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お笑い芸人の「テンダラー浜本」さん。以前から旧車好きで旧車芸人としても有名な方ですが、今回はインターネット上でも「超貴重なモデルでは?」とか、「渋い愛車に乗っている」と話題になっているようです。それで今回は、「テンダラー浜本」さんがどのような旧車を愛車として乗っておられるのか注目です。
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「テンダラー浜本」さんは、以前、父が乗っていた「日産・フェアレディZ」の2台目モデルの「S130型:フェアレディZ2000」の3AT仕様、カラーはワインレッドで同じ仕様の個体を偶然、インターネットで見つけ購入して乗っていました。「テンダラー浜本」さんがおっしゃっていましたが、渋滞の原因となる程に遅いクルマだったようです。その後、京都の仕事に向かう際にインターネットで見つけた現在の愛車に出会い購入されたそうです。
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その現在の愛車が「日産・スカイライン(KGC110型:ケンメリ)」。「ケンメリ・ヨンメリ」の愛称で今でもファンを魅了し続けている4代目となる「C110系型:スカイライン」シリーズは、デビューから伝説となった「スカイライン」、悲劇の「スカイライン」などとも呼ばれるスカイラインです。デビューとなったのは、1972年9月のことでした。「GT-R」は希少価値、参戦することのなかったモータースポーツ、それでいながら先代モデルのすでに伝説となっていた「ハコスカGT-R」に搭載されていた「S20エンジン」を搭載などによって、ファンを魅了していったモデルでした。
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「ケンメリ・ヨンメリ」として今でも親しまれているC110型の通称は、広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」が由来となっています。これは、先代モデルのC10型の時代に展開された「愛のスカイライン」キャンペーンを継承、発展させたものでした。「ハコスカ」時代の「愛のスカイライン」のキャッチコピーも引き続き使用されましたこのCMの内容としては、若い男女のカップルがスカイラインに乗り、日本各地を旅するというシリーズもののCMで、この二人の名がケンとメリーでした。性能の高さや、レースでの栄光といった旧来のスカイラインの硬派なイメージとは異なるソフトなイメージのCMシリーズであったものの社会現象と呼べるまでの人気となりました。そして、「ヨンメリ」については4ドアセダンは「ヨンメリ」と呼ばれており、これは、「4(ヨン)枚(ドア)のケンメリ」の略となっています。
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ホワイトのボディカラーで「GT-R」仕様となっています。当時では上級モデルにしか採用されていなかったパワーウィンドウ、後付けクーラーが装備されています。またパワーウィンドウも後付けされているようです。「テンダラー浜本」さんの「ケンメリ・スカイライン」のグレードは「スカイライン2000GT-X」。
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超希少車として伝説的な存在となっているのが「ケンメリGT-R」。このモデルは、4代目スカイライン(C110型)の2ドアハードトップ2000GTをベースに1973年1月から4月の3か月のみ「2000GT-R」として販売されました。
GT系と比較して、専用ラジエータグリル、前後オーバーフェンダー、リアスポイラーを装備するほか、先代では標準でなかったラジオが標準装備とされています。エンジンは先代同様S20型エンジンが採用されています。しかし、使用されていたS20型エンジンが昭和48年排出ガス規制に適合しなくなったため、レースカーもコンセプトカーが発表されたのみで実際のレースへ参加することはなしに3か月後の4月末をもってわずか197台だけで生産・販売が終了した悲劇の「R」ともいわれています。
この少ない生産台数についてはS20型エンジンの在庫処理のためという説もありますが、排ガス規制の問題や日産の経営状況、モータースポーツでの活躍が困難など多くの説があるようです。総生産台数は197台、うち195台が市販されたとされています。またエンジンは、「ハコスカGT-R」と変更されていないものの、燃料タンクが100リットルから55リットルとほぼ半減しています。
サスペンションシステムに関しては、リアにスタビライザーが装備され、マスターバック付き4輪ディスクブレーキが装備されています。車体は全長で130mm、全幅で30mm、ホイールベースで40mm拡大されており、GT系と違いオーバーフェンダーが前後に装備されています。これらの装備を足されたことでトータル45kgの重量増となりました。なお、後に現行型の日産・GT-Rまで踏襲されている丸型4灯のテールランプはこの代から採用されています。