【BMW 3.0CSL】 生産4台のシリーズ2のスペック・価格

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【BMW 3.0CSL】 生産4台のシリーズ2のスペック・価格

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「シルエットフォーミュラ(Gr.5)」が始まった1976年シーズン、様々なカテゴリーで常勝だった「ポルシェ」のライバルとして名を挙げたのは「BMW」でした。「BMW」のマシンはE9系のスタイリッシュなエクステリアデザインを持つクーペの「BMW・3.0CSL」で、さらにワークスのマシンはターボでチューンしたマシンでした。しかし、ターボモデルは駆動系がパワーに対応しきれず、期待されたほどには活躍できず苦戦を強いられることとなりました。そして、今回、名車とされる「BMW 3.0CSL」の「シリーズ2」、通称「3.0CSLバットモービル」というモデルが米中古車売買サイトBring A Trailerに登場しているのです。

この個体は1974年モデルで、「シリーズ2」は57台が生産されたと言われますが、この個体はそのうちの一台をレストアした個体です。ちなみに「CSL」とは「Coupe、Sport、Lightweight」をあらわしており、「BMW・3.0CSL」は1971年に発売された「3.0CS」を大幅に軽量化した、ツーリングカー選手権参加のためのホモロゲーション取得要モデルです。

ボンネットや左右のドアをアルミにするなど現代の「M」にも通じる手法を採用するほか、ルーフやノーズ部分のパネルの厚みを削ったり、サイドウインドウをアクリル製に、そして前後ウインドウは薄肉化するなどの手法を取り、車体重量は1,365キロから1,165キロへ軽量化。ちなみにプロジェクトを牽引したのは、クライスラー・プロウラーや、ダッジ・ヴァイパーを発売した「ボブ・ルッツ」です。


「BMW 3.0CSLシリーズ2 タイガ・グリーン」:詳細

今回の「BMW 3.0CSLシリーズ2」は1972年に登場していますが、「シリーズ1」に比較しフロントスポイラーが大きくなり、巨大なリアウイングを取り付け、ボンネット上にはフィンを追加しているモデルです。

なお、「BMW 3.0CSL」は「シリーズ3」までが発売されていますが、こちらはリアにオーバーフェンダーを装備し、リアウイングの代わりにトランクリッドスポイラーが装着されています。この「BMW 3.0CSL」は「初代CSL」としても知られ、「BMW」社はこのクルマを重要な資産だと位置づけています。それゆえに2015年には、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにおいて「BMW 3.0CSLオマージュ」を発表しています。また「BMW 3.0CSLオマージュ」を見ると、フロントフェンダー上にはフィン、リアには大きなウイングが取り付けられており、「BMW 3.0CSL」の中でも「シリーズ2」を強く意識していることもわかります。さらにBMWは「CS」「CSL」を今後拡充させるとのコメントも発表しており、その元祖となる3.0CSLは今後その価値を上昇させるのかもしれません。

今回の「BMW 3.0CSLシリーズ2(バットモービル)」ですが、「シリーズ2」に装着される大型フロントスポイラー、リアウイングが映画「バットマン」に登場するバットモービルを連想させることからそう呼ばれており、もちろん正式名称ではなく、これは「愛称」です。また今回の個体で貴重性としてのポイントはボディカラーで4台のみしか製造されなかったという「タイガ・グリーン」です。


「エクステリアデザイン」

現在のオーナーはこの車両を購入後、ボディペイントを含むレストアを行っており、オリジナルのボディカラー「タイガ・グリーン」への再ペイントほか、「バットモービル」エアロキットもしっかり再現しています。

そしてやはり軽量化のためにボンネット、トランクのラッチまで外され、「ボンピン」による固定へと改められています。

フロントフェンダー上の整流用フィン(ブラックのパーツ)。

リアウイングは「バットモービル」そのもののデザイン。


「インテリア」

インテリアについては軽量化を優先してつくられており、カーペット、車体の防錆加工までも簡略化されるという徹底ぶりです。

この3.0CSLのインテリアも外装同様に美しくレストアされ、まさにコンクールコンディション。なお、走行距離は74,000kmを指している、と紹介されています。


「パワートレイン」

エンジンはもともと3リッター直6ですが、現在のオーナーは4年前に3.5リッターへとエンジンを換装済みです。

さらにこの3.5リッターエンジンは、もともと3.2リッターだったものを「テリー・ティニー・パフォーマンス・モータース」がボアアップしたもので、エンジンも近い年式の「1973年製」を選んでいる、とのことです。組み合わせられるトランスミッションは4速マニュアル、そしてLSDも装着済みです。


「BMW 3.0CSL」:モデル経緯

1971年(ファーストバージョン):ノーマルバージョンのツインキャブレータエンジンと4速M/Tのギアボックスを載せ、ボディを軽量化させたモデルで最高速:215km/hをマークしていました。

1972年(セカンドバージョン):エンジンはノーマルバージョンに対して、ボア×ストローク:89.25mm×80.0mm、排気量:3,003ccとし、ボッシュ製Dジェトロニックを装備することによって、最高出力:200ps / 5,500rpm、最大トルク:27.7kg-m / 4,300rpmに引き上げられています。エクステリアデザインについても、大型のフロントスポイラーとリアスポイラーを装着させ、ボンネット上には整流版が取り付けられました。 これにより、最高速は220km/hと5km/hアップしています。このモデルは、純粋にレース用ホモロゲーション取得のためのモデルで、このクルマをベースにレース用車両が製作され、各レースにて活躍を見せ、1972年のスパ・フランコルシャン24時間耐久レースでは優勝を果たしています。

1973年(サードバージョン):エンジンのボアはそのままに、ストロークを84.0mmとし、排気量:3,153ccとすることで、最高出力:206ps / 5,600rpm、最大トルク:29.2kg-m/4,200rpmの最高出力とトルクと向上させていました。サードバージョンのエクステリアデザインしては、セカンドバージョンの大型リアスポイラーは廃されて、FRP製のフロントエアダムとステンレス製リアオーバーフェンダー、トランクリッド上のリアスポイラーを装備しているだけです。 最高出力、トルクは増加したが、最高速等はセカンドバージョンと同じだったようです。1973年ではヨーロッパのツーリングカー選手権のタイトルを獲得。そのトップの座を1979年までキープしていました。

レース用ホモロゲーション取得という性格上、総生産台数は1,039台と少数の生産でした。


「価格」

実際に2015年の「レジェンド・オブ・アウトバーン」にて最優秀賞を獲得したことがあるほか、2019年のサンマリノ・モータークラシックでは3位に輝いている、とのこと。販売自体はオークション形式が取られ、2日を残して現在の最高入札価格は1400万円ほどとなっています。

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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