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アメリカの旧車を代表する車と言える名車「フォード・マスタング」。これまで多くの有名なカーアクション映画「ワイルドスピードシリーズ」、「60セカンズ」、「ブリット」などに登場しています。中でも初代モデルはアメリカで人気でレストモッド仕様が定番のカスタム。今回は数あるレストモッドカスタムの中で「クラシック・リクリエーションズ(Classic Recreations)社」のカスタムモデル。ポイントは、フルカーボンボディ。そして、このマスタング、「シェルビーGT500CR」というモデル名となっています。さらにこだわりポイントは、この「クラシック・リクリエーションズ社」は唯一、シェルビーから「シェルビーを名乗るクルマを作っていい」というライセンスを供与された会社なのです。
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「シェルビーGT500CR」の注目すべきポイントのボディは「フルカーボン」。このボディはやはりレストモッドを得意とするショップ、スピードコアとの提携によって製作されることになり、このボディによって軽量化できた重量は272kgということです。なお、スピードコアはこれまでにもマスタングのほか、カマロ等の魅力的なレストモッド車両を公開しています。このフルカーボンボディを製作するにあたり、「クラシック・リクリエーションズ社」はオリジナルの1967年製の「シェルビーGT500CR」のボディをスキャンして製作しているということです。そこからモールドを起こしてカーボンボディを製作したと紹介されています。
それぞれのパネルは窯に入れて焼成する「オートクレーブ」にて成形されているということです。このカーボンファイバーの織り目が「パネルをまたいでも同じ方向を向くよう」に調整されているとのことで徹底的なカスタムモデルと言えます。その製造工程については驚くべき手間がかけられているということです。この「シェルビーGT500CR」カーボンエディションは少量ながらも販売されることになり、要望があれば各パネルについて「ペイント」することも可能だそうですが、おそらくこの美しいいカーボンファイバーの織り目を隠してしまう人はいないと思われます。
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「シェルビーGT500CR」のレストモッド仕様は、走行性能についても現代の技術を用いてアップデートされています。サスペンションは「デトロイト・スピード」製、リアサスペンション形式は4リンクへ変更。ブレーキシステムはウィルウッド製が装着されています。そして、パワーユニットとして搭載されるエンジンは5.2リッター・コヨーテV8(第3世代)となっています。このパワーユニットは、スーパーチャージャーを装着させて最高出力810馬力にも達しています。組み合わされるトランスミッションは、10速AT。さらにリヤタイヤはボディの半分を占めるほど極太と感じるほど大きなタイヤ。
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「シェルビーGT500CR」のインテリアは、ルーフライナーはアルカンターラ製、ブラックレザーのシートにレッドのハーネス。
メーター類はホワイトにレッド、そして文字盤にはコブラのマーク。キッカー製のオーディオ、ケンウッド製のマルチメディアシステムも装着されている、とのことです。
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レストモッド仕様の「クラシック・リクリエーションズ(Classic Recreations)社」の「シェルビーGT500CR」の販売価格は265,000ドル、つまり邦貨換算で2800万円からとなっています。この「カーボンボディ」版である「シェルビーGT500CRカーボンエディション」の価格はもう一つ高く298,000ドル(日本円で3150万円)となっています。ただし350万円プラスでこのカーボンボディ仕様にカスタム出来るのであれば、「シェルビーGT500CRカーボンエディション」をオーダーしようと考える人がほとんど考えられています。
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この車両が公開されたのは先の2月2日のことですが、この日付は「キャロル・シェルビー」が1962年に「最初のコブラを作り始めた日」なのだそう(発表された場所も創業の地であるテキサス)。そして今回の発表においては、「キャロル・シェルビー」の孫である「アーロン・シェルビー」氏も馳せ参じ、「私の祖父は1966年にフェラーリを打ち負かし、その後まもなく祖父とフォードは”公道におけるフェラーリキラー”としてシェルビーGT500を送り出したのは知っての通りだ。その55年後にこのクルマは新しい生命を吹き込まれることになり、私はクラシック・リクリエーションズを誇りに思う」とコメントしています。