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デビュー間近の「ランボルギーニ・アヴェンタドール」の高性能バージョンについて、遂に同社から公式情報がリリースされました。正式名称は「ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ」と呼ばれるモデルで、そのプロトタイプが、ニュルブルクリンクにおけるティーザー映像が公開されました。カモフラージュ柄のラッピングが施されているものの、従来モデルとの外観の違いは見て取れる。フロントフェイシアは、奥行きの深いチンスポイラーにメイン・エアインテークを上下に分ける大きなウィングが特徴的です。サイドスカートは幅が広く、フロントホイール後方にエンドキャップが装着されています。ホイールは「アヴェンタドール SV」のようなセンターロック式だが、デザインは異なるようです。ティーザー映像には、ピレリ製「P Zero Trofeo R」タイヤを転がしているシーンも見られています。リアにはインパクトの強いウィングを装備し、エキゾーストは「ウラカン・ペルフォルマンテ」のように高い位置に備わっています。インテリアでは遂にインストゥルメント・クラスターを確認することができ、この「ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ」の最大許容回転数が、約9,000rpmであることが分かるようです。ちなみに「ランボルギーニ・アヴェンタドールSV」のパワーウェイトレシオ比は2.03kg/psと十分に優れたスペックを持ちますが、「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」は、これよりも更に優れているとのことで、1kg/ps台後半、車体重量は1,525kg未満となる可能性が高そうです。
パワートレインは排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力:770ps~800ps、最大トルク:720N.mまで向上するとされています。販売台数は、「ランボルギーニ・アヴェンタドールSV・クーペ」が600台、オープンタイプの「ランボルギーニ・アヴェンタドールSV・ロードスター」が500台と限られており、確実にSVよりも少なくなるといわれています。
ニュルブルクリンク・サーキットの映像ということですが、これには大きな理由があるとされています。それは、ラップ・タイムです。「ランボルギーニ」は、「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」で、サーキット走行に焦点を当てた速いクルマが作れることをすでに証明しています。同車は2017年において、難関コースとして知られている「ニュルブルクリンク北コース」で、「ポルシェ・918スパイダー」を大幅に上回る、当時の量販車としては最速記録を叩き出しました。しかし、約半年後に「ポルシェ」に破られてしまっています。
そのために「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」の左右に分かれたアクティブ・エアロダイナミクス・システムを「ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ」に採用することに加えて、V12エンジンのパワーを引き上げて、ニュルブルクリンク最速を目指したようです。その目標は、達成されたようで、「ポルシェ・911 GT2 RS:6分47秒3」を2秒も上回る「6分44秒97」というラップ・タイムを記録したと公表されました。
ちなみに量産車におけるニュルブルクリンク最速タイムのトップ3は下記のようになっています。