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最速マシンを次々と送り出す「マクラーレン」社ですが、「マクラーレン・セナ」に続くアルティメットシリーズ最新モデルで1993年に発売された「マクラーレン・F1」と同じく世界限定106台、マクラーレン史上最高のトップスピード391km/hを上回るパフォーマンスを持つ「マクラーレン・スピードテール」がワールドプレミアされました。
このモデルは「マクラーレン・BP23(ビスポーク・プロジェクトの2ドア3シーター)」と言う開発コードで720Sをベースに開発されたハイパーGTです。
「マクラーレン・P1」と同じくガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドパワートレインを採用しフォーミュラマシンの技術も導入されています。
限定生産される106台は発表前の2016年11月の段階で既に完売しており中古のプレミア価格でしか入手する事が出来ません。
そして、「マクラーレン・スピードテール」のポテンシャルは下記の通りです。
「マクラーレン・セナ」とは異なりリアウィングは搭載せず航空機と同じ機能のアクティブ・リア・エルロンを新搭載しています。
「マクラーレン・スピードテール」の走行モードにはVelocityモードを搭載し、最大速度を達成するためにパワートレインとアクティブな空力を最適化し、車体を35mm下げます。タイヤには「ピレリ」社が特別に開発した「P-ZERO」タイヤが使用されています。
ボディ構造は、オールカーボンファイバーボディー、そこにアルミニウムアクティブサスペンション、カーボンセラミックブレーキなど軽量エンジニアリング技術を使用し車重は1,430kg(マクラーレン・P1:1395kg)となっています。
ミラーの代わりに格納式のデジタルリアビューカメラを搭載し前輪にはカーボン製エアロカバーも装着しています。
エレクトロクロミックガラスはボタン一つでフロントガラスの上部を暗くし眩しさを軽減させる事も可能です。
涙の形をイメージしたコクピットは「マクラーレン・F1」と同じく2ドア3シーター化されており、価格は2億5,000万円以上となっています。
エンジンなどはまだ公開されていませんがおそらく「マクラーレン・セナ」と同じパワーユニットで4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンに電気モーターを搭載し、最高出力:1050PS。
「マクラーレン・スピードテール」はモーターを搭載するので全輪駆動化されるのではなく、後輪駆動車です。そして「マクラーレン・スピードテール」にはマクラーレン史上最高速度の403km/h(250MPH)に到達する為に新モード「ベロシティモード」が追加されています。
高速走行のためのハイブリッドパワートレインを最適化し航空機にも搭載され「マクラーレン」社が特許を取得したアクティブ・リア・エルロンの角度を調節し、デジタルリアビューカメラを引き込み、ドラッグをさらに改善することができます。この時にベロシティ・アクティブ・シャシーコントロールも起動し車体を35mm下げ車の最高点は路面からわずか1,120mmと言う低さになります。3人乗りのスピードテールですが、荷物スペースもフロントとリア部分に収納スペースもあります。