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1986年から1987年まで別冊マーガレットで連載され、全4巻で700万部という驚異的な発行部数を誇る、「紡木たく」さんの「ホットロード」。十代の頃に出会って以来、何度も手に取ってバイブルにしている世代はもちろん、主人公に共感する若者たちによって時代を超えて読み継がれている不朽のコミックですが映画化され登場するバイクに注目が集まました。そこで、今回は「ホットロード」に登場するバイクやカスタムに注目です。
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母親に愛されていないのではないかという寂しさを抱えて生きる主人公の和希を演じたのは「能年玲奈」さん。彼女だけが持つ透明感を生かし、ヒロイン、和希を演じています。和希が惹かれていく不良少年、春山役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる三代目J Soul Brothersのボーカル、「登坂広臣」さん。原作者の「紡木たく」さんが映画化を承諾したのは、原作の和希に伝えたいメッセージがあったためで、それが映画化のきっかけであったが、「能年玲奈」さんと「登坂広臣」さんはそれを可能にした存在でした。監督は『ソラニン』『僕等がいた(前篇・後篇)』『陽だまりの彼女』などのヒット作を手がけ、恋愛青春映画の名手として高い評価を得ている「三木孝浩」監督。原作と同様、世代を超えて愛される尾崎豊の名曲「OH MY LITTLE GIRL」が、原作の世界観を彩っている。ふたりの純愛だけでなく、母と娘の愛をみつめた、命の再生の物語です。
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亡き父親の写真が1枚もない家でママと暮らす14歳の少女・宮市和希は、自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛めている。ある日、学校に馴染めずにいた親友に誘われるまま、夜の湘南で出会ったのは、Nights(ナイツ)という不良チームの少年、春山洋志。はじめは傷つけ合っていたふたりだが、和希は春山が身を置く世界に安らぎや戸惑いを覚えながらも、急速に春山に惹かれてゆく。春山もまた和希の純粋さに惹かれるが、Nightsのリーダーとなったことで、敵対するチームとの抗争に巻き込まれてしまう。
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暴走族の「Nights(ナイツ)」の集合シーンでは、ホンダ、スズキ、ヤマハなどの日本の名車が揃っていました。それぞれのカスタムマシンに注目です。
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カワサキの名車マッハシリーズの後継車。2ストトリプルのミドルクラスモデル。独特の排気音と白煙、2サイクルエンジンの特徴的なエンジン回転数がパワーバンドに入った時に爆発的なパワーを生み出すパワーユニット。シルエットは流麗なデザインに右2本、左1本出しチャンバーがポイント。初期型となる「SS」は1971年から後継モデルとなる「KH」の最終型は1982年まで販売。「ホットロード」に登場しているライムグリーンの「KH」は、フルノーマルです。
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「SUZUKI GT380」のシリーズデビューは、1971年に発売。独特な空冷2ストローク直列3気筒エンジンに6速トランスミッションを組み合わせて搭載しており、3気筒ながら4本出しチャンバーやゴツいデザインが特徴。デビュー当時は350ccが主流であったこのクラスで380ccという排気量は、「スズキ・GT250」のボア54mm × ストローク54mmの2気筒エンジンをベースに1気筒分を追加して3気筒とした開発経緯に由来するということ。また、特徴としてギヤポジションインジケーターが速度計と回転計の間に設置。シリンダーヘッド付近を流れる空気の流れを速くして、冷却効果を高くするために角張った空気導入ケース「ラムエアーシステム」が設けられ、これが「スズキ・GT380(サンパチ)」を示すアイコンにもなっています。「ホットロード」に登場するサンパチのカスタムは、アップハンドル、集合チャンバー、カスタムステッカー…etc。
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1970年代、北米を中心に自動車排出ガス規制が強化され、2ストロークエンジンの使用が厳しくなってゆく中、最後の2ストロークスポーツモデルを作るという思想から誕生。ヤマハはあえて「正真正銘、最後の2ストロークスポーツ」を開発するという決断。2ストならではのシンプルなメカニズムで、2ストでなくては実現できない走りの爽快感、胸のすくような加速フィーリングを実現する。そんな2スト復権の切り札として開発されたピュアスポーツが1980年に登場した「ヤマハ・RZ250」でした。ちなみにネーミングの由来の「RZ」の「R」は元来はヤマハ社内で350ccを意味している記号、「Z」は水冷を意味。他にアルファベット最後の文字から転じて、最後の、究極のといった意味も込めているということです。世界中のサーキットで絶大な支持を集めていた2スト市販レーサー・TZ250の技術をダイレクトに取り入れ、エンジンの水冷化によってハイパワーと排ガス規制を両立させると共に、徹底的な軽量化も追求。RDまでの長い歴史で培った優れたハンドリング、GKインダストリアルの手になるレーシーで美しいスタイルとも合わせて、究極の2ストと呼ぶにふさわしい高性能を実現。1979年の秋に9月のパリショー初公開されるや全世界で大きな反響を呼び、同年の東京モーターショーでも注目度ナンバー1。国内発売は1980年の8月から。さらに翌年には排気量を拡大した「ヤマハ・RZ350」が追加され、ハイパワーな「ナナハンキラー」としてRZ人気がさらに加熱。消滅の危機に貧していたヤマハ2ストスポーツどころか、他メーカーの2ストスポーツの息をも吹き返させ、後のレーサーレプリカブームのきっかけにもなった「ヤマハ・RZ250」。まさに歴史的な名車と呼ぶべき存在。そして、「ヤマハ・RZ350」については、250ccの「RZ250(4L3型)」の登場から1年後の1981年に登場。一般には、おおむねエンジンの排気量と、ダブルディスク化されて制動力を強化した程度の認識ですが、100ccの違いから生まれるエンジンの素性は、パワー・バンドを過ぎた後のオーバーラン特性にも優れ、250ccよりも高速回転域が伸びやかなフィーリング。走行性能を大きく左右するパワーウェイトレシオの数値も250の3.97kg/psから3.17kg/psへ引上げられています。これは当時の750ccクラスと肩を並べる数値であったため、「ナナハンキラー(北米では「ポケットロケット」)」の異名を持つまでの存在となったのです。「ヤマハ・RZ250」との主な違いは、排気量(ボア・ストローク=54mm×54mm 247cc⇒64x54mm 347cc)の他、フロントブレーキのダブルディスク化(マスターシリンダーも変更)、オイルポンプ駆動用ウォームギアの変更による吐出量増加、キャブレタージェット類の変更、トップブリッジのハンドルマウントのラバーマウント化、二次減速比変更に伴ってドライブ・スプロケット、ドリブン・スプロケットの歯数変更、リアホイールに内蔵するハブ・ダンパーの大型化(250の丸形ラバー・ブッシュタイプから、チーズダンパーへ変更)など多くのパーツが変更されています。ナナハンキラーとしてロケットバイクとして人気だったヤマハの2サイクルパラレルツインの「RZ350」。劇中車両はフルノーマルでした。
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1972年に登場したCB350 Fourの後継車種として1974年にデビュー。中型クラス唯一の4気筒モデルとして注目を集めた。発表当初は408㏄の排気量だったが、1975年の運転免許改正により、中型限定自動二輪免許でも乗れるように、エンジンをショートストローク化し、398㏄とした。4本のエキゾーストパイプが斜めに配置されるデザインが当時としては斬新だった。搭載された408cc空冷4気筒OHCエンジンは、6速ミッションを装備し、最高出力37psを発生、市街地走行や長距離走行でも安定した性能を発揮しました。車体は、エンジンを囲むように上下にフレームを配するセミダブルクレードルフレームに低いハンドルとシート、適切なステップ位置により操従安定性の高いライディングポジションが得られています。「ホットロード」の春山が乗っているバイクは、名車「ヨンフォア」です。カスタムは、ブラックにペイントされているくらいでノーマルです。
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1983年12月に「CBX400F」のエンジンをベースにREV機構を新採用して大幅なパワーアップを実現したモデルが「ホンダ・CBR400F」です。このモデルのポイントの搭載されるエンジンは、内径x行程=55.0×42.0(mm)・排気量399ccのNC07E型空冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒エンジンですが、実は前モデルの「CBX400F」のエンジンをベースに圧縮比を9.6に、燃料供給をVE53型キャブレターに変更しています。さらに8,500rpmを境に2バルブから4バルブに切り替わる回転数応答型バルブ休止機構REV(Revolution- modulated Valve control)を搭載していることがポイントです。また「CBX400F」の時から角型ヘッドライト下に大型オイルクーラーを装備へと設置箇所を変更。さらに流入空気を整流して吸入効率を向上させたレゾナンス・チャンバーも採用。排気効率と静粛性を向上させた4→2→1→2の排気システムを採用。これらの結果最高出力58ps/12,300rpm・最大トルク3.6kg-m/11,000rpm。変速機は6速トランスミッション。実に前モデルの「CBX400F」の48馬力から58馬力へアップしつつ、60km/h定地走行での燃費も40km/Lと優れたデータを叩き出していたのでした。「ホットロード」に登場する「ホンダ・CBR400F」の春山仕様は、BEET製フロントフェンダー、BEET製テールカウル、モリワキ製フォーサイト集合管マフラー、ナポレオンミラー、アンコ抜きシート、ステッカー…etc。