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2019年7月に公開予定となっている映画「ワイルド・スピード(ワイスピ・海外ではFast & Furious)」の最新作となるのが、「HOBBS & SHAW(ホブス&ショウ)」。そのトレーラーショートムービーが遂に解禁となりました。この映画では、2017年に公開された「Fast & Furious ICE BREAK(ワイルド・スピード アイス・ブレイク)」での暗殺者のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム氏)と、FBI捜査官であるルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン氏)がダブル主演となるスピンオフとなっています。
なお、今回のショートムービーでもあるように、シリーズ史上最悪の敵であるブリクストン(イドリル・エルバ氏)を倒すことを目的に、今回この2名がタッグを組むという内容です。また、今回の映画での主役となるスーパースポーツモデルはマクラーレンのスーパーシリーズであり、ドラッグレースの帝王でもある「マクラーレン・720S」となっています。
華麗な登場と共に、ダイナックで安定的なドリフトを披露する「720S」ですが、今回このモデルが大々的に活躍する部分は非常に少なく、どちらかというとダブル主演のタッグバトルが最も多く取り上げられています。なお「ワイルドスピード”ホブス&ショウ”」の公開は、アメリカでは8月2日からとなりますが、日本での公開は今のところ不明となっています。
「マクラーレン・720S」といえば、2017年3月に行われたジュネーブショーでお披露目されたモデルです。この「マクラーレン・720S」から、マクラーレンの中核モデルであるスーパーシリーズは2世代目に移行し、いわゆる「マクラーレン・P1」ルックではなくなり、先代モデルの「マクラーレン・650S」からボディ・エクステリア・エンジンがすべて刷新されました。「マクラーレン・650S」のバスタブ型のモノセルから、「マクラーレン・720S」では「モノケージII」に進化し、AピラーからBピラーまでセンターピラーでつながる構造となりました。マクラーレンの車種の特徴であるディヘドラルドアはルーフ部分までまわりこみAピラーにもヒンジを持つダブルヒンジ式とされています。グレードは、標準車の「スタンダード」、「パフォーマンス」、「ラグジュアリー」の3タイプが用意されています。パワーユニットとなるエンジンは、「マクラーレン・MP4-12C」から3.8LV型8気筒ツインターボエンジンであるM838T型が長らく使用されていたものの、「マクラーレン・720S」からは新エンジンである4.0LのM840T型が搭載されています。これにより、最高出力は720馬力と大幅に向上しました。油圧制御のサスペンションは「プロアクティブシャシーコントロールII」に進化、ドライブモードは「コンフォート」「スポーツ」「トラック」から選ぶ事ができます。また新機軸として特筆すべきは「可変ドリフト・コントロール機能」で、中央のインフォテイメント画面から指でスワイプするだけでドリフト角度を設定することができ、一般のドライバーでもドリフトが楽しめるとのことです。エクステリアは、「マクラーレン・720S」の最大の特徴でもあるアイソケット(眼窩)と称したヘッドライトユニットは照射角度がステアリングによって変化するアダプティブLEDマトリックスヘッドランプを採用、ヘッドライトの下部はデイライトを兼ねたシーケンシャルウインカーを搭載しています。さらにその下部はオイルクーラーに空気が流される構造となっています。「マクラーレン・650S」には両サイド後輪直前にエアインテークがあったが「マクラーレン・720S」はサイドウインドウ後方に設けられドアパネルにはバージボードが設置されダウンフォース増加に寄与しています。インテリアではメーターパネルは折りたたみができるようになっており、サーキット走行などではパネルは折りたたまれタコメーターとスピードメーターのみ表示されるという仕組みです。