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【ワイルドスピード9】フォーチュン仕様のトヨタGRスープラ登場
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カーアクション映画の代表作といえる「ワイルドスピード」シリーズ。その次回作となる「ワイルドスピード(Fast and Furious)9」において、故「ポール・ウォーカー」氏演じるブライアンが運転していた「トヨタ・スープラ(A80型)」のオレンジカラーと同じ新型「GRスープラ(Toyota Supra)」が登場することが判明しました。そして今回、また別のシーンでの撮影中かと思われますが、フロントボンネットがブラックに仕上げられていることから、「ワイスピ3・Tokyo Drift」でハンが乗っていたヴェイルサイド仕様のマツダ「RX-7(FD3S型)」をオマージュしたようなエクステリアデザインの「トヨタ・GRスープラ」が登場するようです。
「過去作品のワイルドスピード仕様のスープラ&RX-7」
過去作品における「トヨタ・スープラ(A80型)」や「マツダ・RX-7フォーチュン(FD3S型)」においては下記のような仕様でした。
「トヨタ・A80スープラ」
「A80型スープラ」が登場することになった「ワイルドスピード」は、ドラッグレースに負けたブライアン(故ポール・ウォーカー)がドミニク(ヴィン・ディーゼル)に譲るつもりだった「三菱・エクリプス」が爆破されたため、代わりに用意したスクラップ同然だった車が「トヨタ・スープラ」でした。スクラップ時は「2JZ-GE(NA)」エンジンでしたが、ターボチューン化され、ドミニクの工場で修理しさまざまなチューニングパーツを日本から取寄せ、完成させていきます。完成させた直後に試乗し、ストリートで「フェラーリ・F355GTS」をぶっちぎるパフォーマンスをみせました。実際「ワイルドスピード」の撮影のためにレプリカが5台製作されたといわれています。
そして、2015年5月12日(現地時間)にアメリカのインディアナ州インディアナポリスでオークションが開催され、この「トヨタ・スープラ」が登場しました。
この個体は、映画のために作られた車の一つで、1作目の最後に「故ポール・ウォーカー」が演じるブライアンが「ヴィン・ディーゼル」演じるドミニクとレースをするシーンで使われたものです。
(出典:sg.news.yahoo.com)
カスタム内容としてはエンジンは直列6気筒DOHC 3,000ccの「2JZ-GE:220馬力」を搭載しています。また映画と同様に、「ホーリー・パフォーマンス・プロダクツ」のナイトラス・オキサイド(Nos)が2本装備されているが、エンジンにはつながっていないということです。
撮影用にサスペンションが強化されているほか、ロールケージも装備されているとのことです。
このスタントカーは、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクのダッジ「チャージャー」と最後のドラッグレースで対決する場面を含め、同映画の全体にわたって使用されたということです。
オークションおけるに落札価格は「18万5,000ドル(約2,220万円)」でした。
「劇中車のモデル」
ちなみに「ワイルドスピード」は、劇中車のモデルとなったマシンは個人所有のカスタムマシンとされています。この「トヨタ・スープラ」も同様で下記のマシンがモデルとなっています。
- 所有者:NIRAインポートドラッグ会長クレイグ氏
- 年式:1994年製(1998年に購入)
「パワートレイン」
- エンジン:シングルターボ(最高出力:700ps仕様)
- Turbonetics:T66ボールベアリングタービン
- Turbonetics:デルタ2 ウェストゲート
- NOS.:ナイトロオキサイドシステム 100ps分
- AEBS:フロントパイプ
- トラスト製:前置きインタークーラー、パワーエクストリームマフラー、プロフェック Bスペック、プーリーキット、オイルクーラー、 ターボタイマー、ブースト計、排気温度計、油圧計、水温計、エアインクス、リモートスイッチング、カムスプロケ
- アペックス:ブローオフバルブ
- HKS:VPC、GCC、インジェクターパルスモニター
- G-Force: レーシングROM
- ホーステック:シリコンホースキット
- クラッチマスター:ステージ3レーシングクラッチ、5kgフライホイール
- パワーハウスレーシング:サージタンク(クロムメッキ鏡面仕上げ)、ヘッド加工(鏡面仕上げ)
- ミッション:純正ゲトラグ6速+スティルウェイ ゼロヨンシフト
- アイバッハ製サスペンションシステム、アイバッハ製ストラットタワーバー、エネルギーサスペンション製フルブッシュキット
- ブレーキ:APレーシング 14インチ スリット+ドリルドローター、APレーシング 対向6ポットレーシングキャリパー
「エクステリアデザイン」
- ボディカラー:ランボルギ-ニ ディアブロ純正色 キャンディーパールオレンジ
- ボメックス:フルエアロ
- TRD:FRPボンネット
- APR:GTウィング
- タイヤ:ヨコハマAVS S1 F:255/35R19 R:285/30R19
- ホイール:Dazzレーシング Hart M5 Tuners 19インチ
「インテリアデザイン」
- Stitchcraft製内装バイパーブルースェード張替、スパルコ製Pistaレーシングシート(7kg)×2脚、MFS製特注ロールゲージ、スパルコ製ステアリング、スパルコ製4点式ハーネス
- オ-ディオ・ビデオ:クラリオン製VRX8271 TV/CDチェンジャーコントローラー&リモコン、クラリオン製VMA6481 6インチワイドスクリーン助手席エアバック部内臓、クラリオン製VMA9181 5.5インチTVモニタートランクルーム内臓、クラリオン製DSP9300デジタルサウンドプロセッサーEQ/サラウンド付、クラリオン製CDC635CDチェンジャー、Phaze製TD1500アンプ×2基、Phaze製TD475アンプ1基、ソニー製プレイステーション、ソニー製プレイステーション2、サウンド系統用特注ブルーネオン管、ミノルタ製6450VHS-Cビデオカメラ…etc
「マツダ・RX-7フォーチュン」
映画「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」では、とりわけ注目されたマシンが「マツダ・RX-7(FD3S)」でした。派手なエクステリアデザインにカラーリングはインパクトあるマシンでした。
- (出典:veilsidejpn.com)
劇中においては、残念ながら中盤のカーチェイスの際、真横から「メルセデス・ベンツ Sクラス」に衝突されて横転し大破されてしまいます。「ハン(サン・カン)」を乗せたまま流出したガソリンに引火し、搭載していたNOSにより大爆発を起こし「ハン」を死に追いやってしまうというシーンは衝撃でした。
- (出典:veilsidejpn.com)
実は、この劇中モデルがデビューしたのは2005年の東京オートサロンのことで、この年のオートサロンでは、会場やチューニング雑誌の話題を独占し、見事カスタムコンテストのグランプリに輝きました。そして、そのデザインの完成度が海外でも注目を浴び、「ワイルドスピード」のマシンへ大抜擢されたというのです。そして、撮影用やプロモーション用に10台ちかくのレプリカが秘密裏に製作されたということです。製作を担当したのは日本ブランドの「ヴェイルサイド」社です。モデル名は、「FD3S RX-7-VeilSide Fortune Model(1994年式)」です。
「マツダ・RX-7(FD3S型)」:概要
ロータリーエンジンを搭載するピュアスポーツクーペモデルとしてデビューしていた「RX-7」は、シーケンシャルツインターボ付きの2ローターエンジンを搭載し、グレードの「タイプRS」と「タイプR」用が280馬力仕様、「タイプRB」のMT用が265馬力仕様、「タイプ」RBのAT用が255馬力仕様という設定でした。サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンを採用し、「RS」用はビルシュタイン製を装着、「R」用は大径ハードサスペンション、「RB」用はスタンダード仕様とダンパーの種類が異なっていました。また、「RS」は5速とファイナルギヤの変速比&減速比を他のMTモデルとは違うものを採用し、より走りにふったセッティングとなっていたのが特徴です。このモデルは空力関係もかなり見直されていて、「RS」、「R」と「RB」の「Sパッケージ」に採用されるリヤウイングは翼端板付きでメインフラップを4段階に調整可能な仕様が装着されていました。フロントの冷却用開口部も拡大され、さらにエアクリーナーに空気を導入するためのみの専用ダクトや、ブレーキ冷却ダクトも追加されています。限定車「スピリットR」シリーズでは、2シーター5速マニュアル仕様の「タイプA」、4シーター5速マニュアル仕様の「タイプB」、4シーター4速オートマチック仕様の「タイプC」の3仕様が用意されており、3仕様ともに「BBS」製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー、専用のソフト塗装インテリアパネルなど共通の内外装を採用した上で、それぞれ専用装備を備えています。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、EBD付き4W-ABSを標準で装着していました。
「マツダ・RX-7 スピリットR タイプA」:スペック
- 型式:GF-FD3S
- 全長×全幅×全高:4,285×1,760×1,230mm
- ホイールベース:2,425mm
- トレッド(F/R):1,460/1,460mm
- 車両重量:1,270kg
- エンジン型式:13B-REW
- エンジン形式:水冷直列2ローターICツインターボ
- 総排気量:1,308cc
- 圧縮比:9,0
- 最高出力:280ps(206kW)/6,500rpm
- 最高トルク:32.0kg・m(314N・m)/5,000rpm
- トランスミッション:5MT
- 駆動方式:FR
- サスペンションシステム(F/R):ダブルウィッシュボーン
- ブレーキシステム(F/R):ベンチレーテッドディスク
- タイヤ(F/R):235/45ZR17 / 255/40ZR17
「RX-7フォーチュン:エクステリアデザイン」
- 改造マニアの車という設定ゆえにエクステリアは、「VeilSide(ヴェイルサイド)」によってルーフ以外すべて手を加えられています。純正のリトラクタブルヘッドライトから固定式へ変更。ボンネットはエアーダクトが追加。ワイド化された前後フェンダー、リアもゲートはスプリット化されオリジナルのスポイラーを装備しています。
- (出典:veilsidejpn.com)
ブリスターフェンダーに収まるホイールは「ANDREW Racing Evolution V(アンドリューレーシング・エボリューションV)」の19インチが装着されています。12Jでマイナス34と超深リムのデザインです。カラーリングは、「オレンジ/ピアノブラック」でインパクトあるエクステリアに仕上げられています。
「RX-7 フォーチュン:インテリアデザイン」
シートは、「D1-Rレーシング」が装着されています。助手席には、モニターが設置されています。
シートの間にはNOSのボトルが背後に装着されています。さらにロックフォードオーディオシステムといったハイパーオーディオシステムも装着されています。
「RX-7 フォーチュン:ドライブトレイン」
13B-W型のロータリーエンジンは、NOSシステムを搭載し、350psを発生する仕様に仕上げられています。足回りは車高調整式のサスペンションシステム、VeilSide製チタンマフラーなどによってチューニング施されています。
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