【Apple】 EVカーは5年以内には実現しないという理由とは

【Apple】 EVカーは5年以内には実現しないという理由とは

あわせて読みたい記事:【Clubhouse・クラブハウス】SNS人気の理由や注意点、株価に注目

あわせて読みたい記事:【ワイルドスピード/ジェットブレイク】日本車登場が増加が明らかに

あわせて読みたい記事:【東京リベンジャーズ】キャラクター愛車バイク一覧と仕様スペック

電気自動車(EV)の開発をめぐるアメリカの「アップル」の提携先は選択肢が減りつつあるということが明らかになっています。このことについては、つい先日、韓国の自動車メーカー、現代自動車(ヒュンダイ)と傘下の起亜自動車(KIA)は8日、自動運転で動くEVの開発について、アップルと協議を行ってはいないと明らかにしたことが明らかになりました。では、今後「アップルカー」はどうなるのでしょうか?


「アップルのEV開発」

あわせて読みたい記事:【AppleEV】KIAと提携でアップル電気自動車関連の株価が上昇

アップルが2020年に実施した自動運転車の路上試験で走行距離が前年の2倍余りに達したことが、カリフォルニア州車両管理局に提出された報告書で明らかになっています。昨年の走行距離は1万8805マイル(約3万300キロメートル)と、前年の7544マイルから増えた。手動運転への切り替えを余儀なくされた自動運転解除の件数は130件と、前年の64件から増加したが、その頻度は145マイル当たり1件で、前年の同118マイルより少なかった。こうした試験環境で自動運転技術が向上したことを示唆する。ただ20年の走行距離は18年の約8万マイルを下回った。カリフォルニア州車両管理局のデータによると、同年の解除頻度は約1マイル当たり1件だった。アップルのEV開発計画がどこまで進んでいるのかは不明ではあるものの、アップルは車両の発明についてさまざまな特許を獲得している。「プロジェクト・タイタン」はアップルが自動車市場に参入するための秘密の取り組みだと報じられているということです。これまでの経緯としてヒュンダイとKIAがアップルとの提携間近との報道を否定したことを受けて株価はそれぞれ6%と15%下落しました。最近の報道による株価の上昇分を部分的に失う形となったということです。なぜ提携は破綻したのか。ヒュンダイもKIAもアップルとの提携でその名声を高め、工場では大量の車両が生み出される可能性はあった。しかし、アップルとの提携が世界の自動車市場のトップに上り詰めるのに役立つかどうかは不透明だったのです。ドイツのコメルツ銀行の自動車市場のアナリスト、デミアン・フラワーズ氏は、アップルなら製品に関する全てをコントロールしたいのは明らかだと指摘。フラワーズ氏は「求めているのは委託製造業者で、パートナーではない」と述べています。自動車市場の専門家は概して、もしアップルが自動車市場に参入したいのなら、必要とする提携先はすでに自動車の製造を行っている企業だとの見方で一致しています。年間数百万台の自動車を製造するには投資と経験、人件費が必要で、アップルのように大量の資金がある企業でも自動車市場への参入は難しいというのです。


「アップルの提携交渉企業」

あわせて読みたい記事:【Apple】ヒュンダイKIAとアップルカー提携が終了した理由

アップルの提携先としては最近、フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、テスラ、ホンダ、日産、ステランティスなどさまざまな観測が出ていた。しかし、その中からアップルと提携する企業が現れそうにない。その理由とは。核心となる問題は、アップルが自動車メーカーに対して、その技術的な専門知識を共有することに前向きかどうかということ。そうした知識があれば、自動車メーカーは電気自動車や自動運転車の開発競争で大きなプラスとなる。高速通信規格「5G」やクラウドコンピューティングといったテクノロジーがそれらに円滑に統合されていくからです。しかし、共有という考えはアップルには存在していないというのが多くの自動車メーカーの見方。コメルツ銀のフラワーズ氏は「アップルは何も共有しない。アップルから得られる恩恵は唯一、数の多さだけだ」と指摘しています。技術の共有や緊密な協力を抜きにした取り引きでは、自動車メーカーは台湾の電子機器受託大手ペガトロンやフォックスコンと似た状況に陥る可能性があるのです。2社はiPhoneの組み立てを行っているが、巨額の利益は獲得していない事実があります。同じビジネスモデルを踏襲することは、主要自動車メーカーとしては避けたいというのが提携に至らない点でしょう。


「アップルの提携に関する思惑」

あわせて読みたい記事:【Clubhouse】犯罪、トラブル、情報漏洩の関連性大きく人気低下

「アップル」の提携に関する思惑についてフラワーズ氏は「フォルクスワーゲンは独自の自動運転車用ソフトウェアを開発し、基本ソフト(OS)を作り、データを制御したがっている。IT企業や同業のテスラ、今後やってくるどんな企業とも競う気だ」「そんな会社がIT企業の委託製造業者になることに同意するとは思えない」とコメント。ドイツのメッツラー銀行のアナリスト、ユルゲン・ピーパー氏も大手の自動車メーカーは失うものが多いと指摘。「アップルに門戸を開きたいとは思わないだろう」とコメント。電気自動車や自動運転車に大規模な投資の行えない、より小規模な自動車メーカーならアップルとの提携をより受け入れやすい可能性がある。複数のアナリストによると、ヒュンダイはそのサイズの会社の一つ。他にはホンダや日産、ステランティス、BMWの名前も挙がっているということです。。ピーパー氏は「BMWだったら少し違った見方をするかもしれない。『どこかの時点ではアップルの自動車産業への参入を受け入れなければいけない。もしそれが起きるなら、他の誰かが選ばれるより我々がパートナーになりたい』と言うかもしれない」とコメント。一方アップルは、委託製造業者と組むことで、ブランドや独創的な部分でのコントロールで衝突が起きる事態は避けたい。たとえばカナダの自動車部品大手マグナはメルセデス・ベンツやトヨタ、BMW、ジャガーの製造に携わっているが、独自の電気自動車の工学的な基本設計まで開発している。もし、アップルが大手のブランドの中で提携先を見つけ出せば、自動車業界の変革のスピードはさらに加速することが予想されます。


「アップルカーは5年以内には実現しない」

あわせて読みたい記事:【ポルシェ935EV仕様】Bisimoto935モビーXで登場

ブルームバーグ・ニュースによれば、アップルは最近、テスラやゼネラル・モーターズ(GM)などに対抗するため自動運転の電気自動車への取り組みを強化している。ただ、アップルは少なくとも5年以内には自動車を投入しない見込みだということです。

cimashimashimanchu