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海外市場でも超高額取引されているスバルが世界限定400台のみ販売した希少モデルである「スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)」ですが、日本市場では約1,000万円ほどにて販売されているプレミアマシン。今回、海を渡った輸出モデル中古車が日本以上に高額で取り引きされていることが明らかになりました。まず、「スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)」が発売された経緯としては1998年3月、「スバル」はブランド誕生40周年と、3年連続でのWRCマニュファクチャラーズ・タイトル獲得を記念して「スバル・インプレッサWRX STi」の限定バージョンとして「インプレッサ22B STiバージョン」を400台限定生産ということで発表しました。
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今回、明らかになった個体はイギリス・ノーフォークの「Appreciatin Classics」にて販売されています。この個体は、1998年式で1オーナーのみ、改造などは一切されていないフルノーマル仕様で、さらにオリジナルのフロアマットやリヤシート上のオリジナルプラスチック、キックプレートプロテクト、そしてボディカラーは当時の定番でもあったソニックブルーマイカにて塗装された一台となります。またオーナーの情報によれば、運転したのは僅か2~3回ほどで(走行距離は436km)、それ以外はバッテリー上がりを防ぐために定期的にエンジンをかけている程度とのことです。但し、経年劣化する部品については正規ディーラーから取り寄せて交換しているとのことで、この辺りは一切抜かりなく大事に管理。
なお、22Bのボディパネルについては、リヤフェンダーのホワイトボディのリヤクォーターパネルを一度切断した後にブリスターフェンダーのパネルを溶接するという非常に手の込んだ作業(しかも全て純正)がこの一台に組み込まれているため、現在では考えられない程にスバルの強い想い(完全に採算度外視)と魂が込められた一台となっています。足元には、VAB型のWRX STI”ファイナル・エディション”に繋ぐゴールドカラーのBBS社製鍛造アルミホイールを装着。ブレーキキャリパーはレッドにペイント。さらに足回りについては、四輪全てに大口径ディスクを備え、フロントに4ピストンキャリパー、リヤに2ピストンキャリパーを装着しています。
エンジン関連においても、巨大なターボチャージャーや鍛造ピストン、ナトリウム充填エキゾーストバルブ、吸気バルブを採用することで強烈なパワーを発揮できるEJ20型エンジンを搭載。シャーシ性能に余裕を持たせたうえでエンジンをボアアップすることで、排気量を2.2Lに拡大した水平対向4気筒エンジンを採用。最高出力は当時の自主規制である280psを維持しながらも、最大トルクは363Nmを発揮。
インテリアはシートは非常にタイトなブラックとブルーのスポーツタイプです。
これらのコンクールコンディションの個体はイギリスの中古車市場では約4,000万円ほどで販売されていることが明らかとなっています。