揮しているモデルです。駆動方式はもちろん前輪駆動(FF)で、トランスミッションは6速シーケンシャルギアボックスを搭載しています。なお、直線のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が4.4秒、0-200km/hの加速時間は10秒、最高時速は310km/hにまで到達するとのことです。ちなみに、このモデルには”コンセプト”という名称が付いていますが、厳密には量産モデルとして販売することが決定していて、しかし販売台数は相当に限られるとのことから、すぐ完売するのではないかとのことです。
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