【ワイルドスピード】実は1作目と2作目を繋ぐ作品が存在していた

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【ワイルドスピード】実は1作目と2作目を繋ぐ作品が存在していた

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世界中の車好きを虜にしたカーアクション映画といえる「ワイルド・スピード(The Fast and the Furious)」は、2001年に公開された歴史ある映画です。そもそもシリーズ1においてはロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリート・レーサーたちを題材としたものでした。当時のアメリカのストリート・レース文化にのっとり、スポーツコンパクトと呼ばれるカテゴリの日本車が数多く登場したことでも有名でした。


「ワイルドスピード・スープラ/ブライアン仕様」

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「トヨタ・スープラ」が登場することになったストーリーとしては、ドラッグレースに負けたブライアン(故ポール・ウォーカー)がドミニク(ヴィン・ディーゼル)に譲るつもりだった「三菱・エクリプス」が爆破されたため、代わりに用意したスクラップ同然だった車が「トヨタ・スープラ」でした。スクラップ時は「2JZ-GE(NA)」エンジンでしたが、ターボチューン化され、ドミニクの工場で修理しさまざまなチューニングパーツを日本から取寄せ、完成させていきます。完成させた直後に試乗し、ストリートで「フェラーリ・F355GTS」をぶっちぎるパフォーマンスをみせました。

その後、ラストシーンではドミニクが「ダッジ・チャージャーRT」、そしてブライアンが「トヨタ・スープラ」でシグナルグランプリでバトル。この0-400mレースですが2台がジャンプし線路を越えた瞬間に列車がスレスレを通り過ぎ、その時ドミニクとブライアンはアイコンタクトで心を通わせます。しかし、横から出てきたトラックに衝突し「ダッジ・チャージャー」は大破しレース終了。パトカーのサイレンが迫る中、ブライアンが「トヨタ・スープラ」の鍵をドミニクに渡し去って行くということに。その後、続編の「ワイルドスピード」シリーズでドミニクがオレンジのボディカラーの「トヨタ・スープラ」のブライアン仕様に乗ることはありませんでした。では、このブライアン仕様の「トヨタ・スープラ」はどこに行ったのかという疑問が残されることに。


「ワイルドスピード1.5(The Turbo Charged Prelude for 2 Fast 2 Furious)」が存在していた

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その理由は、「ワイルドスピード1.5」とも言える1作目と2作目の間に作られた短編ムービーに隠されていたのでした。『The Turbo Charged Prelude for 2 Fast 2 Furious』というタイトルのムービーです。内容としては、たったの6分間しかないうえに、セリフも無いけれど、とても濃密な内容となっているようです。

映像は、1作目の直後から始まり、ドミニクにオレンジのボディカラーの「トヨタ・スープラ」の鍵を渡したブライアンが警察の追っ手を逃れ、各地のカーレースで賞金を稼ぎながら2作目の舞台となったマイアミまで辿り着くまでが描かれています。1作目の舞台がロサンゼルス、2作目の舞台がマイアミだったことの理由もここでわかる仕組みになっているようです。そんな逃亡生活のなか、ブライアンはダイナーで食事をしている時、ドムが警察の追手から逃げている最中すでに警察に素性がバレているスープラを乗り捨てて逃げたことを知る。

ブライアンの愛車というイメージが強いスープラに乗り続けることは、ドムにとっては危険すぎる行為。この事実がドミニクがその後一度もオレンジのボディカラーの「トヨタ・スープラ」に乗れていない理由だったようです。

その後、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』のクランク・アップ前、ブライアン役のポールが亡くなるいう悲劇が起きてしまいます。その際ヴィン・ディーゼルはポール・ウォーカーへの追悼として、映画の中で白いスープラを起用しています。そして、その白いスープラ、ポール・ウォーカーが経営していたカーショップのものだったということです。

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