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【西部警察】スズキ・カタナ、GSシリーズなど登場バイクのスペック
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1980年代の刑事ドラマを振り返る上で「西部警察」は欠かすことが出来ないTVドラマです。しかも、登場する特殊車両は、「スカイライン」シリーズや「フェアレディZ」、「ガゼール」などの当時の人気モデルばかりが登場しています。今回は、西部警察に登場する「バイク」に注目してみたいと思います。
「スズキ・GS650G」
登場するバイクとして「スズキ・GS650G」を挙げることが出来ます。この車両は「西部警察 PART-I」の第110話から使用されたバイクです(特機隊用は第109話から登場しています)。さらに「鳩村」用のバイクは黒にリペイント(特機隊用はシルバーのまま)され、ハンドルが交換されています。「西部警察 PART-II:第3話」からは「スズキ・カタナ」に乗り換えているものの、第5話などの回想シーンでも使用されています。なお、同時期に白バイ仕様も登場していました。
「スズキ・GSX750サイドカー」
「西部警察 正月スペシャル」で「スズキ・カタナ」の代わりに鳩村が使用した車両が「スズキ・GSX750E(E4)サイドカー」でした。外装は白にリペイントされ、車体左側にサイドカーを取り付けられていました。そして、サイドカー後部にパトライトを装備していたのが特徴です。また、このサイドカーには主に平尾が乗車していました。さらに、「西部警察 PART-III:第60話」では北条が使用しています。
「スズキ・GSX1100S KATANA」
最も有名なバイクのモデルである「スズキ・カタナ(スズキ・GSX1100S KATANA)」も登場していました。「西部警察 PART-II」から使用された「鳩村専用」のバイクとして活躍しています。オリジナルのカラーリングとは一線を画し、鳩村演ずる「舘ひろし」氏の指定により、黒を基調とするものにリペイントされているのが特徴です。
「西部警察 PART-III」の終盤(第60話)で大破炎上し殉職となりました。その後は後述の「カタナR」にその座を譲ることになりました。設定上は750ccです。
カスタマイズが施されているのは、フロントウインカーとマフラー・テールカウルは社外品へ変更されており、サイドミラーも外されていました。また「西部警察 PART-II:第40話終盤」では、負傷した鳩村の代わりに大門が使用していました。
「スズキ・カタナR(GSX1100S KATANA改)」
「スズキ・カタナR」とは、「スズキ・カタナ(GSX1100S KATANA)」をベースモデルとしてカスタムした車両で、鳩村専用だった「スズキ・カタナ(GSX1100S KATANA)」が大破したために鳩村が乗り換えたバイクでした。「西部警察 PART-III」の第60話から最終回スペシャルまでの計10話分のみの登場した車両でした。後年に発売された市販車ではなく、ロケ用オリジナル改造車として活躍しました。レース出場用として製作していたものを警察車両に転用した車両という特別なマシンでした。
使用していた「舘ひろし」氏によれば、大門団長の「渡」氏らが劇中で運転する車は「スーパーZ(S130Z)」、「マシンRS(スカイラインRS/R30)などの改造車ばかりであるのに、自分が劇中で使用するオリジナルの「スズキ・カタナ」は本来自分の好みではなかったため、好みのカフェレーサータイプのものに改造したくなり、スタッフに頼み込んでいたところ、番組終盤になってようやくOKが出て、この改造車の登場が実現したとのことです。デザインにも「舘ひろし」氏の好みが相当に反映されているということです。エンジンは、元々レース用としてチューンアップされたため、公道用にデチューンされたようです。エンジンの他、パワーアップに対処するため、大型オイルクーラーへ換装すると共にサスペンションとフレームを強化しています。エンジンの最高出力は170ps。最高時速270km、ゼロヨンタイム10秒という仕様のようです。前照灯脇に赤色点滅灯を備え、鳩村用バイクとしては唯一緊急走行が可能(前身の巽刑事が乗っていたハーレーダビッドソンは、「西部警察 PART-I:第30話でパトライトを装着しサイレンを鳴らしていました)。
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