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「ポルシェ・911 GT2 RS MR」が、ニュルブルクリンクの量販車最速ラップを更新したことが公表され注目されています。世界の名だたる自動車メーカーがニューモデルを開発したり、カスタムマシンをテストするために使用されるサーキットの一つに有名な「ニュルブルクリンクサーキット」において最速のラップタイムを記録することは、記録に残るだけでなくマシンのポテンシャルを明らかにし多くの車ファンを魅了する目的もあります。まずは「ニュルブルクリンク最速」となっている2018年のランキングベスト10を振り返ってみましょう。
「BEST:1位 – 10位」
ランキングを見てみると2018年の今年に「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」が、「 6:44.97」というタイムを記録し、2017年に「6:47,3」という「ポルシェ 911GT2 RS」のトップタイムを更新しランキングトップとなっていました。では、この度さらなるタイム更新をした「ポルシェ・911 GT2 RS MR」のタイムはというのは、発表によれば、「6分40秒33」を記録したということです。公道走行可能な量販車の「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」の6分44秒97を破るためにどのようなチューニングが施されていたのでしょうか。
「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」を破るためのチューニングは、「ポルシェ・GT2 RS」のシャシーとサスペンションを、「ポルシェ」社、さらに「ポルシェ・911 RSR」でWECを闘う「マンタイ・レーシング(Manthey-Racing)」により、同サーキットを攻略するためにモディファイしということです。そして驚くことにパワーユニットである3.8ℓのエンジンについては、市販仕様から変更されることはなかったということです。「ポルシェ」社のコメントによれば、ラップを記録した「ポルシェ・911 GT2 RS MR」と、「マンタイ・レーシング」が市販している「ポルシェ・GT2 RS MR(サーキット走行可能モデル)」の相違点は、バケットシートの有無だけだということです。ニュルブルクリンクの推奨安全対策の一環として採り入れたものであり、ウエイト面の恩恵はないそうです。「マンタイ・レーシング」と「ポルシェ」社が、20.6kmにおよぶノルドシュライフェを「6分40秒3」で最速ラップを更新に貢献したドライバーは「ラース・カーン」氏でした。新たなニュルブルクリンク最速伝説が築かれた2018年10月25日となりました。