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「モントレー・カー・ウィーク2018」において、「日産自動車」の上位ブランドである「インフィニティ」が、過去に発表したモデルを未来につなげるスピードスターモデル「インフィニティ・プロトタイプ10」を世界初公開しました。この個体は、1940年代のレーシングカーから着想を得た「プロトタイプ9 コンセプト」の更なる後継モデルで、クラシカルなスタイリングに加えて、レトロチックなデザインを未来へつなぎ、インフィニティにとって新たな一歩を踏み出す重要なコンセプトモデルとなります。
「インフィニティ」は、2018年1月に開催された「北米国際オートショー」において発表の「Qインスピレーション」のように、独創的なデザイン言語を取り入れながらも、複雑なプレスラインを持つサイドデザイン、シンプルながらも空力特性に大きく配慮したリヤデザインの開発を進めてきました。
「インフィニティ」によれば、こうした設計言語は、将来の自動車の形状とスタイルを比喩的かつ文字通りに駆動する新しい電動パワートレインに適した明確で簡潔なラインと自信を持った比率を持つとのことです。実際のところ、現在生産されているほとんどの電気自動車は、内燃機関及び関連部品の必要性に関連する設計要素を保持しています。
車体デザインについては、幾何学性を持ちアクセルペダルを踏んで利用可能なトルクの100%を瞬時に提供できる電動パワートレインを可能とするとのことで、内燃機関では実現できない電気自動車ならではのトルクフルな走りを提供するため、滑らかスタイリングを持つことを約束しています。これは、未来の自動車業界が電気自動車へと移り変わるにつれて必要なポイントでしょう。
インテリアについては、ドライバーのみが乗車できる完全シングルシーター仕様で、助手席側にはバッテリーと電動モーターを冷却するために、車中を通って空気を運ぶ大規模な通気口が設けられています。これは、多種多様なオールエレクトリック又はハイブリッドの組み合わせを採用するための将来的なレイアウトであるとして、モジュール式プラットフォームをこれから示すための重要な設計要素になっているとのことです。なお、「インフィニティ」は2021年以降に、全てのラインナップモデルに電気を供給することを約束しており、「インフィニティ・プロトタイプ10」をベースとした設計要素が盛り込まれるかもしれないということです。