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2021年からは、新型モデルのEVカーが世界中の自動車メーカー、振興メーカーから発表が続きそうです。EVカー代表は「テスラ」でしょうが、ライバルメーカーも多く出現することが明らかですのでライバルメーカーとも言えるEVメーカーの新型モデルに注目してみます。
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中国を代表するテクノロジー企業の「ファーウェイ」。実はアメリカの「アップル」社と同じく電気自動車の分野に参入すると「ロイター」が伝えているのです。「ファーウェイ」は2020年11月に電気自動車に必要なモーターユニットやシステムコントロールユニット、配電ユニット、バッテリーコントロールユニット、ギアボックスなどオールインワンにまとめた「DriveOne」を既に発表済みで「長安汽車」や「BluePark New Energy Technology」など中国企業とパートナーを組み国内で生産すると報道されています。「ファーウェイ」が自動車事業に参入するとなるとパソコンやスマートフォンと同じく高コスパマシンで参入するはずなのでただでさえ中国企業に遅れを取っている日本のメーカーはスマホと同じく生き残れない可能性が出てきます。ガソリンエンジン車を動かすには簡単に説明するとエンジン、エキゾーストシステム、ギアボックスなど様々な部品が必要になりますが電気自動車はモーターとバッテリーさえあれば動きます。勿論上記の通り様々なコントロールユニットなど必要になりますが「ファーウェイ」はなんとそのシステムを一つにまとめています。
「ファーウェイ」は現在アメリカの圧力によりスマートフォン事業が厳しくスマホに変わる代替案が必要なのでまだライバルが殆ど居ない電気自動車に参入する可能性は非常に高いようです。「ファーウェイ」は2021年内にも正式にプロジェクトをスタートする事を目指してEV分野のスペシャリストを各社から引き抜いていると噂されています。「ファーウェイ」が自動車事業に参入すると報道されると「長安汽車」の株式は8%上昇しりアップルカーの様に投資家の間で「アップル」と「ファーウェイ」がどこと提携するのか非常に注目されています。「ファーウェイ」が開発した電気自動車の心臓部DriveOneはコンパクトかつパワフルなパワーユニットでわずか10分の充電で200kmも走行出来るそうですが、自動車もスマートフォンみたいに日本製品が無くなりそうです。
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アメリカのEV振興メーカー「カルマ・オートモーティブ」。新型モデルのEV、「GS-6」を発表しています。「カルマ・オートモーティブ」は、アメリカでは一定の知名度を誇るEVスタートアップ企業です。この「カルマ・オートモーティブ」は、「ヘンリク・フィスカー」氏の立ち上げた「フィスカー」がルーツで、そのフィスカーが発売していたクルマが「カルマ」です。当初はEVとして発売されると言われたものの、実際に発売されたのはPHEVであったことから落胆を招くものの、当時は「レオナルド・ディカプリオ」ほか環境派のハリウッドセレブが推していたこともあってアメリカでは名の通った存在です。ただ、その「カルマ・オートモーティブ」はあまりに故障が多く、アメリカのコンシューマーレポートから「最悪」「買ってはならない」という評価を下されるにあたって販売が低迷し、そのまま2013年に生産が終了されることになった経緯があります。そして、フィスカーに目をつけたのが中国企業で、フィスカーの生産設備含めてまるごと買取り、その社名を「カルマ」へと変更して再出発したのです。「ヘンリク・フィスカー」氏はまた別に「フィスカー・オートモーティブ」を設立しています。そして新生「カルマ・オートモーティブ」は2017年に新型PHEV「レヴェーロGT」を発売していますが、今回発売された「GS6」は「レヴェーロGT」の下に位置するエントリーモデルです。
エクステリアデザインは、「レヴェーロGT」とよく似ているものの、価格は83,900ドルに設定され、「レヴェーロGT」の144,800ドルを大きく下回っています。この「GS-6」は「スタンダード」「ラグジュアリー」「スポーツ」の3つのラインアップが存在し、いずれのシステム構成としてもBMW製1.5リッター3気筒ターボエンジン+エレクトリックモーター(リアに2個)。ただしこのエンジンは直接走行に用いることはなく、このエンジンが発電した電力でモーター(合計536HP)を駆動することになるようです。この電力はバッテリーに蓄えることもでき(28kWh)、電力があるうちはエンジンの稼働を停止させることもできるとのことです。これは、日産のe-Powerに近いユニットです。走行モードはバッテリーのみで走行する「エコ」、発電しながら走る「サステイン」、そして発電しつつバッテリーからも電力を供給する「スポーツ」。※エコモードでは128kmの走行ができ、サステインモードでは最大579kmの走行が可能です。ちなみに「スポーツ」モードではエキゾーストシステムから「刺激的なサウンド」を発する設定へ移行するそうです(0-60マイル加速は3.8秒)。加えて「様々なオプション」が用意されていることがすでに発表されており、21~22インチサイズのホイールや、カーボンファイバー製エクステリアパーツなどがラインアップされています。
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世界のEV電気自動車業界を席巻している「テスラ」の最大のライバルとされているメーカーが「ルーシッド・モータース」。このEV電気自動車メーカーは「ピーター・ローリンソン」氏によって設立されていますが、同氏はロータスやジャガーでの経験を持ち、その後に「テスラ」へと加わった経歴があります。「テスラ」ではモデルSの開発に関わるものの、モデルXの開発段階にて「イーロン・マスク」氏との対立があったといい、その後に「テスラ」を離れ、自身にて「ルーシッド・モータース」を設立することになっています。では、このような経緯から実際に「ルーシッド・モータース」は「テスラ」最大のライバルになるのか?実のところ「ルーシッド・モータース」は今回ようやく第一号車「Air(エア)」を発売する運びとなっています。それに際し、現在発売されているEVと自社製品とを比較しての優位性や特徴を紹介するコンテンツを公開しています。そしてこういったコンテンツの紹介については、「SPAC(特別目的買収会社)」上場を控えているということもあり、投資家の注目を集めようということも関係しているのでしょう。「ルーシッド・モータース」は今回の上場において、その評価額が最大で2.5兆円にも達すると見られていますが、このSPAC上場は現在一つのブームとなっていて、EV関連だと「Nikola」、「Fisker」、「XL Fleet」、「Canoo」、「Lordstown Motors」等がこれを通じて上場を果たし、インフラ関係では「EVgo」や「ChargePoint」等がSPAC上場によって多額の資金を獲得しているということです。EVスタートアップ企業がこういった手法で資金調達をできるようになった背景には「テスラ」の成功があり、投資家が「第二のテスラ」を見出そうと躍起になっている状況も反映されているのかもしれません。では、「テスラ」のライバルとされている「ルーシッド・モータース」のコンセプトはどのようなものなのでしょうか。公開したコンテンツを見ると、「ルーシッド・モータース」の目指すところは「ラグジュアリー」志向のようです。そして同社は「テスラはラグジュアリーではない」と切り捨てており、むしろライバルは「メルセデス・ベンツ」のようなプレミアムカーメーカーである、ともしています。
公開された画像を見るに、強く「テスラ」を意識してはいるものの、「テスラ」をすべての面で越えようとしているわけではなく、重視しているのは一回の充電あたり航続可能距離や充電時間など、「日常の使い勝手」であるようです。「ルーシッド・モータース」が最初に発売するののセダンボディを持つ「エアー」ですが、その後にはSUVボディ、さらにはほかのボディ形状も展開予定とのことです。それを可能にするのはスケートボード型シャシーで、この採用によって「より短時間で、より低価格で、より効率的に」バリエーションを増やすことができるとしています。なお、エンジニアの設立した会社だけあり、「テクノロジー」にこだわる部分が多く、ライティングなど様々な(自動車としての)機能へのこだわりを見せるのも「テスラ」とはやや異なるようです。「ルーシッド・エアー」については通常ラインアップが3種類あり、800馬力/517マイルの走行が可能な「グランドツーリング(131,500ドル)」、620馬力/406マイルの走行が可能な「ツーリング(87,500ドル)」、そして480馬力/406マイルの「ピュア(69,900ドル)」。さらには限定モデルとして1080馬力/503マイルの「ドリームエディション(161,500ドル)」が存在します。