【キャノンボール】カーアクションコメディの名作がリメイク決定!
あわせて読みたい記事:【バンブルビー】 トランスフォーマーのスピンオフ作品の登場車種
あわせて読みたい記事:【ベイビードライバー】 映画に登場のインプレッサWRXが競売に
あわせて読みたい記事:【60セカンズ】マスタング・エレノアのレプリカの価格・スペック
数々の名車が登場する映画で、オープニングではトランザム・パトカーとランボルギーニ・カウンタックのカーチェイスが見どころの映画「キャノンボール」は、ㇵリウッドで1980年代に大ヒットしました。なんと名作『キャノンボール』のリメイクが準備中とのことです。「ワーナー・ブラザーズ」社は、『ドッジボール』や『なんちゃって家族』、ドウェイン・ジョンソン出演の近日公開映画『スカイスクレイパー』を手掛けた「ローソン・マーシャル・サーバー」監督と『キャノンボール』のリメイク作品について契約交渉中と報じられました。アメリカの映画業界ニュース・サイト『Deadline Hollywood』によると、「ワーナー・ブラザーズ」社は、短パン姿の警官を描いた『ポリス・バカデミー』の脚本家「トーマス・レノン」氏と「ロバート・ベン・ガラント」氏とも交渉しているということです。さらに、同サイトは先日、「ダグ・リーマン」監督(『ボーン・アイデンティティー』『スウィンガーズ』)が候補に挙がっているとも伝えました。つまり、冒頭にご紹介した「ローソン・マーシャル・サーバー」監督との交渉は決裂してしまったようです。
- (出典:https://lrnc.cc)
1981年に公開された「ハル・ニーダム」監督のオリジナル版『キャノンボール』は、7,210万ドル(現在のレートで約80億円)という興行収入を上げ大成功した映画です。同作は、「バート・レイノルズ」や「ファラ・フォーセット」、「ロジャー・ムーア」、「ドム・デルイーズ」が出演するアクション・コメディで、警察とのカーチェイスを繰り広げながらニューイングランドからロサンゼルスまで、大陸横断レースを展開するというでした。映画『キャノンボール』は、実存する「キャノンボール(Cannonball Baker Sea-to-Shining-Sea Memorial Trophy Dash)」というアメリカ大陸横断レースをヒントに制作された映画です。このレースは、アメリカの大手自動車誌『Car and Driver』で編集長を務めていた「ブロック・イエーツ」氏が主催した違法公道レースで、同氏は映画の脚本も担当しました。レース開催の理由は、1970年代に米国で制定された55mph(約89km/h)制限に抗議するためだったそうです。映画『キャノンボール』には、救急車を運転する「バート・レイノルズ」と「ファラ・フォーセット」、ロケット・エンジンを積んだ「スバル・レオーネ」に乗る「ジャッキー・チェン」、「フェラーリ・308 GTS」で出場する神父に扮した、「サミー・デイヴィス Jr」と「ディーン・マーティン」らが登場し、無能な警官どもの追跡から逃げ通すというものでした。1984年に公開された続編『キャノンボール2』もまた「ハル・ニーダム」監督が指揮しました。これらのシリーズとは関係ないものの、このあと『キャノンボール/新しき挑戦者たち』(オーストラリアやカナダ、一部欧州では『Cannonball Fever』と呼ばれる)という映画も公開されています。オリジナルの2作品からジェイミー・ファー演じるシークだけが登場した1989年公開のこの映画は、批評家や映画ファンの間では失敗作と評価されてしまった作品です。「ローソン・マーシャル・サーバー」監督は昨年8月、新キャノンボールは最近の傾向でもある超派手なカースタントを盛り込んだ作品にはならない、と映画情報サイト『/Film(スラッシュフィルム)』に語っていました。
「我々は『ワイルド・スピード』公開後、もしくはそれ以降のシリーズが公開された世界に生きている。だから、新『キャノンボール』も”『ワイルド・スピード』的要素”から完全に脱するとは思えない。それは良しとしても、『オーシャンズ11』のような楽しい感じは取り入れたい。『ワイルド・スピード』シリーズとは違う作品にする必要がある。それでも素晴らしいカーアクションは盛り込まれるべきだけど」と「ローソン・マーシャル・サーバー」監督はコメントしていました。
「ワーナー・ブラザーズ」社は、続編やリメイクに関する全ての権利を「ブロック・イエーツ」氏や「Hal Needham Estate and Fortune Star Ltd」から取得したと報じられているようです。
この記事へのコメントはありません。