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【イェンコ・カマロ】アップデート2019年仕様のスペックと価格

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「シボレー」社は、2019年型、の同社スポーティモデル「カマロ」の新たなノーズやカラーを2018年の10月30日から11月2日までラスベガスで開催される「SEMAショー2018」において公開することになっていますが、カリフォルニア州のチューナー、「スペシャルティ・ヴィークル・エンジニアリング(SVE)」社は、そのアップデートモデルとなる「シボレー・カマロ」向けとなる独自の高性能パッケージについて発表しました。オリジナルモデルの「シボレー・カマロ」にも、もちろんハイスペックグレードが設定されているものの、「SVE」社が発表するカスタムマシンの最も注目すべきは、新デザインのフロント・フェイスとなった最高出力1,000ps仕様の2019年型モデルの「イェンコ/SC ステージII カマロ」です。

「SVE」社は、2つのパッケージを用意しており、そのどちらも25台の限定モデルとなるということです。ちなみに「ステージI」モデルは、2018年モデルの825hpから835hpにアップしましたが、「ステージII」モデルはこれまで通りの最高出力:1,000hp仕様となっています。

今回発表された「イェンコ/SC ステージII カマロ」は、「1LE」パッケージを追加した「カマロSS」をベースに、「416キュービック・インチ(約6.82リッター)」に排気量を拡大したアルミブロックのV型8気筒「LT1」型エンジンを搭載しています。このエンジンには鍛造スチール製クランクシャフトとHビーム・ロッド、鍛造アルミ製ピストン、CNCポート加工されたシリンダーヘッド、そして改良された燃料システムとインジェクターが組み込まれており、さらにステンレス製のロングチューブ・ヘッダーとエキゾースト・システム、ハイフロー触媒コンバーター、そして特注スーパーチャージャーを組み合わせることで、ノーマルの「シボレー・カマロ」とは別次元の最高出力1,000hpと最大トルク約120.6kgmを発揮するポテンシャルを備えているのです。このパワーを路面に伝えるためにクラシックな5スポーク・ホイールに装着されたミシュラン「パイロット・スポーツ 4S」タイヤが装着されています。

またフロントセクションでは、スクープの開いたカーボンファイバー製ボンネット、そして他のパーツではリアデッキ・スポイラーを別にすれば、空力性能や冷却性能のアップグレード、サスペンションとブレーキの改良、軽量化については言及されていません。しかし、「シボレー」社がオプション・パッケージとして用意している「1LE」仕様には、マグネティック・ライド・コントロールと「FE3」パフォーマンス・サスペンション、電子制御リミテッド・スリップ・ディファレンシャルが装備され、冷却性能も高められています。

「SVE」社が発表の中で他に触れているのは、エクステリアでした。このアップグレードを受けた「シボレー・カマロ」は、「イェンコ」のバッジが至る所に付けられ、「sYc」のグラフィックや、ボンネットのストライプ、そしてサイド・ストライプが施されています。さらにブランドのロゴがヘッドレスト、フロアマット、ドアシル・プレート、ブレーキ・キャリパーに入る。スーパーチャージャーのカバーやブレーキ・キャリパーの色など、様々なカスタマイズも可能となっているようです。

このクルマは厳密に言えば「シボレー」社の工場で製造された車両ではないモデルとなります。それでも、「ゼネラルモーターズ(GM)」の正規ディーラーを通してオーダーが可能で、3年または「3万6,000マイル(約5万8,000km)」までの保証も付いています。価格はベース車両別で、「ステージI」が「4万6,995ドル(約526万円)」、「ステージII」は、「6万6,995ドル(750万円)」となっています。2019年型の「シボレー・カマロ SS 1LE」の車両価格は4万4,995ドル(約503万円)からとなっているために、計算する1台の「シボレー・カマロ」に「11万1,990ドル(約1,253万円)」という価格となります。

ちなみに新型の「シボレー・カマロ・」がベースの「イェンコ」なんて本物の「イェンコ・カマロ」じゃないと鼻で笑う伝統主義者の方には、オクラホマ州の「ブランド・ニュー・マッスル・カー・カンパニー」という会社が正式な許可を得て、1968年型の「イェンコ・カマロ」の復刻生産を計画しているということです。

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