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名車として1960年代にシボレー車ベースのカスタムカーで知られた「Yenko(イェンコ)」の名前は、カリフォルニア州のチューナー、「Specialty Vehicle Engineering」が作り上げた最高出力800hpの「イェンコ/SC コルベット」や、それと同じパワーをピックアップ・トラックに与えた「イェンコ/SC シルバラード」、さらに驚愕の1000hpを発する「イェンコ/SC ステージII カマロ」で話題を集め注目されています。そして今度は「シボレー・コルベット」の最高出力が4桁の1000psという大台に乗せての登場です。「SVE」が1000psを発揮する2019年型「イェンコ/SC ステージII コルベット」の注文受付を発表したというのです。このモデルは、「シボレー・コルベット グランスポーツ」のクーペまたはコンバーチブルをベースに、排気量を6.8リッターに拡大したスーパーチャージャー付きGM製V型8気筒「LT1」エンジンを搭載しています。このエンジンは、CNCポート加工されたハイフロー「LT4」シリンダーヘッド、10%大きなスロットルボディ、大容量の燃料システム、そして容量20%増のスーパーチャージャーによる25%増のブーストによって、最高出力を1000psとし、最大トルク117.5kgmを発生させるのです。流量が増したエキゾースト・システムには、ブラッシュアルミまたはブラックのアルミキャスト製クアッド・エキゾーストチップが装着されています。
ボディやハンドリングのパフォーマンスは「シボレー・コルベットZ06」と同等のようですが、「Yenko(イェンコ)」のロゴと「1000HP」のバッジがボンネット下に収まるパワーユニットがモンスターであることを証明しています。追加された強大なパワーに合わせて、ブレンボ製ブレーキはフロントが14.6インチ・ローター+6ピストン・キャリパー、リアには14.4インチ・ローター+4ピストン・キャリパーを装着します。ただし、この「ステージII」のマシンでは、カーボンセラミック・ブレーキとアップグレードされたサスペンションが付く「Z07」パフォーマンス・パッケージの選択が推奨されているようです。トランスミッションは7速マニュアル、またはオプションで”ヘビーデューティ”な8速オートマチックから選べるよようになっています。
「SVE」が製造する「イェンコ/SC ステージII コルベット」は、わずか「25台」の限定生産になる予定で、それらは米国とカナダのシボレー車ディーラーを通して注文が可能となってとなっています。価格はベースとなる新車のコルベット グランスポーツは別に、MT車が「6万8,995ドル(約767万円)」から、AT車は「7万7,995ドル(約868万円)」からとなっています。トランスミッションには12カ月または1万2,000マイル(約1万9,000km)、エンジンを含むそれ以外のコンポーネントには3年または3万6,000マイル(6万km)までの保証も付いています。
他にオプションとして、リア・フェイシア上部とディフューザーのカラーリング(1,495ドル≒16.6万円)、Z06スタイルのグランド・エフェクトパッケージ(3,495ドル≒39万円)、Z06クリア「ウィッカービル」アジャスタブル・スポイラーセンター(795ドル≒8.8万円)、スーパーチャージャーの塗装(1,195ドル≒13.3万円)、ブレーキ・キャリパーのボディまたはストライプ同色塗装(1,195ドル≒13.3万円)、ホイールのブラック・パウダーコート仕上げとストライプ塗装(1,195ドル≒13.3万円)などが用意されています。
なお、このイェンコ/SC ステージII コルベットは、カリフォルニア州の排ガス規制には適応していないということです。